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トンデモ話は奥で繋がる(164) 24.7.4

トンデモ話は奥で繋がる 「第164夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪復活と再臨 ⑤≫
 
 ★ 宇宙大師

 まず、前夜でいきなり繰り広げられている、独自用語の理解(?)
が必要かと思いますので、同書の中でA氏が《魂の進化》について
述べている部分を少し抜書きして見ましょう。

 その説明の中で、イエス・キリストは、全宇宙の《魂の進化》を司る
《宇宙大使》の1人であり、地球の魂を救済するために降り立った
のだとされています。

 「 シャンバラに入るには、一般に魂が第1イルミネーシ
  ョン、すなわち、魂の最初の《大光輝状態》に達してい
  ることが必要になる。魂が肉体脱出で霊的9次元に上
   昇し、神の光を見る状態だ。

   魂がさらに進化を遂げて、神の光そのものになると、
  意識が地球大に拡がり、魂は最後の《大光輝状態》を
  味わう。これが第3イルミネーション、すなわち、最高
  の神我一体境になる。

   さそり座の主星アンタレスにある《宇宙聖白色同胞
  団》
の宇宙大師千人は、全員、第3の完全な最終大
  光輝を得ている。

   イエス・キリストは、宇宙聖白色同胞団の千人の宇
  宙大師の1人で、地球を救済するために到来した宇宙
  《救世主》
だった。

   彼等宇宙大師は、宇宙聖白色同胞団からそれぞれ
  異なる任務を授かり、様々な天体の聖白色同胞団で
  働くと言う。

   宇宙聖白色同胞団の本部、さそり座アンタレスには、
  宇宙大師の無限の創造力が創り出した様々な建物
  建ち並び、あらゆる星のあらゆる発明品・知識が蓄え
  られている。

   もし、ある星が何らかの進化過程に達すると、巨大
  な倉庫に蓄えられている知識が、その星に発明・発見
  のインスピレーション
として与えられる。
  (…中略…)

  (宇宙大使の)地球への出現は、必ずしも《誕生》とい
  う形を取る必要は無い
。瞬間的にその星に合った《体》
  を出現させることが可能だという。

   中央白色大寺院には、地球聖白色同胞団の144人
  の大師が集まる会議室の他、13名の高位の大師から
  成る最高議会がある。
 (…中略…)

   最高議会や大会議は、人類を霊的に向上させ、同時
  に科学を高度に進化させて、人類の福祉と平和の向上
  に資する政策を種々計画している。」

  (海野光彦『光シャンバラから誕生する超人類の謎』pp54-56
  《徳間書店・5次元文庫》より抜粋転載)
 

 ★ 宇宙聖白色同胞団   

 説明によれば《第1イルミネーション》とは《肉体》を脱した状態で、
《第3イルミネーション》では意識が地球大に拡がるのだと言います。

 イエス・キリストは、シャンバラに移った25歳で第3の状態に至った
と言いますが、この状態は、第148~149夜でお話しした、古代ア
トランティス人の見霊能力
に似ています。

 シュタイナーによれば、しかるべき秘儀の方法に従えば、地球上で
もこうした状態を経験することは可能であり、この説明だけで、《最高
の神我一体境》と言うには物足らない
気がします。

 なおかつ、キリストが人類に示そうとしたのは《肉体》を持ったまま、
自我が《宇宙の意識》と自在に繋がる
こととしていますので、この
部分ではシュタイナーのキリスト観とは異なっています。

 さて、そのイエス・キリストは宇宙聖白色同胞団に属する144人の
大師の1人であり、さらに13名の高位の大師からなる最高議会
あるとしています。

 彼等の名称について、誰が決めたのだかよくわかりませんが、この
組織の役割を見ると、以前第七十七夜でお話ししたプレアデス・メ
ッセージの8次元
の内容に近い感じがします。

 この8次元については、以前小生が告白したとおり、にわかに理解
することが出来ない
ので、取りあえず書いておいた『知性の会議の
場』
に当たるものです。

 また、宇宙聖白色同胞団の本部である《さそり座アンタレス》には、
発明や発見の蓄積場所としての建物があるとしていますが、これ
に似たものとして『アルシオネの図書館』があります。

 「 これから、アルシオネの図書館の中心にある円形の
  ガイア神殿をご紹介しましょう。我々(プレアデス人)
  が地球を研究している場所です。

   ガイアの神殿は大きな白い大理石のドームに覆われ、
  内部は金色の縞大理石を敷き詰めた巨大な円形の部
  屋で、周囲を水路が一巡りしています。
 (…中略…)

