2011.01.17
トンデモ話は奥で繋がる(72) 23.1.17
トンデモ話は奥で繋がる 「第七十二夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。
≪プレアデス メッセージ ①≫
★ プレアデス系チャネリング
さて、しばらくはプレアデス系のチャネ
ラー、バーバラ・ハンド・クロウの『プレ
アデス 銀河の夜明け』より、異星人と
のチャネリングによる交信内容からお話
しすることとなります。
ご承知の通り、この分野は玉石混光の
世界ですので、全ての内容についての
過信は禁物です。
小生自身も、所々納得ゆかない部分もあり、その部分について
は少し距離を置いてお話するつもりです。
さて、一般にプレアデス系のチャネリングについては、以下の2
点について大きな疑問点が指摘されており、内容について「全
デタラメ」 であるとする意見が多々あります。
一つ目は、1975年にプレアデス星人とのコンタクト人に成功し
たと発表したエドワルド・マイヤーの一連の言動によるものです。
彼は「アスカット」と名乗る女性宇宙人と頻繁にコンタクトを取り、
100回以上もUFOに搭乗するとともに、伝えられた「宇宙哲学」
や「隠された地球の歴史」を布教し、一大カルトを組織しました。
しかし、800枚以上の写真のうち、宇宙船の写真が「鮮明過ぎ
る(?)」ことから「UFO研究機関」であるGSWが調査した結果、
全てがトリック写真だと判定されました。
また、宇宙人の写真もいくつかあるものの、宇宙船とは対照的
に全てがピンボケや、顔だけが不鮮明なもので、その理由を「宇宙
人の波動」のためとしたことも不審をつのらせる原因となりました。
★ フォトンベルト論争
二つ目は、プレアデス系のチャネリングの中核になっているフォ
トンベルトの実在の是非について、さまざまな観点から論争の的
となっていることです。
そもそも、フォトンベルトの実態についてはさまざまな説があり、
その「共通項」を拾い上げたものとして、ウィキペディアでは以下
のように記載されています。(23年1月15日現在)
フォトンベルト(Photon Belt)とは、一部の人々のあいだ
で銀河系に存在が主張されている高エネルギー光子の
帯。 フォトンとは光子のこと。
その内容については人により説がいくつか存在し、共通
点として以下のことが挙げられている。
① 太陽系はプレアデス星団のアルシオーネを中心とし
て約26,000年周期で回っている。
② 地球は公転軌道の関係でフォトンベルトに一時的に
入ったり出たりしているが、2012年12月23日には完全
に突入し、通過するのに2000年程を要すると見られる。
③ フォトンベルトはアルシオーネを中心に垂直に分布し
ており、NASAが観測に成功している。
④ フォトンベルトに突入すると強力な電磁波により太陽
や地球の活動に大きな影響が出て、電子機器が使用で
きなくなるとも言われている。
⑤ 20世紀末から異常気象や火山活動・地震が頻発し
ているのは、地球がフォトンベルトに入り始めたからと
も主張している。
さらに下記⑬~⑰等の批判への反論として、
⑦ NASA等の組織が、フォトンベルトを観測した事実
を隠蔽している。
⑧ 恒星レベルの運動を理解する科学力は地球にはな
い。故に、太陽系がプレアデス星団を中心に廻ること
は有り得ないという批判は誤っている。
また、上記の肯定説に対する批判についても、以下のよう
にまとめられています。
⑨ メディアで伝えられるフォトンベルトの実在性は科
学的ではなく、神秘主義の一種である。
⑩ アセンションを唱えるニューエイジ系信仰の一つと
して採用されている。
⑪ フォトンベルトとアセンションは、共に、聖書の至福
千年との共通点もあるという指摘もある。
⑫ そもそもフォトンは光子であり、フォトンの帯が形成
されることはない。
⑬ 太陽系は銀河系中心に対して約2億2600万年周期
で公転しており、プレアデス星団を中心に回るというこ
とはない。
⑭ 実際に26,000年周期で太陽系が銀河系を公転する
とすると、光速度を超えてしまう(特殊相対性理論に反
する)。
