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トンデモ話は奥で繋がる(146) 24.2.19

トンデモ話は奥で繋がる 「第146夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪輪廻転生 ⑯≫
 
 ★ 記憶の第二・7年期

 「第二・7年期」の7~15・6歳になると、ようやく「エーテル体」が《莢》から抜
け出て
来ます。エーテル体の成長には、単なる模倣ではなく、子どもにとって英
雄的な「価値ある具体的な手本」が必要とされます。

 何故なら、この時期にはまだ「アストラル体」は《莢》の中にあり、正義とか道徳と
いった抽象的な概念で行動する能力は、まだ発現されておらず、具体的な行動
でそれを体現する人物に「権威」を感じて付き従うからです。

縮輪廻 

   
    ( 西平直『シュタイナー入門』p129《講談社現代新書》より転載)

 また「エーテル体」の発育に伴い、その時期の子ども達は、特定の気質や習
を持つようになります。仮にそれが誤っている場合、単に警告を発しても「アス
トラル体」の発現されていない体は受け止めることが出来ません。

 そうした場合には、物語や比喩を用いて、そのような考え方や行動を持った人
物が、現実にどんな目に遭うのか、具体的に示してやることが必要だと言いま
す。

 「 思考の本来の姿である、抽象概念による内的作業は、第二・
  7年期の子どもには、まだ控えておかなければならない。それ
  は、外から影響されてでは無く、いわば自ずから生じるのでな
  ければならない。

   7歳から思春期に至る時期の魂は、人生や神秘な自然を、
  比喩と形象を通して受け入れる。この時期の思考は、思考以外
  の魂の諸体験の中で、次第に成長していかなければならない。

   そのようにして判断力を次第に成熟させ、思春期を過ぎた頃
  になって、生きることと認識することとに関して、完全に独立
  した自分の意見が持てる様にならなければならない。」

 (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクションⅠ(子どもの教育)』p61 
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)

 そして、この時期に何よりも優先して育てられるべきものは「記憶力」です。
そしてこの時期には、例えその段階では「知的に理解できないもの」であっ
ても、「記憶」を優先させる
べきものがいくつかあると言います。

 例えば、詩的な文章などは、たとえその全体が理解できなくとも、その語彙
の持つ響きやアクセント
として記憶に刻み、また掛け算の九九のようなもの
は、考える事より先に暗記すべき時期なのです。

 「 子どもは文法規則を知的に理解しないでも、言語を自由に話
  すことができる。

   同様に、子どもは、後にならなければ、概念的に理解できな
  いような事柄をも、記憶力を働かせて予め学んでおく必要があ
  る。

   それどころか、純粋に記憶だけで身につけておいたものこそ、
  後になって最上の仕方で、概念的に把握することができるので
  ある。

   …理解できない内容を記憶させるのは良くないという批難は、
  唯物論的な偏見に過ぎない。…後になって、概念によって把握
  できるように、予め記憶に刻印づけておく事が、子どもにとっ
  ては大切なのである。」

 (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクションⅠ(子どもの教育)』pp54-55  
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)
   
 ★ 真の意味での成・人・式
 
 そして思春期を迎える「第三・7年期」、「アストラル体」が《莢》から抜け
出て
来ます。この時期になって初めて、人間はこれまで学んで来た事柄につい
て、自分で判断を下せるようになります。

 「 あまりに早い時期から、自主的な判断をさせようとするくらい、
  人間に悪い影響を与えるものは無い。

   自分自身の中に、まず判断や比較のための材料を十分に貯
  えた時、初めて人間は判断を下すことができる。

   それ以前に自主的な判断をしようとしても、そのための基礎
  が欠けているのである。
  (…中略…)

   それ故、思春期以前の子どもは、事物についてのどんな理
  論からも守られていなければならない。

   そして、日々の諸体験を魂の中に受け入れることに、主要な
  価値が置かれなければならない。
  …………………………………………………………………………

   模倣する存在だった時の人間は、体の中に、魂に必要な力を
  貯えました。その力によって、第二・7年期になると、道徳感情、
  共感、反感の力
が育ってきました。
 
   そして、第三・7年期に、子どもはのびのびと個性を生かしな
  がら、つまり自分の知性で道徳的な判断を下せるようになるの
  です。ちょうど太陽の光に応じて植物が花を開き、実を結ぶよ
  うにです。

   第一・7年期の《体》第二・7年期の《心》の中で、道徳
  のために用意されたものが、ちょうど植物の実が稔るように、
  自由に人生を生きるために目覚めるのです。」

