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トンデモ話は奥で繋がる(58) 22.11.18

トンデモ話は奥で繋がる 「第五十八夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪シッチンの地球年代記≫

 ★ シッチン・元気・バシャール
縮シッチン
 その著書の冒頭は、こう始まります。
 
 『人類はエイリアンであった! そして、この驚くべ
    き 結論を裏付ける証拠は、人類自身なのである。』

 ゼカリア・シッチンがその著書『地球年代記』を世に著
して以来、そのベストセラーの内容の真偽を巡って、世界
中でさまざまな論争が繰り広げらました。
 
  しかしながら、日本では、その翻訳版すら知られていない時代が続きました。

 小生がその翻訳版である著書『人類を創成した宇宙人』を手にしたのは平
成19年の夏で、初刷(1995年)から数えて既に第5刷を数えており、もう少し
早く知っていればと思ったものです。
縮バシャール
 ちょうどその頃、世間では突然の引退宣言をした
K1格闘家須藤元気が、 チャネラーのダリル・ア
ンカ
を通じて、多次元的存在「バシャール」との対
話本を出版して、その意外性が話題になりました。

 2007年と言えば「オーラの泉」がゴールデンタ
イムに進出し、スピリチュアル・ブームが始まった
頃で、多くのにわかスピリチュアル・ファンがこの
本を読んだことと思います。

 正直いって、この対話は特異分野に対する非常に広汎な知識を必要とする
もので、須藤元気とスピリチュアルへの好奇心だけで手にした読者には、きっ
と何が何だかわからない対話だったと思います。

 量子物理学の世界(その中でフォン・ノイマン博士も出てきます)や平衡
宇宙(パラレル・ワールド)
に始まり、宇宙人の魂のウォーク・インフリー・
エネルギー
等々、ありとあらゆるものが話題に上がっています。

 須藤元気は、話が難しくなりかけると頻繁なジョークで薄める手法で対話を
続けてゆくのですが、その知識の量は相当なもので、「ただものではない」と
感じさせる対話でした。

 対話の終わりの方で、須藤元気が「種としての人類が、いつ頃、どのよう
に出現したのか」
を質問するのですが、答えの中でバシャールは、人間に自
分達の遺伝子を組み込んだETである「アヌンナキ」の存在を語っています。

 須藤元気もさるもので、その答えに対して「ゼカリア・シッチンが古代シュ
メールの円筒印章を解読した内容は、概ね正しいと言うことですね」
と応
答しており、彼のこの分野での知識の幅広さをうかがわせます。

 バシャールはそれを受けて「シッチンの本は、幾分間違っている所もあり
ますが、だいたいは当たっています」
と言っているのですが、この当時この
二人の対話を理解できるのは、小生も含め相当イカレタ人達に限られた
でしょう。

 バシャールなる多次元的存在の是非はともかくとして、シッチンの説は古代
文字の解読
から得られたものです。それ以後もグラハム・ハンコックや、多
くのチャネラーが、彼の説に近い古代人類の歴史を唱えています。

 ウィキペディアでは、彼の説には「相当の誤訳」があるとしていますが、そも
そも、シュメール人に直接聞くのでない限り、それが「誤訳」であると言い切
れる人など居ないのではないでしょうか。

 無論、彼の説が全て正しいとは言えませんが、少なくともその可能性を示唆
するような数々の遺跡や伝承が残されていることは確かなのです。それでは、
以下、彼の説のエッセンスを紹介してゆくことにします。

 ★ 人類の進化と退化

 東アフリカで発見された化石から、最初の類人猿が出現したのは約1400
万年前
と推定されています。しかし、その後の人類の進化の歴史については、
考古学上、時系列的に一直線には並んではおらず、謎に包まれたままです。

 初期の人類であるアウストラロピテクスが出現したのは約400~200万
年前
であり、その後期には既に石器を使用していたとされます。その後直立猿
人を経て、最初の原始的な「旧人」の一種であるネアンデルタール人が、約2
5万年前
に現れています。

 彼等は外見的には、ほぼ現在の人と同じような容姿であるにもかかわらず、
石器の使用に関してはアウストラロピテクスのものからほとんど進歩しておら
、2万年前に突如として絶滅しています。

 しかし、30万年前に突如として「新人」であるホモ・サピエンスが分化し、
4万年前から出現した、現代の人類の直接の祖先であるクロマニヨン人は、
毛皮の衣服、芸術的手腕、組織化された社会等、格段に進化した存在でした。

