トンデモ話は奥で繋がる(138) 23.12.29

トンデモ話は奥で繋がる 「第138夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪輪廻転生 ⑧≫
 
 ★ 輪廻転生の意味

 縮西川
   一体、我々は新たな世界である《神界》で何をするの
か。その鍵は、輪廻転生の意味を考えるとによって明ら
かになるとシュタイナーは述べます。 

  ここで、もうひとつの著書に登場願いましょう。
   50巻からなるシュタイナーの連続講義録の、第1巻に
あたる『神智学の門前にて』(西川隆範訳)です。
 

 「 人間が輪廻転生を繰り返すのには、どんな意味があるのだろ
  うか。もし、前後の関係無しに受肉を繰り返すのだったら、輪廻
  転生の意味は無い。

   紀元後2、3世紀に生きた人間が体験した人生の状態と、今日
  受肉した人が体験する人生の状態が、どんなに違うかを考えて
  みて欲しい。
   (…中略…) 

   人間が地上に再受肉するのは、全く新しい人生を送る機会
  現れた時である。そのような機会が現れるのは、何百年ごとか
  である。あらゆる点で、地球はどれ程大きく変わっていくことだろ
  うか。
   (…中略…) 

   人間が再受肉するまでには、どれくらいの年月を要するであろ
  うか。…次のような考察から、答えが出てくる。再受肉までに要す
  る期間は、地球の変化と密接に関係しているのである。
   (…中略…) 

   春分に太陽は黄道十二宮のある点から登るのだが、その点が
  少しずつ移動してゆくのである。2160年ごとに、次の星座に移
  動してゆくのである。
   (…中略…)

   2160年の間に、地球の状態は変化し、人間は新しいものを経
  験するために、再び地上に現れる事ができるということを、神秘学
  は認めている。
   (…中略…)

   しかし、2160年の間に、人間は本来2回地球に生まれる。受肉
  と受肉の間には千年あるのである。これは、人間は1回は男、もう
  一回は女として生まれるという法則による。
   (…中略…)

   こうして、新たな地上の様相の中で、新たな経験を積んでいき、
  人生の書に新しいページを書き加える。地上の様子が一変すると、
  魂は地上で修行を積むことができる。
これが、輪廻転生の意味で
  ある。」

  (ルドルフ・シュタイナー『神智学の門前にて』pp49-52
     《イザラ書房(西川隆範訳)》より抜粋転載)
 

 シュタイナーによれば、我々はおよそ千年ごとに転生を繰り返すのだと言いま
す。もっとも、『退行催眠で前世の記憶を探ると、もっと近い過去の前世を語
る人がいるではないか』
と思われる方もあると思います。

 しかし一方で、前世の記憶については、必ずしも当該《自我》のものではな
可能性もあります。霊界では、個々の《魂》はいくつかの《魂》のグループである
《同魂》の中に融合し、記憶を共有するとも言われているからです。

 ただし、ここでは千年という明確な《期間》を問題にするより(もっともシュタ
イナーはそう言い切っているのですが)
、転生までの間に、新たな経験が積め
るような状態に、地球が変わる
必要があるということに注目してください。

 ★ 自ら外界を変える
  
 それでは、もう少し引用を続けます。 

 「 人間には《神界》で行わなければならないことがたくさんある。地表
  は、動物相、植物相とともに、絶えず変化している。シベリアにマンモ
  スがいた頃と今とでは、何と違っていることだろうか。
   (…中略…)

   誰が、地表の様子をこのように変えたのだろう。動物の魂、精神は
  どうなのだろうか。植物の魂はどうなのだろうか。
   (…中略…)

   《アストラル界》に歩み入ると、秘儀参入者は、物質界には全く見出
  せない存在を数多く知る。何よりも、動物の属の魂、群の魂を知る。
  地上で人々と交際するように、《アストラル界》で、動物の群の魂と交
  遊する。

   動物は《物質界》には、物質体、エーテル体、アストラル体しか持っ
  ていない。…ライオン、犬、蟻などの《属の自我》は、一個の存在とし
  て《アストラル界》に存在
している。自我がアストラル空間にあって、
  さまざまな動物をマリオネットのように《綱》で繋いでいるのである。

   植物にも、そのような《群の魂》がある。しかし、植物の自我は《神
  界》にある。《綱》はもっと高くまで達しているのである。

   そして、金、ダイヤモンド、石などのように、共通の素材で出来てい
  る鉱物は、共通のグループの魂を《神界》の上位の部分に有している。 

縮西川各界    
   人が死ぬと、その自我は《アストラル界》で動物の自我たちと共に仕
  事をする。動物界を次第に変化させていくという仕事である。

   《下位の神界》で、人間は植物の自我たちを仲間として見出す。そし
  て、植物界を変化させるのである。

   このような方法で、人間は地球を変化させていく。従って、地球を変
  化させているのは人間自身なのである。…新たに受肉する時に地上
  の様子をすっかり変えるために、人間自らが働きかけているのである。