⑮ 仮にプレアデス星団を中心に回っているとすると、
そこには銀河系を遥かに上回る質量がなければなら
ない。
⑯ フォトンベルト説では、地球がプレアデス星団のま
わりを回っている説と、わずか26,000年で銀河を回る
るという二説が、それぞれ相互に矛盾しているにもか
かわらず併記されていることが多い。
⑰ NASAが観測したフォトンベルトとする写真は、フ
ォトンベルトと無関係の銀河NGC4650Aのことであ
る。
さらに⑧に対する批判として、
⑱ 「恒星レベルの運動を理解する科学力は地球には
ない」としながら、「太陽系プレアデス星団周回説」を
唱えるのは矛盾している。
そういった事実があると主張するのであれば、万人
に理解できる根拠を示す必要がある。
一般的に、存在するという証明ができない限りは理
論たり得ない。
★ 同書の立ち位置
従って、このような問題点に対し『プレアデス 銀河の夜明
け』が、どのような視点を持って書かれているか、また、小生が
どのように考えているかについて、初めに明らかにしておこうと
思います。
まず、"ビリー"・エドワルド・マイヤーの件については、本
書でも、「プレアデス人」との交信の歴史として、その最初の
コンダクターとして紹介しています。
しかし、著者自身の言葉により、たった2行述べられている
のみで、さまざまな「交信主体」が彼女を通して伝えているメッ
セージ中には、"ビリー"については一度も触れられていません。
つまり、同じプレアデス人からの交信ではあっても、その交信
主体がそれぞれ違っており、彼女とコンタクトした「交信主体」
は、"ビリー"の存在には、必ずしも重きを置いていないようです。
彼女自身は1988年から、主にプレアデス星団の中心星「ア
ルシオネ」の「サティア」という交信主体から多くのメツセージを
受け、同書の内容の大半は「サティア」からのものとしています。
一方、第四十五夜以降に登場した浜田氏は、彼ら異星人との
コンタクトに「闇の勢力」の意図を感じており、"ビリー"のカルト
集団の言動についても次のように述べています。
『 ジョージ・アダムスキー亡き後、彼に入れ替わる形
で登場したのがUFOコンダクティー、エドワルド・マイ
ヤーである。
(…中略…)
マイヤーがプレアデス星人から授かった宇宙の教え
は、マイヤー自身の全教養を総動員しても作り出すこ
とは困難である。
誰一人部外者の目撃者はいないのだが、現在(小生
注:1998年)までアダムスキーの金星人会見事件を
思わせる、プレアデス人会見事件が続いている。
(マイヤーの主張によれば)ことを考えると、このミス
テリーの背後には何らかの組織による大掛かりな工作
が存在している可能性が強い。
この見えざる首謀者の目的はUFOカルトを創りだし
て地球人をある種の方向に感化させようとすることにあ
るようだ。』
(浜田政彦『彼らはあまりにも知りすぎた』p160-162《三五館》
より転載)
小生も、この意見には概ね賛成です。ただし、見誤ってはなら
ない点は、彼のカルト集団の得た「交信の全て」が「闇の勢力」
の意図する工作によるものであるとは限らない点です。
今までも度々お話しして来ましたが、「闇の勢力」のやり口の一
つに「真実」を捻じ曲げることがあります。つまり「真実を知りす
ぎた」人物や集団に対し、その主張するところを逆利用するので
す。
異星人と同じ次元を持つ「闇の勢力」にとって、彼等の「チャネ
リング」に入り込むのも容易なことであり、彼等の都合のよいメ
ッセージや、逆に信頼性を落とすようなメッセージを送るので
す。
小生は、エドワルド・マイヤーとその教団は、彼自身も主張し
ているように、既に「闇の勢力」に利用されてしまっていたように
感じます。
そのように「プレアデス人」との最初のコンダクターとしての彼
を貶めることで、プレアデス人からのメツセージ全てを「胡散臭
い」ものとしてしまうのが 「闇の勢力」の狙いではないでしょうか。
その意味では、「サティア」からのメッセージにも真実の部分が
ある可能性があると、小生は思っています。ただし、どの部分を
真実と判断するかは、個々の感性におまかせします。
さて、次回第七十三夜はフォトンベルト」の実在の是非に
