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トンデモ話は奥で繋がる(55) 22.11.3

トンデモ話は奥で繋がる 「第五十五夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪プロジェクトの結末≫

 ★ エルドリッジ号現る

 今回の話も、第五十四夜同様、いやそれ以上にトンでいます。しかしなが
ら、それは我々の世界が「時間」というものを永久普遍なものであると認
識しているからに過ぎません。

 現にアインシュタインの相対性理論では、時間は観察する人間の速度
によって伸縮
ることが唱えられていますし、異次元空間からの帰還体験
者の多くは、現空間とは違う時間感覚を体験しているのです。

 そもそも4次元世界については、3次元軸に移動可能な時間軸が加わ
るという考え方が一般的です。となれば、その次元を通過することでタイム
・トラベル
が可能ですし、そもそも固定的な「時間」そのものが無くな
ことを意味しているのです。

 ………………………………………………………………………………………………

 このプロジェクトのキーパーソンであるダンカン・キャメロンは、1943年
8月12日
の不可視化実験の際、兄のエドワード・キャメロンとともにエル
ドリッジ号のコントロール・ルームで機器の制御をしていました。

 その日、船内がパニック状態にあった中、鉄の隔壁により正気を失うことの
無かったキャメロン兄弟は、必死に機器を停止しようとしていましたが、 何か
の力に引っ張られ
ように作動し続けたのです。

 ………………………………………………………………………………………………
 
 その理由は、40年後の8月12日にありました。その日、通常どおり作動
していた機器が、何かの力に吸い寄せられるように同調し始めたのです。
そして、タイム・トンネルに姿を現したのはエルドリッジ号でした。

 研究チームは、地球には20年周期のバイオリズムがあることを発見して
いました。そしてその日、40年前の同じ日に作動していたエルドリッジ号の発
電機と同調したのです。

 時空を超えた2つの機器の間に、強力なエネルギーの反射作用が生じた
ため、どちらの機器も制御不能に陥ったものでした。これを停止するには、
このプロジェクトそのものを破壊する以外に、同調を止める手立てはないも
のと思われました。

 ★ もはや発電機の破壊しかない

 そのため、ニコルズを含めた4人のメンバーにより、ダンカンの思念作用に
よる「起爆装置」プログラム
の作成が試みられます。しかし、その作業中、
ダンカンの潜在意識はとんでもない怪物を生み出します。

 毛むくじゃらで、身長約3メートルの巨大な怪物は、非常に獰猛で、触れる
もの全てに食いつき、手当たり次第に破壊しながら基地周辺をうろつく姿を
多くの住民が目撃しています。

 こうなっては発電機自体を停止する他はなかったのですが、電力の供給
源は全く謎
でした。そのため、基地内の発電所からの送電線を全てアセチレ
ン・バーナーで切断するという非常手段がとられました。

 しかし、基地内の灯りやコンピューターは全て停止したものの、不思議にも
送信機のある棟だけは依然として動き続けたのです。後の検証では、時空
を超えたエネルギーの反射作用
によるものと推定されています。

 ここに至っては、もはや送信機に繋がる電線を手当たり次第切る以外に方
法はありませんでした。全ての電線が切られた結果、ようやく送信機は停止
し、怪物も消え入るように消滅したのです。

 ところが、この2つの時空の間の強力なエネルギーのやり取りは、2つの
思わぬ結果
をもたらします。

 一つ目は、副産物として1943年と1983年を結ぶ安定的なタイム・ト
ンネル
が出現し、そのトンネルの延長・縮小により、どの年代へも確実に往
来可能となったことです。

 そして、もう一つの結果こそが、ダンカン兄弟に複雑怪奇な運命を与える
こととなったのです。

 ★ 運命のタイム・ワープ

 話は1943年8月12日時点に戻ります。エルドリッジ号の機器の暴走を
止められず、万策尽きたキャメロン兄弟は、船体を包んでいた電磁波から
逃れるため、甲板の柵を乗り越えて船外へと飛び出しました。

 ところが飛び出した先は、1983年8月12日時点のモントーク基地だっ
たのです。彼らは予期せずしてタイム・トンネルを通り抜け、40年後の未
に飛び出したのでした。

 彼らを迎えたのは、年老いたプロジェクト指揮者フォン・ノイマン博士
した。対応に追われていた博士は、ダンカン兄弟に1943年に戻り、エル
ドリッジ号の発電機を停止する任務
を与えます。

 (実際には、彼らはこの任務を遂行する前に、モントーク研究グルー
プから別の任務をが命じられ、予想外の事件に遭遇するのですが、そ
れに関しては後述します。)

