トンデモ話は奥で繋がる(130) 23.10.24

トンデモ話は奥で繋がる 「第130夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪薔薇十字思想の考察 ⑧≫
 
 ★ 第四・第五根幹人類

 レムリア人が滅んだ後、エーテル界のシャンバラは、アトランティス大陸に誕生した
第四根幹人類を指導し、再び文明を再興します。一方『闇の王』アーリマンも、ルシ
ファー
を従えて『闇の軍団』を再編成します。

 こうして第八十五夜でお話ししたように、アトランティス人の中から邪悪な科学に手
を染める者達が現れ、対立と分裂が始まります。シャンバラは、指導者マヌに対抗手
段をとらせますが、レムリアと同じ運命を辿り、海中に没します。

 地表は闇に覆われ、冷たい風が地表を荒れ狂い、極地から氷河が忍び寄り、光の国
に繋がる美しいもの全てが地上から消え去
ます。闇の軍団は完全勝利を収めた
かのように見えました。
 
 しかし、アトランティスの指導者マヌは、退廃していない者達を連れて密かに脱出し
ていました。彼等は、現在のアイルランドのある地点から、中央アジアを目指して長い
旅を続け、第五根幹人類の先祖となります。

 やがて、地球で数え切れぬ輪廻転生を重ねた『魂』の中に『宇宙霊』の光の媒体
となれるほどに進化・純化した存在が現れます。それが釈迦弥勒です。彼等は地球
生まれであるため、闇に対する抵抗力もシャンバラの存在より強いとされます。

 釈迦紀元前3千年から、様々な時代・場所に菩薩として転生し、人類を直接導
きました。一方の弥勒は、天上にとどまってザラシュストラ、モーゼ、エゼキエル
イザヤ、エリイシャ
達預言者を導きました。

 ★ イエス、そしてマニ

 釈迦は何度も下生しましたが、ついにそのエネルギーを使い果たし、紀元前600年、
最期の転生をします。その後を引き継いだのが弥勒です。彼は数々の預言者達に啓示
を与え、その時代に即した宗教を創設させます。

 バビロニア =ストア学派の学者⇒西方ミトラ教
 オルフェウスオルフェウス教
 クリシュナ ⇒ヒンドゥー教ヴィシュヌ派

 そして紀元前5年、弥勒はナザレのイエスをして、人類に進化の見本を示そうとしま
す。彼は見事にそれに答えて霊性を開花させ、弥勒=ミトラを救世主(キリスト)と呼ぶ
とともに、多くの人々を引き寄せていきます。

 「 光は、いましばらく、あなた方の間にある。
   暗闇に追いつかれないように、光のあるうちに歩きなさい
   暗闇の中を歩む者は、自分がどこに行くかわからない。
   光の子となるために、光のあるうちに、光を信じなさい。
      (新約聖書『ヨハネによる福音書』12・35-36)」

  (東條真人『ミトラ神学』p323《㈱国書刊行会 発行》より転載)

 しかし闇の軍団は、手先を使ってイエスとその周りに集まった者達に攻撃を仕掛けま
す。そして、人々の意識を迷わせ、イエスを殺させてしまうとともに、使徒にも混乱を
与え
、残された多くの知恵を分断させてしまいます。

 そこで弥勒=ミトラは、散逸した知恵をまとめるものとして、マニに啓示を与えます。
彼は、古い教会の文書、知恵、黙示録、比喩、詩篇、聖像、聖画等を集大成し、その弟
子達をして、世界各地へその知恵を広める役目を与えます。

 しかし、またしても闇の軍団の妨害が入り込みます。彼等は伝えられた叡智に、転倒
した解釈
を混入させたり、邪悪な魔術・儀式に貶めたりしたため、マニ教には、今日に
至るまで『異端的邪教』というイメージがつきまとうことになります。

 ★ 薔薇十字会と神智学 
 
 東アジアでは、『魂を完成させるための肉体』が『闇の王によって創造された牢獄
である
』という歪曲した考え方が広まっていました。そこで弥勒=ミトラは、マホメット
最期の預言者として選び、イスラームのアル-マフディー信仰を創成します。

 また、『邪教』扱いされた西洋の事態の悪化は重く、弥勒=ミトラは、紀元4世紀にマニ
を再び転生させ
ミトラ本来の知恵を保存する組織を創設します。そしてそれこそが、
『薔薇十字会』であるとされ、その思想は時代を超えて『神智学』への道を歩み始めます。 

