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トンデモ話は奥で繋がる(141) 24.1.14

トンデモ話は奥で繋がる 「第141夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪輪廻転生 ⑪≫
 
 ★ 宇宙の真夜中

 こうして私達は、次第に《霊的環境》を照らし出す創造的な魂の力を失ってい
き、ついには全くその力を失います。もはや、外的には全くの暗闇となった状態
をシュタイナーは《宇宙の真夜中》と呼んでいます。

 「 そして私が《宇宙の真夜中》と述べた、死から新しい誕生までの
  人生における、あの中間点に到ります。

   その時人間は、最も力強い内面生活を持つようになっているの
        ですが、しかし外なる霊界に照明を当てることの出来る創造的
   な魂の力をもはや持っていません。

    無限の宇宙は私達の内部から内的・霊的に私達を満たしてく
   れるのですが、しかし私達は自分の存在以外のことは何も知る
   ことができずにいるのです。」

   (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーの死者の書』p191  
  《ちくま文芸文庫(高橋巌訳)》より抜粋転載)


 すると、我々の中に、今までどおり《外界》が欲しいという願望が起こると彼は
言います。前夜でも述べたとおり、これは極めて自然な感情でしょう。暗闇にた
った一人、永遠に存在することなど、凡人にはできないのです。

 ただし、受動的に体験できる今までの《外界》はもはやありません。しかし、我
々は霊界で《創造する意志》を目覚めさせているのです。つまりこの《外界を
持ちたいという憧れ》
は、《外界》を能動的に創造する力に変わるのです。
 
 「 今や人間の中で、《憧れ》が積極的な創造力になる時期が始ま
  ります。…《憧れ》は霊界の場合と物質界の場合では非常に異な
  っています。物質界での《憧れ》は受動的な力であるのに対して、
  霊界ではその反対なのです。

   地上界での私達が何かに憧れる時、その憧れの対象が私達を
  左右しますから、その憧れは私達に受動的な態度を取らせます。

   しかし、霊界での憧れは、これとは反対に、創造的な力となり、
  新しい種類の魂の光となって、私達にひとつの新しい《外界》を与
  えてくれるのです。

   とはいえ、その《外界》は本当は《内界》なのです。つまり、私達
  のこれまでの輪廻転生の世界なのです。私達の《憧れ》の光に照
  らされて、転生の諸相が私達の前に現れるのです。」

   (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーの死者の書』
   pp191-192《ちくま文芸文庫(高橋巌訳)》より抜粋転載)


 ★ 転生のハードウェア

 さて、この先は新しい転生、つまり再受肉への話となります。これには実際の
《受肉》作用そのものであるハードウェアと、《新たな人生》の設計図とも言うべ
ソフトウェアの、ふたつの側面があります。

 うち『シュタイナーの死者の書』では、主にソフト面での様相が語られていま
すが、ハード面での展開については、前述の西川氏の訳による『神智学の門前
にて』
に、霊視者がアストラル界で見る受肉の様子が書かれています。

 少々長い引用になりますが、なかなか興味深い記述となっていますので、先に
こちらを紹介してみます。

 「 霊死者は全く特別の、注目すべき構成体を見る。鐘の形をした構
  成体
で、非常な速さで、アストラル空間を飛ぶように駆け抜けていく。
  それは受肉に向かって下っていく人間の萌芽である。

   やすやすと動くことが出来るので、この受肉に向かう人間の萌芽
  にとって、時間や場所はほとんど意味を持っていない。…これが、
  神界からアストラル空間に入って来た、人間の萌芽である。

   ここで何が生じるのだろうか。人間は、高次のアストラル体と、さま
  ざまな人生の果実であるコザール体を伴って、神界に到った。そし
  て、自分の周りに、新しい《アストラル実質》を集める。

   ばら撒かれた鉄屑が、磁力によってある形に吸い付けられるのと
  同じである。内在する力によって、人間は《アストラル実質》を自分
  の周りに集める。

   よい前世を送った人と、悪い人生を送った人とでは、異なった《ア
  ストラル実質》を集める。鐘の形の構成体は、かつてのコザール体
  
であり、古いアストラル体新しいアストラル体の力である。

   人間の萌芽は、古いアストラル体を見出すべきではない。人間の
  萌芽は、分化していない《アストラル実質》から、新しいアストラル
  体を形成
しなければならないのである。

   この経過は、人間自身に委ねられている。前世の諸力によって、
  新しいアストラル体の形と色が決まる。これは、よく注意すべき事実
  のひとつである。
  …………………………………………………………………………………

   どうして、この人間の萌芽は、荒れ狂ったような速さで突進してい
  くのだろうか。自分に適した両親を探さねばならないからである。猛
  烈な速さで飛んでいくことによって、両親を探し出すことが可能にな
  るのである。

   この人間の萌芽は、今ここにいたかと思うと、次の瞬間にはアメリ
  カにいるというふうに、あっという間に飛んでいく。

   次に、人間は助けを必要とする。高次の存在、リピカが人間の萌芽
  を両親の所に導き、マハーラージャアストラル形態に適したエーテ
  ル体
と、両親が提供する物質体に適したエーテル体を形成する。

   霊視者は、受精する時、両親の側から発展していく情熱の中に《ア
  ストラル実質》も見出すことが出来る。…そして、エーテル物質が東
  西南北、上下から突進してくる。

   常に、人間の萌芽に完全に適した両親が見つかる訳ではない。完
  全には適していないが、それでも、最も適した両親が選び出されるの
  である。
  
   また、人間の萌芽のエーテル体に、完全に適した物質体が形成さ
  れることも少ない
。《完全にエーテル体に調和した物質体》というの
  はどこにも無い。そのために、人間の魂と身体の間の葛藤が生じる
  のである。
  …………………………………………………………………………………