 こうして彼らは再びエルドリッジ号に戻り、全ての機械を手当たり次第に
破壊し、その機能を停止させます。任務終了後、兄のエドワード1943
に戻りますが、ダンカン1983年にとどまることを選択します。

 ダンカンのこの選択は、彼自身の判断によるものかどうかは定かではあり
ませんが、危険な冒険でした。1943年と1983年のトンネルが閉じられた
際に、彼の身に何が起こるのかがわからなかったからです。

 ★ 時空を超えた魂 

  3次元世界の人間が通常の時間軸を超越した場合に起こりうる現象は、
次の3通りのパターンがあると言われています。

 ① 加齢速度が加速する。
 ② 加齢速度がゼロとなる。
 ③ 加齢速度が減速する。


 実際ダンカンの身に起こったのは、加齢速度の加速でした。第五十三夜
でお話しした逆バミューダ現象も、乗客やパイロットの身体に、これと同じ
ことが起こったものと考えられます。

 急速に年を取ったダンカンは、見るみるうちに老化してゆきました。もし彼
が死んでしまった場合、プロジェクトの中心人物となるべき過去のダンカン
が存在しないという、タイム・パラドックスが発生してしまいます。

 しかし、まもなく彼の肉体は機能を停止します。ここで、第五十四夜でお
話しした魂の移植技術が実行されました。 彼の「魂」はすぐに「電磁気的
霊魂」
として保存されました。後は現実と矛盾しない移植先へ彼の魂を移
すのです。

 研究グループは、タイム・トンネルで1947年に向かい、富豪で悠々自適
の生活を送っていたダンカン兄弟の父親と接触します。事情を説明して彼
に求めたのは、自身の息子を作ることでした。

 父親は快諾すると、既にダンカンの母親ではない新しい妻との間で子作り
に励みます。女の子ばかりが続いた末、1951年に待望の男児が誕生し、
もちろんダンカンと命名されます。(区別のため「新ダンカン」と呼ぶことに
します。)

 研究グループは、地球の20年のバイオリズムを利用し、1963年まで
はそのまま新ダンカンを成長させ、その年に死んだダンカンの「電磁気的
霊魂」を移植
しました。その時点で12年間の記憶は抹消されたといいま
す。

 一方、兄のエドワード・キャメロンについても、1983年の存在が必要
となります。そこで彼には、フィラデルフィア実験の初期の段階でニコラ・
テスラ
が開発したという減齢技術が施されます。

 これは「ゼロ・タイム」の発生により時間軸を失った被験者に対して、現
在の時間ではなく、時間軸の原点を故意に移動させることにより、肉体
的な年齢が遡及
するというものでした。

 身元に選ばれたビーレック家については、全員が実験の事実を忘れ去
る洗脳が行われた上で、減齢によって赤ん坊となったエドワードは、
ルフレッド・ビーレック
として育てられます。

 彼は、ごく普通の人間として大学を卒業し、技術者となってモントークの
研究員としてプロジェクトに従事します。彼が以前の記憶を取り戻したの
は1980年代の半ばで、以後その実態の解明に熱意を注ぐことになります。

縮キャメロン 
(ムーブックス『モントーク・プロジェクト~謎のタイムワープ』P147より転載)

 ………………………………………………………………………………………………
 全くの余談ですが、彼の名前である「エドワード」と「アル(フレッド)」 に
聞き覚えのある方はいませんか。そうです、今でも人気のあるアニメ『鋼
の錬金術師』
エルリック兄弟の名前とほぼ同じです。

 小生が2000年以降に見た、数少ないアニメのひとつですが、恐らく作
者である荒川弘は、モントーク・プロジェクトをモチーフとしてこのストー
リーを描いたのではないかと思います。

 2003年にオンエアされた時には、この人がどんなストーリー展開を見
せてくれるのかが、毎回楽しみでした。恐らくこのひともかなりイッテいる
部類の人ではないかと思っています。  
 ………………………………………………………………………………………………

 以上が、この著作のおおよその内容ですが、意図的に飛ばした箇所がいく
つかあります。その説明には、第五十三夜でお話ししたドランブァロの著作
とからめて話した方がよいと思われたからです。

 次回第五十六夜は、その辺りの話から始める予定です。


目次のペーシへはこちらから
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プロフィール

工芸美術をやっています。2017年からスペイン語の試験を受けています。が、ドンキホーテはいまだに完読できていません。握力は小学生よりない力なし。ひっそりとこのシャバの片隅でモーニングを食べている凡人です。

るんるうん

Author:るんるうん
またの名はクマネルです。ふしぎなことが好きです。着物も好きです。

たまに、魚を捌きます。猫におしっこをかけられたこともありますし、珍しい体験もあります。

たまに-クッテネル-が記事を書きます。そちらもよろしく。

いつのまにか歳をとりました。

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