 女性思想家メヒティルト(1110~1285)
   …東方ミトラ教カタリ派の一派であるベギン会に属するドイツの思想家

 マイスター・エックハルト(1260?~1328?)
   …ドイツ神秘主義の最高峰のひとり

 イサク・ルーリア(1534~1572)
   …パレスチナで活躍したユダヤ人神智学者で独自のカバラを創設した

 ヤーコプ・ベーメ(1575~1624)
…中世ドイツに生まれた、最も優れた神智学者の一人

 スウェーデン・ボルグ(1688~1772)
…スウェーデンで生まれ、科学者から神秘家に転身した神学者

 ★ 現代神智学

 『現代神智学』の開祖とされるのが、ウクライナ生まれのヘレナ・ブラヴァツキー
す。彼女はチベットの「隠された古文書」を学んだと自称しており、シャンバラからの
新しい使者、モリヤ大師とクートフーミ大師から霊的指導を受けたとされています。

 彼女自身は謎の多い人物で、その言動にもいささか問題のあることは否めません。
主著である『ヴェールを脱いだイシス』にしても、千以上の出典から2千以上の剽窃
があると疑われています。

(彼女自身の言によれば、そのような文献は見たことも無く、必要な部分は、そ
の都度『霊界の導師』から直接差し出され、その文章を書き写しただけであると
し、剽窃を行ったわけではないと主張しています。)

 また、霊媒師として名が知られていたため、いろいろな商売に手を出して稼ぎ、世界
各地を転々とする生活で、口から出任せの言動も多く、詐欺師のレッテルを貼られたり
しており、私生活的には非常にスキの多い人物だったようです。

 そんな彼女が、ニューヨークで弁護士のオルコット大佐と出会い、意気投合して設立
したのが『神智学協会』でした。神智学とは『あらゆる宗教に通底する神の叡智』につ
いての知識とされます。

 しかし東條氏の『ミトラ神学』では、もう一人のロシアの神智学者であるニコライ・レ
ーリッヒ
師について、多くの頁を割いています。彼自身もモリヤ大師の言葉を書き残
した一人で、その教えはアグニ・ヨガ(火のヨガ)としてまとめられています。

 『神智学協会』については、改めてシュタイナーとの関連で見てゆくことになると思
いますので、まずは東條氏の同書から、神智学が示す次の時代の生き方の指針
を、ニコライ・レーリッヒの言葉を中心として紹介してゆきます。

 ★ ハルマゲドンとは『無知』との戦い 

 現代神智学においても、『光の勢力』と『暗黒の勢力』は、20世紀の後半から最終
的な戦いであるハルマゲドンを迎えることになっています。そして『東方ミトラ教』同
様、戦闘は地上と、コスモスの外側の両面で進行することになっています。

 地上において暗黒の勢力の力は、2つの世界大戦においてピークに達しました
が、その災禍は人類に深い心の傷を与え、さすがに同じ手法で次なる大戦を起こす
ことは難しくなっています。

 そのため、『暗黒の勢力』は『健康食品』、『予防接種』、『温暖化防止』等々、
向きは『善』に見せかけた巧妙な仕掛
けを使って、人類を闇の中に引き込む手段
をとるようになっています。

 そのための手段として、彼等が最大限に利用しているのが、情報機関の統制
よる、誤った行動の喧伝であり、それに対して無批判のまま従わせることで、真
実から遠ざけ、我々を『無知』の状態にさせておく手法をとっています。

 現代神智学のハルマゲドンの解釈は、単に内面的な悟りとか、政治的な要求では
なく、そのような『無知との戦い』であるとしており、東條氏によれば、全てのハルマ
ゲドンの解釈の中で最もすばらしいとしています。

 現代神智学では『無知』は偏見、差別、不信感、無秩序、無計画性、迷信、
惰性、形骸化した習慣などを産み出す原因
であり、その状態にある精神―闇―
は、怒りや妬みなどの「暗い否定的な感情」を産み出すとしています。
 
 『無知』と戦う方法には2つあるとされます。それは「敵である闇の軍団を知ること
と「生ける倫理となること」であり、この2つの方法で「光の進化を妨害する勢力」と
戦うことがハルマゲドンの本来の意味であるとしています。

 そのためには、「宇宙法則は個人的な幸福のために働くのではなく、全体の善
のために働く
」という『公益』の原則を知り、そのために、さまざまな人と協力すること
―共同作業―が必要であるとします。

 こうした協力関係を、正しい理解のもとで築くために、現代神智学ではいくつかの指
針を述べています。以下、要点とその言葉を挙げておきます。

 ① 共同作業を阻む「無知」に陥らないよう、自ら情報を収集して知ること

   …火を消す者たちよ、光を憎む者たちよ、お前達は知識の火を消したいと
   思っているが、共同体と無知とは相容れないので、無知の共同体というも
   のは牢獄
にしか過ぎない。
    知ることが必要である。信じるのではなく、知れ! 
                      

