トンデモ話は奥で繋がる(63) 22.12.13

トンデモ話は奥で繋がる 「第六十三夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪シュメール創世記 ③≫

 ★ 公式な第4・5幕

 今回もシッチンの著書に入る前に、ウィキペディアの「ティアマト」の
説明文から創世記の第4・5幕の説明文を転載してみます。

 『しかし、マルドゥクの力の前にキングーはあっさりと敗れてしまう。
 ティアマトはその巨体で戦いに臨み、マルドゥクを飲み込もうと襲い
  かかったが、マルドゥクには秘策があった。

 ティアマトが彼を飲み込もうと口をあけた瞬間、暴風を叩きつけて口
 が閉じられないようにし、ティアマトの体の中へ剣を突き通した。さしも
 のティアマトも、これには耐え切れず死んだ。(以上「第4幕」)

 マルドゥクは彼女の体を二つに引き裂き、一方を天に、一方を地
 変えた。彼女の乳房は山になり、そのそばに泉が作られ、その眼から
 はチグリスユーフラテスの二大河川が生じたとされる。


 こうして、母なる神ティアマトは、世界の基となった。』

 <以上、ウィキペディア『ティアマト』の項よりより転載>

 ★ 無傷のキングウ

 ウィキペディアでは2人の神の戦いとして描いていますが、「暴風」と
は何なのでしょうか。意味するものが今一つはっきりしません。

 シッチンの解釈では、これこそ惑星から分離した4つの衛星で、神話
では「南風」「北風」「東風」「西風」とされ、さらに3つの「風」も追加
されています。

  (マルドゥクは)燃えるように鮮やかなで満たし
  弓をつくり、それに矢をつがえ、正面に稲妻を置いた
  ティアマトを包むためにネットを作った
  彼は前方に彼が生んだ七つの風を送った

  支配者は出て行き、彼の進路を進んだ
  暴れ回っているティアマトの方へ、顔を向けた
  支配者はティアマトの内側を詳細に調べるために接近した
  彼女の配偶者 キングウの構造を調べるために

  彼が覗き込むと、彼の進路は不調になった
  彼の方向は散らされ、彼の行動は混乱した。

 この辺りは、すべてマルドゥクの軌道の推移を述べていると解釈で
きます。ティアマトの衛星キングウに近づくにつれ、マルドゥクでさえそ
の軌道が振らついたのです。ここでマルドゥクの衛星が相対します。

  彼の助力者、神々が 彼の側で行進していたとき
  勇敢なキングウを見た ぼんやり彼らの視野に入ってきた
  
 ここでは、キングウが破壊されたような記述はありません。ウィキペ
ディアの記載には「敗れた」とありますが、ただ「視野に入った」のみで、
直接ぶつかり合うような位置関係にはなかったのではないでしょう
か。

 ★ マルドゥクの風

  ティアマトが咆哮を発した
  支配者が彼の強力な武器、"嵐の氾濫"を起こした
  彼女の足の根本は、前後に震えた
  ティアマトマルドゥク、神々の最も賢いもの
  お互いに向かって進んだ
  彼らは、一つの戦いに押し進んだ
  彼らは、戦いのために接近した

 いよいよクライマックスが近づきます。ところで、彼らは正面からぶつ
かったのでしょうか。そのヒントを、シッチンはマルドゥクの戦術の中に
見い出します。

  支配者は、彼女を包むためにネットを広げた
  最後尾の"エンリルの風"を、彼女の前で解放した
  ティアマトが彼を圧倒しようと彼女の口を開けたとき
  彼は"エンリルの風"を打ち込み、彼女は唇を閉じられなくなった

  獰猛な"嵐の風たち"が彼女の腹を充満させた
  彼女の体は膨張させられ、彼女の口は大きく開いた

  彼はそこでを放った、それは彼女の腹を引き裂いた
  それは、彼女の内部を切り、彼女の子宮まで引き裂いた
  このように彼女を征服し、彼女の生命の息を彼が消した

縮第4幕 
(ゼカリア・シッチン『人類を創成した宇宙人』p268《徳間書店(竹内 慧
・邦訳)》より転載)

 ここでマルドゥクの「風」である衛星のうち、まず最後尾、つまり最も
外側の衛星ティアマト正面から衝突しています。つまり、二つの
惑星は、衛星軌道が確保できるほどに離れていたと考えられます。

 その後、いくつかの衛星も突き刺さり、ティアマトに裂け目が入ります
が、最終的には「生命の息」を消したにとどまっており、シッチンは、テ
ィアマトの荒れ狂う電磁場が消滅
したものと解釈しています。

 ★ 彗星の起源

  彼がリーダー、ティアマトを殺したあと
  彼女のは粉砕された
  彼女の軍勢はバラバラにされた
  彼女の側で行進した神々の助力者は、こわごわ震える
  彼らの生命を救って、維持するために後ろを向いた