     (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクションⅠ(子どもの教育)』
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)


 こうして、3つの体を生育させた私達は、20歳前後にして《自我》を脱皮させ、
文字通り《成人》するのです。現代の《成人式》はシュタイナーから見れば、まさ
しく理にかなった儀式となるでしょう。

 ここまででようやく、西平氏のサイクル最深部に達します。つまりここから
の年月こそ、4つの体が全て機能した本来の人間としての人生を歩み始める
ことになるのです。

 無論、それまでに若くして夭折した魂もあります。しかし、それらの魂は、成
人後に死の門をくぐった魂よりも、それぞれの体が霊界でより多くの霊的な力
へと変換され、来世で大きな仕事を成し遂げる者が多いとも述べています。

 ★ 老化と4つの体

 さて、サイクル図が示すように、人生の後半に差し掛かると、再び4つの体が、
順に成長とは逆の変化を始めるのだといいます。ただし、この部分については、
シュタイナーは多くを語っていないと西平氏は言います。

 「 ところが、その時期が過ぎた頃から、シュタイナーの話では、
  《発達》の視点がぼやけてきて、成人期・老年期に当たる時期
  の説明がない。
 
   ごくわずか、
  《人生の後半生は、前半生を遡るようにたどり直す》
  とか、

   或いは、
  《前半とは逆の順序で、アストラル体がエーテル体から養分を
   とり
始め、次いでエーテル体が物質体から養分を取るように
   なり、それが、老年期における物質体の衰えと関連する》
  という程度である。

   それは、例えば、幼年期の詳しい説明と比べて見れば、物足
  らないものである。何故シュタイナーは、人生後半について十
  分論じなかったのか。

   彼がもう少し長生きしていれば、いずれは論じたことなのか。
   それとも、その理論の枠組みからして、展開しにくい領域だ
  ったのか。或いは、本当は老いや衰えの内に、前半とは異なる
  独自の価値を見ていたのか
。」

span style="color: #9900ff"> (西平直『シュタイナー入門』p131《講談社現代新書》より転載)


 西平氏の図にもあるように、成人期以降の4つの体について、僅かに述べ
られているのは、まず《アストラル体》が《エーテル体》の養分を奪い、その
《エーテル体》が《物質体》の養分を奪うということぐらいです。

 しかし、これだけでも、人間の《老化》について、随分興味深いことが語られ
ているように感じますので、以下、小生の独断による考察を加えてみようと思
います。

 まず、第二・7年期に《アストラル体》が《エーテル体》に与えた成長力
取り返すように書かれています。

 小生は、この力こそ、第136夜でお話しした《意志する感情》の元になる
力ではないかと思います。つまり、死の門をくぐった後の、霊界での生活の
ための準備
を始めるのです。

 そして、その代償として《エーテル体》の能力が奪われます。その主た
るものは、《新しい環境への適応力》《新しい事柄の記憶力》でしょう。
まさに精神活動の《老化》の始まりを示すものです。

 次いで、第一・7年期に《肉体》の成長をサポートしてきた《エーテル体》が、
《肉体》に与えた成長力
を、同じように取り返すと書かれています。

 これが、第135夜でお話しした《過去の記憶=思い出のタブロー》にな
るべき力と《身体的な活力》ではないかと小生は思います。この時点で肉体
的な《老化》と、過去の記憶の喪失
が始まるわけです。

 こうして、それぞれの体は、誕生以前にそれぞれ独立していた状態に還
ってゆくべく、死の門をくぐる準備を始めてゆくのだと、小生は思います。まさ
に見事な《4つの体のサイクル》がこうして完成するのです。

 さて、次回第147夜からは、シュタイナーのキリスト観へと話を進
める予定です。

( 追伸 )

 中曽根君、君には是非「本当のことをしゃべって
しまう」老化が訪れて欲しいものだね。

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プロフィール

工芸美術をやっています。2017年からスペイン語の試験を受けています。が、ドンキホーテはいまだに完読できていません。握力は小学生よりない力なし。ひっそりとこのシャバの片隅でモーニングを食べている凡人です。

るんるうん

Author:るんるうん
またの名はクマネルです。ふしぎなことが好きです。着物も好きです。

たまに、魚を捌きます。猫におしっこをかけられたこともありますし、珍しい体験もあります。

たまに-クッテネル-が記事を書きます。そちらもよろしく。

いつのまにか歳をとりました。

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