   これが、アルシオネの中核に永遠に存在する精妙な
  神殿であり、あなた方の太陽の中核とよく似ています。
  恒星の中核には様々な世界の概念が含まれています

   …このように想像してください。惑星や恒星の中核は
  宇宙で最も濃密な知性であり、どれにも記録図書館の
  全てが含まれています。 」
 
  (バーバラ・ハンド・クロウ『プレアデス 銀河の夜明け』
  pp331-332《太陽出版(高橋裕子・邦訳)》より転載)


 実は上記の部分については、プレアデス・メッセージの章中では、
あえて割愛していた部分でもあります。しかし、こうして読み比べて
見ると、かなり類似性が感じられます。

 ただし、以前に小生が掲載しなかったように、質的なものを超越
する次元の説明としては
、大理石のドームや水路など、まるで地球
上の平凡な施設に似た《即物的》なものに感じられるのです。
 
 また場所についても、こちらはフォトン・ベルトの回転軸の中心星
アルシオネ
の中にあるとしています。必ずしも同じものを指していると
は限りませんが、この食い違いも気になる所です。

 彼等の役割が《人類の福祉と平和の向上に資する政策の計画》
というのも、いかにも紋切り型な、当たり障りのない表現のように感じら
れます。

 また、そのために科学を高度に発展させるとしていますが、シュタ
イナーの説では、これらは一方で古代の見霊能力を衰退させるもの
でした。

 また、進歩の程度に合わせ科学的なインスピレーションを与える
と言いますが、原子力利用のようなものは福祉と平和に役立っている
とは思えません。

 この辺りの矛盾点について、もう少し説明が必要かと思いますし、全
体的に、自らの指導者的立場を示さんとする意図を感じてしまいま
す。

 この点では、以前第八十夜以降でお話しした『アトランティスから
のスピリチュアル・ヒーリング』
のような、様々な実験の一つと考え
た方がよいのではないかと感じます。

 ★ 行動の物足らなさ
 
 前夜でイエス・キリストの、宇宙聖白色同胞団から地上への誕生
や帰還
についても引用しましたが、その方法についても今ひとつ整
合性がありません。

 まず、瞬間的にその星に合った《体》を出現させられるのであれ
ば、何故わざわざ《肉体》を持った状態で地球に生まれ、僅か11
歳でまたそこから脱する
必要があったのでしょう。

 また、最終的にアストラル体を脱するのは、第136夜での話と
符合していますが、燃焼して物質体を残すのであれば、アストラル
体も肉体とそれ程かわらないように思えてしまいます。

 その間、磔刑の前はひたすら《修行》、その後はひたすら《教
えを説いた》
としていますが、その部分だけならばイエス・キリストも
仏陀を初めとする数々の伝道者と何ら変わりません

 ただ一点《復活》を遂げたことのみが違うわけですが、ここでの記
述は何かマジックショーでも見ているようで、その行為の重さが伝
わってきません。

 一方、以前の第129夜の話では、シャンバラはエーテル界にあっ
て、そこからレムリア人やアトランティス人を指導したとあり、この
辺りはほぼ一致しています。

 しかし、その後イエス・キリストは闇の勢力によって殺された
とになっています。つまり、ゴルゴダの刑死がイエスの意思によ
るものか否か
という差が生じています。

 以上、あれこれケチをつけてきましたが、これらは、その必然性に
ついて十分な説明がないまま
、ブラバッキー夫人の創設した神智
において、ほぼそのままの形で認められているものです。
 
 そして第137夜でお話ししたように、これらの非科学的な態度
そが、シュタイナーを神智学から決別させ、孤高の位置から新た
人智学を語り始めさせた違いでもあるのです。

 それではシュタイナーは、どのようにシャンバラとイエス・キ
リストをとらえているのか、次回第165夜から入っていきます。


( 追伸 )

 中曽根君、我々にも君の戯言の世界とは
決別する時が来ている。

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握力は小学生よりない力なし。ひっそりとこのシャバの片隅でモーニングを食べている凡人です。猫、鳥、虫等、とやり合いながら暮らしています。

るんるうん

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またの名はクマネルです。ふしぎなことが好きです。着物も好きです。

たまに、魚を捌きます。猫におしっこをかけられたこともありますし、珍しい体験もあります。

たまに-クッテネル-が記事を書きます。そちらもよろしく。

いつのまにか歳をとりました。

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