2010.11.15
うそをつく
-うそをついてはいけない-とか-正直者であれ-とか...まことにもっともなことを小さいときから聞かされております。
正直者...うそつき...
どちらになりたいかと言われれば、もちろん、正直者です。
好んでうそをつく人は少ないでしょう。なーんておめでたいのか?
しかし、正直でありたいと思いつつも、場面場面で悩むのが、人間です。例えば、プライバシーを単刀直入に聞かれ、正直に答えるものかどうか?迷うものであります。
そういえば、この間借りてきた本に、高所恐怖症の話が出ていました。古典の古今著聞集の中の話です。
白川院のころ、法勝寺の九重の塔の修理があったそうです。その修理工事の後、てっぺんのところが、銅でなく牛の皮ではないか?という噂が出ました。牛の皮だったら、欠陥工事ということで大変です。担当者も罪に問われます。白川院は、ある仏師を呼び、塔に登らせます。
仏師は途中までのぼったが、泣き、わなわなと震え、とても見定めれるものではないと言います。
院はその姿を見て、それ以上は追求しませんでした。
あるとき、院が藤原顕隆と話をしたときに、あきたかが、「そのものは、なかなかだ。牛の皮だとわかれば誰かが罰せられる。大事件になるだろう。そんなことをさけるため、おくびょうもののふりをしたのではないか」などと言います。
それを聞いて白川院はつかえる男だと思い、その仏師を重用したと言います。
この話は、うそをつくとか正直とかをこえています。
なにもかも真実をいうことがいいわけではない。狭い真実を見て、全体をよくみることをわすれてはなりませんね。日本の政治、外交...みんなが平和で楽しくいくには?と、考えていたいです。
正直者...うそつき...
どちらになりたいかと言われれば、もちろん、正直者です。
好んでうそをつく人は少ないでしょう。なーんておめでたいのか?
しかし、正直でありたいと思いつつも、場面場面で悩むのが、人間です。例えば、プライバシーを単刀直入に聞かれ、正直に答えるものかどうか?迷うものであります。
そういえば、この間借りてきた本に、高所恐怖症の話が出ていました。古典の古今著聞集の中の話です。
白川院のころ、法勝寺の九重の塔の修理があったそうです。その修理工事の後、てっぺんのところが、銅でなく牛の皮ではないか?という噂が出ました。牛の皮だったら、欠陥工事ということで大変です。担当者も罪に問われます。白川院は、ある仏師を呼び、塔に登らせます。
仏師は途中までのぼったが、泣き、わなわなと震え、とても見定めれるものではないと言います。
院はその姿を見て、それ以上は追求しませんでした。
あるとき、院が藤原顕隆と話をしたときに、あきたかが、「そのものは、なかなかだ。牛の皮だとわかれば誰かが罰せられる。大事件になるだろう。そんなことをさけるため、おくびょうもののふりをしたのではないか」などと言います。
それを聞いて白川院はつかえる男だと思い、その仏師を重用したと言います。
この話は、うそをつくとか正直とかをこえています。
なにもかも真実をいうことがいいわけではない。狭い真実を見て、全体をよくみることをわすれてはなりませんね。日本の政治、外交...みんなが平和で楽しくいくには?と、考えていたいです。
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