 また奇妙なことに、人類の文明はそのまま発展していった訳ではなく、紀元
前2万7千年~同1万1千年
までは、住居跡が次第に退化・減少し、ついに
は跡形もなく消えてしまっています。

 ところが、紀元前1万1千年には、いきなり高い農耕文化をもった人類が
復活し、次々と品種改良された植物が生み出されています。そして紀元前
7500年
には「新石器時代」となり、粘土製作物や陶磁器が産み出されます。

 しかしその文明も、紀元前4500年には退化の道を辿り始め、粘土製作
物は消滅し、再び石器が多用されるようになってゆきます。ところが紀元前
3800年頃
、突然シュメールの地に想像を絶する文明が出現します。

 ★ ほぼ完成された文明

 1949年、イギリスの考古学者ヘンリー・レヤードアッシリアの2度目の
発掘調査の際、アッシュールバニパルの図書館の廃墟を発見し、アッカド
語で書かれた2万5千点にも及ぶ平板を運び出します。 

 そのうちのいくつかが、アッカド語とシュメール語の辞書であることが判明
し、シュメール語で書かれた文献の解読が急進するにつれ、シュメール文明
こそ現代に繋がる文明のルーツであることが明らかにされてゆきます。

 その文明は、独自の楔型文字を始め多岐に渡っています。活字を使用した
輪転機による印刷技術60進法を基礎とした数学、レンガを使った高層建
、青銅を使用した冶金術、瀝青とアスファルトの石油燃料、罰則まで定めた
外科的治療法織物技術、穀物からのパン製造、水上輸送用の運河と陸
上輸送のための車輪、様々な楽器と楽譜…等々、それらは単に「初めての
文明
」と言うだけでなく、ほぼ全ての分野を尽くしていました。

 そして奇妙なことに、その文明度は後続の古代文明より高ものでした。
紀元前1万1千年、同7500年、同3800年の3段階に渡って、何かが文明
加速させたのではないか、シッチンはそう考えたのです。

 ★ 多民族の神話の起源

 ギリシア神話に登場する最初の神々は男女各6人の巨人たちです。その
後、幾多の神々が生まれてゆきますが、不思議なことに主要な神のグルー
プは、入れ替わりこそすれ、常に12人という定員を守ります。

 一方、インド古代宗教のヒンズー教も、神の王家の継承はカシュ-ヤパと
その配偶者と10人の子供達の12人の者に限られており、その内容は驚く
ほどギリシアのものに似ているのです。

 地理的にも、時代的にも遠く離れた2つの神話が似通っている理由として、
学者は、紀元前2000年頃にインド・ヨーロッパ言語に属する民族が大移
をしたものと推定しています。

 一つのグループは、1500年頃にインドに移動して、現地のヒンズー人に
彼らの神話を伝え、口述のヴェーダをインドにもたらしたと推定されています。
彼等は「アーリア人(高貴な人)」と呼ばれていました。

 ギリシアへは小アジア(トルコのアナトリア半島)から伝わったと推定され
ています。そこに住む民族は「ヒッタイト」と呼ばれ、12の「強力な古い神
々」
にまつわる叙事詩を残しています。

 その神々の名前は、しばしばシュメール文字で書かれていました。しかし
ながら、彼らがバビロンについた紀元前1600年頃には、シュメール人達は
近東から姿を消しており、その繋がりは長らく不明でした。

 しかし近年になって、シュメール文明期の後、メソポタミアからアナトリア半
島までの広大なエリアを支配した「フルリ王国」の存在が明らかにされ、彼
等がヒッタイトとシュメールの橋渡しをしたことが分かってきました。

 それでは、ギリシア人、アーリア人、ヒッタイト人、フルリ人と、多くの神話
の源
となったシュメール人の神話の神とは、一体どのような神だったの
でしょうか。

 (シッチンは、他にカナン人エジプト人等の神話への影響も紹介し
 ていますが、長くなるので省略します。なお、エジプト文明について
 は、彼らとは違う神のものという説もあり、いずれお話しします。)

 次回第五十九夜から、その神話の世界へと入ってゆきます。

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握力は小学生よりない力なし。ひっそりとこのシャバの片隅でモーニングを食べている凡人です。猫、鳥、虫等、とやり合いながら暮らしています。

るんるうん

Author:るんるうん
またの名はクマネルです。ふしぎなことが好きです。着物も好きです。

たまに、魚を捌きます。猫におしっこをかけられたこともありますし、珍しい体験もあります。

たまに-クッテネル-が記事を書きます。そちらもよろしく。

いつのまにか歳をとりました。

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