ついて考えてみます。
目次のペーシへはこちらから
-弟子のクッテネルがお送りします。
≪プレアデス メッセージ ①≫
★ プレアデス系チャネリング

さて、しばらくはプレアデス系のチャネ
ラー、バーバラ・ハンド・クロウの『プレ
アデス 銀河の夜明け』より、異星人と
のチャネリングによる交信内容からお話
しすることとなります。
ご承知の通り、この分野は玉石混光の
世界ですので、全ての内容についての
過信は禁物です。
小生自身も、所々納得ゆかない部分もあり、その部分について
は少し距離を置いてお話するつもりです。
さて、一般にプレアデス系のチャネリングについては、以下の2
点について大きな疑問点が指摘されており、内容について「全
デタラメ」 であるとする意見が多々あります。
一つ目は、1975年にプレアデス星人とのコンタクト人に成功し
たと発表したエドワルド・マイヤーの一連の言動によるものです。
彼は「アスカット」と名乗る女性宇宙人と頻繁にコンタクトを取り、
100回以上もUFOに搭乗するとともに、伝えられた「宇宙哲学」
や「隠された地球の歴史」を布教し、一大カルトを組織しました。
しかし、800枚以上の写真のうち、宇宙船の写真が「鮮明過ぎ
る(?)」ことから「UFO研究機関」であるGSWが調査した結果、
全てがトリック写真だと判定されました。
また、宇宙人の写真もいくつかあるものの、宇宙船とは対照的
に全てがピンボケや、顔だけが不鮮明なもので、その理由を「宇宙
人の波動」のためとしたことも不審をつのらせる原因となりました。
★ フォトンベルト論争
二つ目は、プレアデス系のチャネリングの中核になっているフォ
トンベルトの実在の是非について、さまざまな観点から論争の的
となっていることです。
そもそも、フォトンベルトの実態についてはさまざまな説があり、
その「共通項」を拾い上げたものとして、ウィキペディアでは以下
のように記載されています。(23年1月15日現在)
フォトンベルト(Photon Belt)とは、一部の人々のあいだ
で銀河系に存在が主張されている高エネルギー光子の
帯。 フォトンとは光子のこと。
その内容については人により説がいくつか存在し、共通
点として以下のことが挙げられている。
① 太陽系はプレアデス星団のアルシオーネを中心とし
て約26,000年周期で回っている。
② 地球は公転軌道の関係でフォトンベルトに一時的に
入ったり出たりしているが、2012年12月23日には完全
に突入し、通過するのに2000年程を要すると見られる。
③ フォトンベルトはアルシオーネを中心に垂直に分布し
ており、NASAが観測に成功している。
④ フォトンベルトに突入すると強力な電磁波により太陽
や地球の活動に大きな影響が出て、電子機器が使用で
きなくなるとも言われている。
⑤ 20世紀末から異常気象や火山活動・地震が頻発し
ているのは、地球がフォトンベルトに入り始めたからと
も主張している。
さらに下記⑬~⑰等の批判への反論として、
⑦ NASA等の組織が、フォトンベルトを観測した事実
を隠蔽している。
⑧ 恒星レベルの運動を理解する科学力は地球にはな
い。故に、太陽系がプレアデス星団を中心に廻ること
は有り得ないという批判は誤っている。
また、上記の肯定説に対する批判についても、以下のよう
にまとめられています。
⑨ メディアで伝えられるフォトンベルトの実在性は科
学的ではなく、神秘主義の一種である。
⑩ アセンションを唱えるニューエイジ系信仰の一つと
して採用されている。
⑪ フォトンベルトとアセンションは、共に、聖書の至福
千年との共通点もあるという指摘もある。
⑫ そもそもフォトンは光子であり、フォトンの帯が形成
されることはない。
⑬ 太陽系は銀河系中心に対して約2億2600万年周期
で公転しており、プレアデス星団を中心に回るというこ
とはない。
⑭ 実際に26,000年周期で太陽系が銀河系を公転する
とすると、光速度を超えてしまう(特殊相対性理論に反
する)。
⑮ 仮にプレアデス星団を中心に回っているとすると、
そこには銀河系を遥かに上回る質量がなければなら
ない。
⑯ フォトンベルト説では、地球がプレアデス星団のま
