トンデモ話は奥で繋がる(149) 24.3.13

トンデモ話は奥で繋がる 「第149夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪キリスト衝動 ③≫
 
 ★ 古代の秘儀

 アトランティスの大多数の人々の見霊能力が衰える中、秘儀によって霊界と
の繋がりを維持することが出来た者も少数はいました。しかし彼らもまた、現在
のような繋がり方とは
違っていたのです。

 「 今日の魂は、自分の内部に留まり続けながら、全く自由に、自
  分自身の基準に従って、霊的直感を持つことが出来るのですが、

   キリスト以前の古代人の魂は、本質的にそうなることが出来ず、
  秘儀の聖域で受け取った基準に従わなければなりませんでした。
  (…中略…)

   秘儀参入を志す者の魂は、祭祀達による外的な手続きによっ
  て、身体から解放されました。その時、秘儀参入を志す者は、一
  定の時間、眠りに似た状態に置かれたのです。

   しかし、その状態は睡眠状態だったのではありません。霊的に
  見ると、睡眠中、人間の外的な身体はベッドに横たわり、本来の
  霊的=魂的な本性は身体から離れています。

   しかしその時、霊的=魂敵な本性の内的な核心部分は、集中
  力を失って、無意識状態になっています。ですから霊的=魂的
  な核心の周りには、闇が拡がっているのです。

   古代の秘儀の場で、人間の魂に対して行う手続きは、既に秘
  儀に参入した、別の進歩した人物達によって、この魂を一種の
  睡眠状態に置くことにあったのですが、

   しかし、同時にこの魂の内的な力、内的な働きは研ぎ澄まさ
  れ、強化されていました。身体は死に似た睡眠状態に置かれま
  したが、その間、魂は霊界を観ていたのです。

   そして意識的に睡眠生活を営む中で、自分は霊界の市民であ
  る、と確信できたのです。

   こうして、しばらくしてから再び通常の人間状態に戻されますと、
  その魂は、身体の外で知覚したことを思い出します。この魂は
  言する霊
となって、民衆の前に立ち、霊界の存在と、人間の永遠
  の存続とを証言するのです。

   この魂は、こうして霊界での生活に関与することが出来たので
  す。秘儀の中では、長い人生において遵守すべき規則が与えら
  れましたが、このことが古代の秘儀の場での導師達による最後
  の行為だったのです。

 (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクション5(イエスを語る)』pp354-355  
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)
 

 つまり現代人は、自我を体内に留めたまま、覚醒した状態で見霊能力を働
かせることが出来るのに対して、古代の人類は《死に似た睡眠状態》、魂と肉
体が離れた状態
でしか、その能力を得られなかったということです。

 そして、後に詳しく述べることになりますが、冒頭の文が示しているとおり、
《キリストの秘儀》こそ、その分岐点となった出来事ということになります。

 秘儀がどのように行われたのかは示されていませんが、古代文明、とりわけ魂
の不滅の思想を色濃く残しているエジプト文明では、実際そのような秘儀が日
常的に行われ、数々の預言がなされていたのでしょう。

 古代人のこのような交霊について、《睡眠生活》という、矛盾をはらんだような
言葉も出てきますが、これ等はエドガー・ケイシーの交霊法を思い出させます。
彼こそ、古代的な見霊能力をそのまま得ていたのでは無いでしょうか。 

 ★ ヨーガこそ太陽生命の知覚

 それでは、いったんアトランティス時代の記述に戻ります。前夜でお話ししたよ
うに、時代が後期に進むに連れ、太陽からのエーテル元素を知覚する能力は、
特定の者しか維持することが出来なくなっていきます。

 しかし同時に、我々が精神文化を発達させるためには、この過程が必要でもあ
ったのです。この2つの矛盾した叡智は、それぞれ別の担い手達によって、代々
伝承されてゆくことになります。

 「 古い見霊能力の喪失とともに、この(=太陽からの宇宙ハーモニー
  と生命エーテル)知覚への門
は閉じられました。そして、それと共に、
  次第に別の能力が生じました。

   それは《知の内的な力》であり、《認識の内的な力》です。この力に
  よって、人々は内省し、思索にふけることを学びました。

   現在の私達が、覚醒時の生活の中で、物質界の諸事情について考
  え
を巡らし、本来の内的生活を発達させることが出来るのは、古い見
  霊能力を喪失した結果なのです。

   現在の人間の内面生活は、感情、感覚、思考、想像力によって、私
  達の文化を創造することが出来ましたが、そのような創造力は、アト
  ランティス初期にはまだ無かったのです。
  (…中略…)

   人が自分を、自我存在であると感じるようになるに連れて、宇宙を
  貫き流れる神的な生命エーテルを知覚することが出来なくなりました
  
   地上の存在となった人間は、直接太陽から射してくる《生命》をも
  はや知覚出来ず、生命を自分の中にしか生き生きと感じられなくなり
  ました。
  (…中略…)