 ② 共同作業への参加は自発的であること。

   …進歩の基礎に自発的な同意という条件を据えるべきである。腐ったもの
   を新しい家に持ち込んではならない
。働く者達、建設する者達、創造する
   者達は、高く飛翔する鷲に喩えられる。
    広範囲な飛翔によってこそ、腐ったものはなくなるだろう。

 ③ 何かに頼らず、主体的に行動すること。

   …もしあなたが目をつぶって、誰か他の人に導いてもらうのならば必ずつ
   まずく
。全ての者が自由意志を持つ。その自由意志が機能していない時、
   或いは間違って導かれている時、「主が介入される」と弥勒は言う。

 ④ カリスマを求めず、自分の考えを放棄しないこと。

   …「その人は自分の中に私がいることに気がつくであろう。なぜなら私は
   あらゆるイデオロギーから自由だからである。
    私は私を大声で求めないように教えるためにやって来た。宗教的導師
   や狂信者は大声で私を求めるが、彼等は決して私を知らない
」と弥勒は
   言う。

 ⑤ 超能力や超常現象を信用しないこと。

   …宗教的、科学的、又は社会的なあらゆる形の偏見、特に宗派主義的
   又は奇蹟その他の超常的なことへの信仰のような空念仏には、その不
   合理な性質を十分に研究し
、証明した後で、反対したり、妨害したりす
   ること。

 ⑥ 様々な可能性を比較検討して、何が一番重要な行動かを見極めること。 
                                    (コメジャメント)

   …人の良さということは本当の善ではないからである。良さというものは
   正義の代用物ではない。…人はよく、我々を厳しいと言うが、これは我々
   の発達したコメジャメントの結果でしかない。

  (東條真人『ミトラ神学』pp356-359《㈱国書刊行会 発行》より転載) 

 ★ 原子力開発こそ最たる『無知』   
 
 小生自身、現代神智学をそのまま信奉している訳ではありません。実際、
ブラヴァツキー夫人に下ったとされる宇宙霊の言葉が、全て正しいとは限り
ません
し、シャンバラの存在についても、確証はありません。

 しかしここまで長々と書いて来たのは、少なくともこの『6つの指針』につい
ては、現代の全てのスピリチュアリズムの実践者が、共通して持つべき指針
であると感じているからです。

 特に『3.11』以来、『暗黒の勢力』が我々に対して、最も『無知』でいさせよ
うとしてきた『原子力開発』
についての真実が、次々と明るみに出ています。
 これらに対処する上で、我々に最も必要なものこそ、この『6つの指針』だと
小生は思います。

 ① まず、正確な情報を自ら求めて行動することです。例えば『放射能の暫
  定基準』以内なら安全と本当に信じてよいのか、原子炉に対しての対処が
  本当に出来ているのか、ひとつの情報を鵜呑みにせず、いくつも手に入れ
  ることです


 ② 『被災地の食物を食べましょう』、『被災地の瓦礫を受け入れましょう』と
  いうキャンペーンは、長期的に見て、本当に日本の国土のためになるので
  しょうか
。自分で納得できない限りは、プームに流されないことです。

 ③ 『薬害エイズ』に見たように、政府は事が重大になってからしか、決して
  動きはしません。
「そのうち助けてくれる」で手遅れになっても、実害を受
  けるのは自分自身です。

 ④ 「彼等が言うから信じる」のは危険です。原子力開発で言えば、文部科
  学省べったりの東大や、経済産業省付きの東工大の教授が、その必要性
  を説くのは当たり前です。無論、各テレビ局の人気キャスターも同様です。

 ⑤ 『アセンションで放射能にも耐える体になる』という根拠が本当にありま
  すか

   もし、そうでなかったら放射能に侵されてもいいという覚悟はありますか
   もしそうなったにせよ、なるべく放射能避けた方がよいのではないですか?

 ⑥ 色々な情報が集まれば、自ずと『共通点』や『矛盾点』が見えてくるもの
  です。今まで正しいと思っていた事項や人物であっても、「おかしい」と感じ
  たらキッパリ切り捨てる勇気
も必要です。

 何も考えずに、誰かの意見に盲目的に従うことは、『暗黒の勢力』の思うツボ
です。
現代がハルマゲドンであろうがなかろうが、まず自分の直感から出た意
志を持つこと
こそ、危機的な今を生き抜く道だと、小生は思います。

 さて、次回第131夜から、シュタイナーの『人智学』へと入ってゆきます。

( 追伸 )

 中曽根君、君も『ヴェールを脱いだヤスヒロ』を執筆してはどうかね。


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