トンデモ話は奥で繋がる(116) 23.7.20

トンデモ話は奥で繋がる 「第116夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪フリーメーソンの考察 ③≫  

 ★ デザギュリエの戦略

 初代アンソニー・セイヤー、第2代ジョージ・ペインに続き、1719年には、
「近代フリーメーソンの父」と呼ばれるジャン・デザギュリエが第3代のグラン
ド・マスターとなります。

 彼は『フリーメーソン憲章』作成に当たっても主導的や役割を担っていた他、
ロッジの運営にも優れた手腕を発揮し、疎遠になりがちな会員の呼び戻しに力
を入れるとともに、貴族階級の加入を拡大する方針をとります。

 1721年には、モンタギュ公爵が、貴族として初の第4代グランド・マスター
となり、以後は主として貴族階級が、会の要職を占めてゆきます。続く第5代
グランド・マスターにはウォートン公爵フィリップが就いています。

 そして1737年には、国王ジョージ2世の皇太子フレデリック・ルーウィス
という、待望の王族の加入が実現します。彼は早世し、王とはなかなかったも
のの、これ以降、イギリスの王族との関係を持ち続けることとなります。

 こうして、イギリスのフリーメーソンは、王族や貴族を巻き込む形で、主とし
ロンドンの上層市民の間で、急速に会員数を増やしてゆくこととなります。

 ★ 「近代派」と「古代派」

 しかしこうした方針が、必ずしも全てのフリーメーソンの結束に向けて有意に
働いたわけではなく、思想的には『平等主義』を掲げるはずの組織に、新たな
分裂
を生むことにもなりました。

 アイルランドでは1725年、スコットランドでは1736年に、それぞれのグ
ランド・ロッジが結成され、それぞれロンドンのグランド・ロッジの方針を受
け入れた活動を開始していました。

 ロンドンに住むアイルランド人は、当然ながらロンドンのへの加入を求め
てきました。しかし、彼等の加入の対象は貴族・富裕商人・知識人であった
ため、その加入を拒否されることになります。

 彼等は1751年に、グランド・ロッジとは独立したエインシャント・グランド
・ロッジ
を結成し、自分達こそ『古い伝統を受け継ぐ正統なフリーメーソ
ン』
であると主張することとなります。

 この「近代派」と「古代派」の分裂状態は、半世紀に渡って続き、その間
に出来たアメリカ植民地のフリーメーソンにも、2つの流れを存在させる
ことになります。

 しかし、分裂した「古代派」も、勢力が拡大するに連れて当初の理念を失い、
自分達もまた貴族階級と結びついてゆきます。1813年に、両派を統合
した『連合グランド・ロッジ』が組織される頃には、イギリスのフリーメーソ
ン運動
は急速に保守化し、新時代を支えるという精神を失ったとされていま
す。

 ★ イギリスのメーソンの本質

 こうしたイギリスのフリーメーソンの展開を見ると、デザギュリエ以降の改革
者達は『組織拡大』という大儀名分を優先させるあまりに、本来の覚醒の
意義』を骨抜き
にしてしまった感があります。

 その結果、イギリスでは反封建制のエネルギーは、『名誉革命』としう緩や
かな緩衝材に吸収され、革命的な身分改革は起こらぬまま、ロスチャイル閨
閥の温床
が現代まで保たれることになります。

 彼ら改革者が、それを恣意的に行ったのかどうかまではわかりませんが、少
なくとも、当初の『呑み屋のロッジ』に集まったフリーメーソンのメンバーが意
図していたこととは違っていたのではないかと、小生は思います。

 仮に、恣意的であったとすれば、彼等がフリーメーソンの中にロスチャイルド
の間者
として入り込み、彼等にとって都合の良い組織に変革していった可能性
はあります。

 そうではなく、あくまで『組織拡大』のために善意でやったことだとすれば、
こうした形での組織拡大こそが、結局は『保守化』の道を歩んでしまうことの典
型を示す一例であると言えます。

 いずれにせよ、イギリスではフリーメーソンは保守化し、革命にまで至らず
それがロスチャイルド財閥には有利に働いたと考えれば、『革命を起こさせ
ない』
ことの方が『ロスチャイルドの陰謀』
に近いことになります。

 とすれば、『フランス革命はフリーメーソンの陰謀だ』という単純な論理は、
根本から考え直さねばなりません。むしろ革命を起こさなければ、イギリスと同
じような牛耳られ方をした可能性が強くなります。

 そして、イギリスのフリーメーソンは、この時点で、アヌンナキ側にとって
は扱いやすい存在に代わった可能性
が高いと、小生は思っています。

 それでは大陸ではどうだったのかのを、次回第117夜で見てゆきます。

( 追伸 )

 中曽根君、キャンプ・シーズン到来だ!
君の生み出したセシウム牛を全部買い集めて
核推進派でバーベキュー・パーティーはどうかな。

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