   太陽の霊的な作用が、人間の中に働きかけられなくなると、その代
  わりに人間の内面生活は、ますます花を開かせました。
  …………………………………………………………………………………

   《ヨーガ》によって、太陽の作用を直接知覚出来るまでに、人間が
  いわば通常の生活形態に反して、霊的な能力を発達させることが出
  来たのは、聖なる秘儀の参入者だけでした。

   アトランティス時代の後半期になると、《神託地》にふさわしい場所
  が、アトランティス大陸内の各地に現れました。

   音響エーテルと生命エーテルの直接の作用を、もはや知覚出来な
  くなっていた人々の中から、聖なる叡智を学ぶ者達が選ばれ、

   単なる感覚的な知覚を制禦することによって、音響エーテルと生命
  エーテルの啓示を知ることを学びました。そして、この能力は、後ア
  トランティス時代にも維持され続けました。」

 (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクション5(イエスを語る)』pp72-75
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)


 《ヨーガ》と言えば、スピリチュアリズムを白眼視する人でさえ、健康法の一つと
見做すほど、すっかり市民権を得た感じがありますが、驚くことに本来は、《オカ
ルト的能力》を後世に伝える手段
として始まったものなのです。

 ★ アフラ・マズダーとは

 その後のアトランティスの叡智のゆくえについては、以前にもバーバラのリーデ
ィング
の内容として、第八十五夜以降でお話ししましたが、シュタイナーも同じよう
な伝承について口述しています。

 もっともシュタイナーの場合は、現代に繋がる見霊能力が、どのような経緯で
受け継がれて来たか
に視点があり、その意味では、第130夜でお話しした、ミト
ラ神学とほぼ一致した経緯を示しています。

 ただし、シュタイナーの場合は、単なる古代宗教の伝承話としてではなく、今まで
にお話しして来た人間の4つの体―肉体、エーテル体、アストラル体そして自我
との関わり方
が常に論じられて来ます。
……………………………………………………………………………………………
 古アトランティス人の見霊能力―太陽からの霊的な作用である音響エーテル
と生命エーテルの啓示を知覚する力
は、まずイラン民族の祭司ゾロアスター
受け継がれます。

 ちなみに《ゾロアスター》については、私達が歴史の授業で教えられているゾロア
スター教の創始者
ダレイオス王の時代のゾロアスターとは全く違う存在であり、
古代ギリシア人がトロイア戦争の5千年前に想定していた人物とされます。

 「 ゾロアスターは太古の時代(アトランティス大陸の没落直後)に、
  秘儀の聖域から持ち出してきた財宝でイラン民族を育てました。

   外的文化を人間の精神力によって生み出そうとする衝動を持っ
  た民族に育てたのです。
  (…中略…)

   ゾロアスターは、外なる太陽の光体が、高次の霊的存在の外な
  る可視体であることを、人々が洞察できる道を開いたのです。

   彼はこの高次の霊的存在を、人間の小さなオーラとは反対の、
  《大きなオーラ(=アフラ・マズダー)》と呼びました。

   ゾロアスターがこの言葉で示唆しようとしたのは、

   《今はまだ遥か遠くに存在するこのアフラ・マズダーが、い
    つかは地上に降臨して、人類の進化のために自分の実体
    を大地と結びつけ
、人類に作用を及ぼし続けるであろう》

  ということでした。こうしてゾロアスターは、後にキリストとな
  って地上に生きた《本性》
を、この人々に示したのです。

   ゾロアスターは、これによって非常に重大な行為を達成しま
  した。後アトランティス期の新しい《神を失った人類》が霊的な
  ものに昇っていけるようにしたのです

 
   物質界に降りてきた人間が、精神力で霊的なものに到る
  とが出来るようにしたのです。

   古代インド人ヨーガを修行することで《古い霊性》を再び獲
  得しました。しかし《新しい道》はゾロアスターによって、人々に
  示されたのです。」

 (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクション5(イエスを語る)』pp32-33
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)


 アフラ・マズダーと言えば、小生も昔、高校の倫理社会の時間にアーリマン
と対抗するものとして、漠然と教えられた記憶がありますが、実は《キリストの
本性》
なのです。(何故《本性》なのかは後に説明します。)

 今ではゾロアスター教と言えば、一般には《特異な神を持つ拝火教》のよう
に思われていますが、これも歴史上のゾロアスターによって、歪められた歴
の一つであり、そもそもキリストの霊性を示す教えだったのです。

 そして我々は、《ヨーガ》を極めることによって霊性に到る《古い道》の他に、
将来キリストが示すであろう、精神力によって到る《新しい道》があることを知る
ことになるのです。

 しかし、そのキリストが一般の《肉体》に受肉するこては、それ程たやすい
ことではなかったのだと、シュタイナーの話は続いてゆきます。

 次回第150夜からはそこに到るまでについてお話しします。

( 追伸 )

 中曽根君、君にも《過ちを認める》という
新しい道があるはずなのだが…。

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