 とは、ティアマトが生み出した衛星でしょう。それらは細かく粉砕さ
れて、彗星となったのだとシッチンは推測しています。そのため、軌道平
面の角度もバラバラで、その多くが太陽系の惑星とは逆(後ろ向き)
の、時計回りに放り出されたのです。

  ネットをかけられて、彼らは罠で捕えられたのを知った
  彼女の側で行進した全部の悪魔の帯
  足かせをはめ、彼らの手を縛った
  ぴったりと取り囲まれて、彼らは
逃げることができなかった

 放り出された彗星の多くは、大宇宙へ飛んでゆくことなく、網をかけられ
たように、太陽系を巡る軌道に捉えられたのです。これが、現在の彗星
の起源
であるとシッチンは推測しています。

 その後のマルドゥクの軌道については、はっきりとは書かれていません
が、小生は二つの可能性を考えています。

 ① そのまま現在のマルドゥクの軌道に収まった
 ② いったん、元のティアマトの軌道に乗った

 ①の軌道については、後ほど詳しく説明しますが、この場合は、次の
5幕
までの期間は相当長いものになります。小生は、その後の展開から
見て、②ではないかと思っており、これも後に説明します。

 ただし、どちらにせよ結末には影響しません。

 ★ 地球と月の誕生

 さて、ここからがようやく「地球」と「月」の創造の物語で、聖書が「天と
地の創造」
として述べているものの原型となるものです。それは、マルド
ゥク
最初の太陽の周回軌道を巡り、再びティアマトのもとへ戻る
から始まります。

  彼の支配力を強くするため、
  彼が征服したティアマトの所へ戻った
  支配者は、彼女の生命のない体を見るために休止した。
  この怪物を分割するために 彼はうまく計画した
  彼は彼女を2つの部分に分けた

 この記述で、周回軌道から戻って来るまでは、ティアマトはまだ「一つ」
だったことがわかります。

縮第5幕 
  支配者は、
  ティアマトの後方の
  部分
を踏みつぶした

  彼の武器で 
  つながった頭蓋骨
  切り離した

  彼は、彼女の血の
  経路を切断した
 
  そして北風を起こした
  それを知られざる
  場所
に運ぶために

 ここではマルドゥク自身
がティアマトの後部を踏み
つぶした
としています。
 シッチンは特に説明して
いませんが、小生は、ここ
で初めて、マルドゥクが
ティアマトに衝突したので
はないかと思います。

 そのため、ティアマト
2つに割れます
 

(ゼカリア・シッチン『人類を創成した宇宙人』p273《徳間書店(竹内 慧
・邦訳)》より転載)


 その後追い打ちをかけるように、 マルドゥクの衛星(北風)がその一方(頭
蓋骨)に衝突し、新しい(知られざる)軌道に運ばれたのです。
 そう、それが「地球」となったのです。

  彼女の他の半分は、ついたてとして空に置かれた
  それらを束ねて、夜警として配置した
  彼はブレスレットとして大きな帯を形づくるために
  ティアマトの尾を曲げた

 踏みつぶされた後ろの部分は、内惑星と外惑星の「ついたて」として、ブレ
スレット状に曲げられたのです。この形状から、「小惑星帯」を意味すること
はほぼ間違いありません。

 そして、「頭」の部分である地球については、いよいよ造成が始まります。
神話は、引き続きマルドゥクが、創造にかかわったものとしています。

  ティアマトの頭を置き 彼は、山をその上にたてた
  彼は泉を開き 急流を湧き出させた
  彼女の眼差しから 彼はチグリス川とユーフラテス川を放った
  彼女の涙から 彼がそびえ立つ山を形づくった
  井戸のために穴をあけられた泉から、水が流れ出す


 さて、最後は「」です。マルドゥクはティアマトの衛星のうち、キングウ
だけは粉砕しなかったのです。

  そしてキングウを、
  それらのチーフだったものを 彼は縮ませた
  彼はそれを神ドゥグガエとみなした
  彼は運命の平板をとった
  正しくは彼のものではないから

 キングウは、その大きさを縮められ、ティアマトが与えた平板(惑星とし
ての軌道)
を取り上げられて、再生された「地球」の軌道に付き従う衛星
に戻されたのです。

 「ドゥグガエ」とは「鉛のるつぼ」のことで、シッチンは、キングウが生命
に不可欠な要素である大気や水を失って、生命のない星となったことを
表しているとしています。そして、全ての惑星の配置が定まると、

縮太陽系2
(ゼカリア・シッチン『人類を創成した宇宙人』口絵《徳間書店(竹内 慧
・邦訳)》より転載)
 

  (マルドゥクは自慢して)
  「私は天の神々の道をうまく変えた
  それらは二つのグループに分割された」
  (彼は,惑星のための)位置をつくった
  (自らには)位置ニビルを与えた

 この「位置ニビル」こそ、第六十一夜でお話しした、シュメールの円筒
印章に描かれている、火星と木星の間の「未知の惑星」なのです。しか
し、その軌道は他の惑星とはかなり違ったものでした。

  次回第六十四夜は、惑星ニビルの軌道についての話へと続き
ます。


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