   しかし、この働きかけは、高次の存在達の指導の下に行われる。
   …地球をどのように進化させていくかは、高次の世界にいる死者た
   ちの仕事である。

   人間が進化すればする程、地球、動物相、植物相は早く進化し、完
  全なものになっていく。人間は進化すればする程、神界の高次の部分
  で、長い間働かなければならなくなる
。」

  (ルドルフ・シュタイナー『神智学の門前にて』pp60-63
  《イザラ書房(西川隆範訳)》より抜粋転載)
 

 つまり、我々は《神界》で、地上での経験を踏まえ、次回の転生時に、さらに進化を
高めるのに必要だと思われる環境を満たすよう、地球、動物相、植物相を変えて
ゆく仕事
に携わるというわけです。

 しかも《神界》では、地上においては、我々が支配していると思っている、動物、植
物、鉱物たちの自我が存在
し、我々は彼等と協力し合う関係にあります。生前、彼
等の意志を全く考えなかった者達は、深い後悔の念を伴いそうです。

 実は、かつてシュタイナー自身も、この霊的な現実を、非常なショックとともに
体験しているのです
。高橋氏は前述の「照応する宇宙」の解説の中で、シュタイナー
自身の言葉として次のように述べています。

 「 人間がこの世を去って先へ進んでいくと、最初に動物の世界に入って
  ゆく。死の国の一番底辺に動物の世界がある。そしてこのことは、シュ
  タイナーにとって、ショックを受けるような、大きな霊的体験のひとつ
  だった、と言うのです。

   この世で動物達が生き、そして死んでいきます。人間との関係で言う
  と、家畜として大事にされて、人間と一緒に暮らしている一方で、屠蓄
  場で殺されたり、研究所や病院の中でこれ以上無い位の残酷な仕打ち
  
を受けて実験の材料となっています。

   そういう動物の喜びや苦しみが、死者達の国の土台になっている、と
  言います。だから人間が死んであの世にいくと、最初に出合うのは、
  物達が味わっている喜びや苦しみの世界
なのです。

   死者はそこで何をするのかと言うと、動物達の喜びや苦しみを共にし
  て、動物達のために共に働くのです。それが死者の最初の非常に重要
  な役割なのです。

   シュタイナーによれば、霊界での最も驚くべき、最も心を震撼させら
  れる体験は、この世で職人達が手際よさを発揮して、他の人々のために
  いろいろな道具を作っているのと全く同じような仕方で、死者達が動物
  達のために、あの世で一生懸命働きながら、動物達に生きるエネルギー
  を送り込んでいる
姿を見ることだ、と言うのです。

   地上では、人間が動物を奴隷のように支配していますけれども、死の
  国の人間は動物と全く一体となり、仲間となって、動物のために働いて
  いる。

   そのおかげで、動物達はこの世を生きようという本能に駆り立てられ
  ている。どんな一匹の蚊でも蚤でも、ひたすら生きようとして生きてい
  るのは、エーテル界で、死者達が動物達に生きる本能をエネルギーと
  して送り込んでいるからなのだ、というのです。」

  (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクション(照応する宇宙)』
  pp363-364《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)
 

 ★ 自分自身も変える

 一方、地上の様相だけでなく、私達の前世の性質そのものも、新たにリフレッシュ
される必要があるともシュタイナーは述べています。再びシュタイナー・コレクション
「照応する宇宙」からの抜粋です。

 「 或る人の死から新しい誕生までの期間の長さは、或る世紀に生まれ
  た時の遺伝的な事情の有り様によっても決まります。何故でしょうか。
   (…中略…)

   私達は生前、誕生から死までの間に新たに獲得したものを、死後の
  世界へ持ち込みます。生前一つひとつ獲得した経験の全ては、生前の
  遺伝状態から解放
された時に、初めて有効に生かすことが出来ます。

   生前の私達は、祖先の一定の特徴を魂の中に取り込んでいました。
  この遺伝子上の特徴が、次の人生にも存続し続けていたなら、新しい
  人生に何も新しい状況は生じていなかったでしょう。
   (…中略…)

   ですから私達が特定の世紀に生まれて来ようとしても、新しい人生を
  展開できるようにするために、前世において身につけていた遺伝子的特
  徴が全て失われるまで
、霊界を行き続けなければならないのです。
   (…中略…)

   ほぼ700年経った時、世代から世代へと受け継がれてきた遺伝子的
  な特徴が、全て消え去ることになるのです。しかし今、遺伝的でない特
  徴が創られるために、新たに700年が必要になります。

   ですから、700年のほぼ2倍の時間が必要になるのです。もちろん
  これは平均値に過ぎませんが、これが死から新しい誕生まで、魂が再
  び転生してくるのに要する時間なのです。」   

   (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクション(照応する宇宙)』
   pp332-334《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)


 こうして我々は、地上界の外の環境と、その中で生きる自分自身の内の性質を造
り替えて、前回とは全く違った経験を積めるような舞台を自ら用意しているのです。

 しかし、そうした経験の全てが、明るいものばかりではありません。数々の不幸
や苦悩
も含まれています。次回第139夜は、そうした経験の持つ意味から入っ
てゆきます。


( 追伸 )

 中曽根君、次の世では君に会わない様な世界に
したいものだね。


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