2010.11.09
鹿島、香取、いきす...そして-2-勝者と敗者と平和
日本における古いおはなしといえば日本書紀、古事記です。
このあたりは歴史の好事家がいろいろな方面から語っています。アマテラス、、スサノオなどから始まりヤマトタケル、そして、蘇我氏について、など、始まりの神から昔の有力豪族、天皇その他満載です。
昔の紀記といっても人が書いたものですから、書いた人、編纂させた人、世に送り出した人、などによって、都合のよい事実が書かれているのでは?という指摘も多いことはみなさん、ご存知だと思います。
おなじみの国譲り...-譲る-という言葉からは、もともとの臣下がはるかに身分の高い徳の高いひとに自らの国を差し出す...そんなニュアンスを受けます。しかし、どうも、そうでない気配が多いです。なにしろ、もともとこの国に出雲にいた人がいた。その国の長に、国を譲れと迫る人がいる。なので譲った...?降伏だろう。
譲ったのではなく、武力と流血で侵略者が脅し取ったのではないか?
これも私が出雲側だったら-譲る-なんて、しません。よその人にとられるのです。しかし、武力ではかないません。悔しいです。しょうがないから、泣く泣く、降伏をするのです。
出雲のおおくにぬしのところに、強い神が来る。国を譲れ...その神がタケノミカズチです。強く、おおくにぬしを圧倒します。おおくにぬしは息子が二人います。その1人の息子が国を譲るのに納得しませんでした。その神は、タケノミナカタといいます。彼は、ミカツチと戦い破れ、諏訪のモリヤの神を追い、諏訪の神となります。そして、ここから出ないとミカツチに誓います。
ざっとこんな神話があったかと思います。
タケノミナカタが屈服したくなくさからったのもわかるし、行った先に土着の神、部族がいて追い払われた身の上のミナカタが今度は侵略者として諏訪に入っていくというのは、明治維新後に、幕府方についた旧幕臣、会津藩、尾張藩その他などの下級藩士を思い出します。尾張の下級武士は幕府側についたため、失職し、新政府ができてからは、北海道の開拓に行かされるのです。負けたかれらは、北海道で開拓民、屯田兵などとして、はからずもこんどは土着のアイヌを圧迫する立場に立つのです。
私はこれらのことを思うと、何が善でなにが悪いのか...争い、平和とは?思わざるをえません。
神話では、タケノミカツチは、東国にある荒びる神、天津みか星も倒したといいます。
タケノミカツチ、は鹿島神宮の神、同じく武勇にたけるフツヌシは、香取神社の神です。ともに勝者です。
さて、神話において、天体、または、星の名前をもった神はいません。この、悪であり、退治すべきとされたみか星は、星という名がついています。星というのは、紀記を編纂した側からは、存在してはいけないものをあらわしていたのでしょうか。
続く
このあたりは歴史の好事家がいろいろな方面から語っています。アマテラス、、スサノオなどから始まりヤマトタケル、そして、蘇我氏について、など、始まりの神から昔の有力豪族、天皇その他満載です。
昔の紀記といっても人が書いたものですから、書いた人、編纂させた人、世に送り出した人、などによって、都合のよい事実が書かれているのでは?という指摘も多いことはみなさん、ご存知だと思います。
おなじみの国譲り...-譲る-という言葉からは、もともとの臣下がはるかに身分の高い徳の高いひとに自らの国を差し出す...そんなニュアンスを受けます。しかし、どうも、そうでない気配が多いです。なにしろ、もともとこの国に出雲にいた人がいた。その国の長に、国を譲れと迫る人がいる。なので譲った...?降伏だろう。
譲ったのではなく、武力と流血で侵略者が脅し取ったのではないか?
これも私が出雲側だったら-譲る-なんて、しません。よその人にとられるのです。しかし、武力ではかないません。悔しいです。しょうがないから、泣く泣く、降伏をするのです。
出雲のおおくにぬしのところに、強い神が来る。国を譲れ...その神がタケノミカズチです。強く、おおくにぬしを圧倒します。おおくにぬしは息子が二人います。その1人の息子が国を譲るのに納得しませんでした。その神は、タケノミナカタといいます。彼は、ミカツチと戦い破れ、諏訪のモリヤの神を追い、諏訪の神となります。そして、ここから出ないとミカツチに誓います。
ざっとこんな神話があったかと思います。
タケノミナカタが屈服したくなくさからったのもわかるし、行った先に土着の神、部族がいて追い払われた身の上のミナカタが今度は侵略者として諏訪に入っていくというのは、明治維新後に、幕府方についた旧幕臣、会津藩、尾張藩その他などの下級藩士を思い出します。尾張の下級武士は幕府側についたため、失職し、新政府ができてからは、北海道の開拓に行かされるのです。負けたかれらは、北海道で開拓民、屯田兵などとして、はからずもこんどは土着のアイヌを圧迫する立場に立つのです。
私はこれらのことを思うと、何が善でなにが悪いのか...争い、平和とは?思わざるをえません。
神話では、タケノミカツチは、東国にある荒びる神、天津みか星も倒したといいます。
タケノミカツチ、は鹿島神宮の神、同じく武勇にたけるフツヌシは、香取神社の神です。ともに勝者です。
さて、神話において、天体、または、星の名前をもった神はいません。この、悪であり、退治すべきとされたみか星は、星という名がついています。星というのは、紀記を編纂した側からは、存在してはいけないものをあらわしていたのでしょうか。
続く
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