わりを回っている説と、わずか26,000年で銀河を回る
るという二説が、それぞれ相互に矛盾しているにもか
かわらず併記されていることが多い。
⑰ NASAが観測したフォトンベルトとする写真は、フ
ォトンベルトと無関係の銀河NGC4650Aのことであ
る。
さらに⑧に対する批判として、
⑱ 「恒星レベルの運動を理解する科学力は地球には
ない」としながら、「太陽系プレアデス星団周回説」を
唱えるのは矛盾している。
そういった事実があると主張するのであれば、万人
に理解できる根拠を示す必要がある。
一般的に、存在するという証明ができない限りは理
論たり得ない。
★ 同書の立ち位置
従って、このような問題点に対し『プレアデス 銀河の夜明
け』が、どのような視点を持って書かれているか、また、小生が
どのように考えているかについて、初めに明らかにしておこうと
思います。
まず、"ビリー"・エドワルド・マイヤーの件については、本
書でも、「プレアデス人」との交信の歴史として、その最初の
コンダクターとして紹介しています。
しかし、著者自身の言葉により、たった2行述べられている
のみで、さまざまな「交信主体」が彼女を通して伝えているメッ
セージ中には、"ビリー"については一度も触れられていません。
つまり、同じプレアデス人からの交信ではあっても、その交信
主体がそれぞれ違っており、彼女とコンタクトした「交信主体」
は、"ビリー"の存在には、必ずしも重きを置いていないようです。
彼女自身は1988年から、主にプレアデス星団の中心星「ア
ルシオネ」の「サティア」という交信主体から多くのメツセージを
受け、同書の内容の大半は「サティア」からのものとしています。
一方、第四十五夜以降に登場した浜田氏は、彼ら異星人との
コンタクトに「闇の勢力」の意図を感じており、"ビリー"のカルト
集団の言動についても次のように述べています。
『 ジョージ・アダムスキー亡き後、彼に入れ替わる形
で登場したのがUFOコンダクティー、エドワルド・マイ
ヤーである。
(…中略…)
マイヤーがプレアデス星人から授かった宇宙の教え
は、マイヤー自身の全教養を総動員しても作り出すこ
とは困難である。
誰一人部外者の目撃者はいないのだが、現在(小生
注:1998年)までアダムスキーの金星人会見事件を
思わせる、プレアデス人会見事件が続いている。
(マイヤーの主張によれば)ことを考えると、このミス
テリーの背後には何らかの組織による大掛かりな工作
が存在している可能性が強い。
この見えざる首謀者の目的はUFOカルトを創りだし
て地球人をある種の方向に感化させようとすることにあ
るようだ。』
(浜田政彦『彼らはあまりにも知りすぎた』p160-162《三五館》
より転載)
小生も、この意見には概ね賛成です。ただし、見誤ってはなら
ない点は、彼のカルト集団の得た「交信の全て」が「闇の勢力」
の意図する工作によるものであるとは限らない点です。
今までも度々お話しして来ましたが、「闇の勢力」のやり口の一
つに「真実」を捻じ曲げることがあります。つまり「真実を知りす
ぎた」人物や集団に対し、その主張するところを逆利用するので
す。
異星人と同じ次元を持つ「闇の勢力」にとって、彼等の「チャネ
リング」に入り込むのも容易なことであり、彼等の都合のよいメ
ッセージや、逆に信頼性を落とすようなメッセージを送るので
す。
小生は、エドワルド・マイヤーとその教団は、彼自身も主張し
ているように、既に「闇の勢力」に利用されてしまっていたように
感じます。
そのように「プレアデス人」との最初のコンダクターとしての彼
を貶めることで、プレアデス人からのメツセージ全てを「胡散臭
い」ものとしてしまうのが 「闇の勢力」の狙いではないでしょうか。
その意味では、「サティア」からのメッセージにも真実の部分が
ある可能性があると、小生は思っています。ただし、どの部分を
真実と判断するかは、個々の感性におまかせします。
さて、次回第七十三夜はフォトンベルト」の実在の是非に
ついて考えてみます。
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