   受肉する直前に、死の直後に生じる出来事に似た、非常に重要な
  ことが生じる。…受肉の直前に、来るべき人生を前もって見るのであ
  る。細部に渡って見るのではなく、大まかな概略を見るのである。

   この瞬間は非常に大きな意味を持っている。前世で非常な苦しみ
  
を体験し、困難な人生を歩んだ人は、新しい人生の運命を見てショッ
  クを感じ、魂が完全に肉体の中に入るのを控えることもある。

   魂の一部しか、身体の中に入らないのである。来るべき人生を見て、
  このようなショックを受けた結果、白痴や癲癇持ちとして生まれるので
  ある。
  (…中略…)

   高次の構成要素が、最初から完全に胎児に結びついている、と思っ
  てはならない。…生まれてからあとは、様々に段階的に進化していく。
  教育にとって、もっとも大事なのは7歳から14歳の間の時期である。」

   (ルドルフ・シュタイナー『神智学の門前にて』pp64-67
   《イザラ書房(西川隆範訳)》より抜粋転載)


 《コザール体》とは、第136夜でお話しした、自らが前世で産み出した《人生の
果実》です。神界にいた《自我》は、そのコザール体を媒介として、新しい《アストラ
ル体》をまとうため、アストラル界へ降りてくるのです。

 そして、新しい親を見つけ出すと、その《アストラル体》と両親が提供する《肉体》
の間を取り持つ《エーテル体》が、四方八方から吸い寄せられて新しい4つの体
が完成します。

 ★ 生と死のサイクル

 さて、この経過を何となく聞き流してしまうと、ある重要なポイントが見逃がされてし
まいます。そこに的確なグラフを示してくれたのが、前述の西平直氏です。
まずは、下の図をごらんください。

縮輪廻  

     (西平直『シュタイナー入門』p129《講談社現代新書》より転載)

 上の図の真ん中の交点が我々の知っている《死》であり、両端の交点が《誕生》
です。つまり、人間の魂は転生のサイクルを繰り返しながら、4つの体を規則正
しく脱着してゆくのです。

 今まで述べてきた経過は、ちょうど後半の《山》の部分に当たります。《自我》
けとなる最上点を境として、《アストラル体》のみをまとう時期、《エーテル体》
加わる時期、さらに《肉体》が加わる時期が対照的に配置されます。

 そして、山を登ってゆく過程と、山を下ってゆく過程で、ちょうどビデオテープ
《順送り》《逆回転》に切り替えるように、ほぼ逆の現象を体験するということ
なのです。

 そして、前半の《谷》の部分が、我々の現世生活です。実はそこにも同じような
対照的な現象、4つの体の成長と衰弱があるというのです。これについては後述
しますが、この《谷》に沿った成長を促す教育こそがシュタイナー教育なのです。

 ここで第134夜の『生と死』の話を思い出してみてください。我々の《自我》は滅
することはありません
。とすれば《生》とは4つの体が全て結びついている期
であり、《死》とはそのいずれかを欠いている期間のことです。

 このように捉えれば、《生の期間》《死の期間》はまさに対照されるべき概念で
あり、《生の反対が死である》と言っても、全くの間違いではないことになります。

 ★ 望み通りにはなり難し

 さて、他にもいくつか興味深い点が見られます。

 スピリチュアリズムの世界では、《子どもの方が、両親を選んで生まれてくる》
ということがよく言われます。それは全くその通りなのですが、どうやら完璧に思い
通りという訳ではない
ようです。

 限られた選択肢の中から、できるだけ思い通りの人生を送るのに適した両親の
元へと生まれてくるのであって、多少の不満はある訳です。従って、《お前が我々
両親を選んだのだから文句を言うな》
というのは、少々言い過ぎなのです。

 《肉体》についても、望み通りの体が得られることはまず無いと言っています。
中には敢えて障害を背負って生まれる、高い意志を持った魂もあるのですが、その
場合でも、それが《望み通りの体》であるとは限らないのです。

 また、前世で大きな苦しみを体験した魂が、生まれる直前に今回の新しい人生の
概略を知ってショックを受け、肉体に完全には入らずに転生する場合もあると述
べています。

 これなどは《前世の苦しみの報いはないのか》とも感じてしまいます。再チャレ
ンジと言う意味で考えれば、それを乗り越えられる力を持って生まれてくるので
しょうが、現実に見せられてしまうと、やはり耐えられない場合もあるでしょう。

 蛇足ながら言うと、シュタイナーが《人間の萌芽》と呼んでいる、一瞬にして空間
を移動する鐘状のコザール体、小生には第五十六夜でお話した《マカバ》のよう
に思えて仕方が無いのです。
 
 さらに、この移動物体こそ、異次元空間から突然出現するUFOなのかも知れま
せん。とすれば、UFOが非物質的な動きをする理由も見えてきます。なにせ《生
き物》なのですから…まぁ取りあえず小生の直感にすぎません。

 さて、次回第142夜は、転生のもう一つの側面、転生のソフトウェアの話
へ入っていきます。

( 追伸 )

 中曽根君、君はとんでもない望みを持ったものだね。

目次のペーシへはこちらから
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プロフィール

工芸美術をやっています。2017年からスペイン語の試験を受けています。が、ドンキホーテはいまだに完読できていません。握力は小学生よりない力なし。ひっそりとこのシャバの片隅でモーニングを食べている凡人です。

るんるうん

Author:るんるうん
またの名はクマネルです。ふしぎなことが好きです。着物も好きです。

たまに、魚を捌きます。猫におしっこをかけられたこともありますし、珍しい体験もあります。

たまに-クッテネル-が記事を書きます。そちらもよろしく。

いつのまにか歳をとりました。

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