2022.09.13
帯、完成しました
布地を絞りで白く抜き、草木染めし、あと、型染めをしました。それを縫い、芯を入れて名古屋帯が完成です。
帯を作るための染めで面倒で大変なのは、絞ったり、色を挿したりすることではなく、どこからどこまで白抜きをしておくか、正確にお太鼓と胴の模様の位置を定めることです。
何度も手本の帯地を持ってきてサイズを測ったり、本に出ているサイズを測ったり、ネットでみたりもして。どれも違うのが悩ましいところで、結局は帯地を持ってきてそのサイズに合わせて位置を出すこととしました。
その後、絞りで白抜き、型染め、などをして生地を作りました。

第二段階が帯の仕立てです。採寸をして、縫うのですが、仮縫いもしないし、手縫もしません。自分で染めたどうなっても良い帯地です。思い切って、ミシンで縫うこととしました。すると、手縫より綺麗におまけにずれずに縫えます。一本めでこれはいけると思ったので、三本まとめてミシンで縫いました。
次は縫った帯地に芯をつけます。これが本当に嫌な作業なのです。帯の外側の布には針が通らないように固い帯芯と縫代のところを掬い上げて縫わねばなりません。横向きに固い帯芯をすくって行くので、つい、左手の指をぐさっと針で刺してしまいます。これがとても苦痛で私は帯作りは仕立てに出していたのですが自分の染めた帯だと、もしかして、柄付けの割合が悪く、うまく仕立ての人ができないかもしれないと案じてしまいました。それで指を刺すのは嫌だけど、自分で仕立てることとしたのです。
ですが、私にはある道具を使うアイデアがあったのです。それは、絨毯針です。半円状に曲がった針で絨毯針というものがあり、それを使って芯を救えば針先に、自分の指をつつかれることはないだろうと思ったのです。
今回は芯をつけるのは一部をミシン、あとは絨毯針にしましたが、今までのように手を痛めることなく、非常にスムーズに縫うことができました。

やはり、道具というものはすごいです。しかし、和裁の本や教室ではこのようなミシン併用や、ましてや曲がった針を使って縫うなんて聞いた事ありません。作業効率も、出来上がりも全然違ってとてもいいのに、なぜやらないのだろうかと思います。多分、こんな道具を使わなくてもプロの人は腕がすごいので、こんな邪道はしないのでしょう。
でも、一般人にはいいですよ。ミシンと、曲がった針での帯制作、おすすめです。帯をミシンで縫うなんてと思われる方もいると思いますが、シルクは滑りが良く、生地ももたついたりしないし楽です。私もやってみようかなぁと思っても、こんなことやれるんだろうかと躊躇していましたが、物事はやってみることです。
曲がった針も、力があまり入らずに安全に縫えるのが素人にはありがたいです。

帯を作るための染めで面倒で大変なのは、絞ったり、色を挿したりすることではなく、どこからどこまで白抜きをしておくか、正確にお太鼓と胴の模様の位置を定めることです。
何度も手本の帯地を持ってきてサイズを測ったり、本に出ているサイズを測ったり、ネットでみたりもして。どれも違うのが悩ましいところで、結局は帯地を持ってきてそのサイズに合わせて位置を出すこととしました。
その後、絞りで白抜き、型染め、などをして生地を作りました。

第二段階が帯の仕立てです。採寸をして、縫うのですが、仮縫いもしないし、手縫もしません。自分で染めたどうなっても良い帯地です。思い切って、ミシンで縫うこととしました。すると、手縫より綺麗におまけにずれずに縫えます。一本めでこれはいけると思ったので、三本まとめてミシンで縫いました。
次は縫った帯地に芯をつけます。これが本当に嫌な作業なのです。帯の外側の布には針が通らないように固い帯芯と縫代のところを掬い上げて縫わねばなりません。横向きに固い帯芯をすくって行くので、つい、左手の指をぐさっと針で刺してしまいます。これがとても苦痛で私は帯作りは仕立てに出していたのですが自分の染めた帯だと、もしかして、柄付けの割合が悪く、うまく仕立ての人ができないかもしれないと案じてしまいました。それで指を刺すのは嫌だけど、自分で仕立てることとしたのです。
ですが、私にはある道具を使うアイデアがあったのです。それは、絨毯針です。半円状に曲がった針で絨毯針というものがあり、それを使って芯を救えば針先に、自分の指をつつかれることはないだろうと思ったのです。
今回は芯をつけるのは一部をミシン、あとは絨毯針にしましたが、今までのように手を痛めることなく、非常にスムーズに縫うことができました。

やはり、道具というものはすごいです。しかし、和裁の本や教室ではこのようなミシン併用や、ましてや曲がった針を使って縫うなんて聞いた事ありません。作業効率も、出来上がりも全然違ってとてもいいのに、なぜやらないのだろうかと思います。多分、こんな道具を使わなくてもプロの人は腕がすごいので、こんな邪道はしないのでしょう。
でも、一般人にはいいですよ。ミシンと、曲がった針での帯制作、おすすめです。帯をミシンで縫うなんてと思われる方もいると思いますが、シルクは滑りが良く、生地ももたついたりしないし楽です。私もやってみようかなぁと思っても、こんなことやれるんだろうかと躊躇していましたが、物事はやってみることです。
曲がった針も、力があまり入らずに安全に縫えるのが素人にはありがたいです。

- 関連記事
-
- 三本目の帯、できました (2022/09/20)
- 貝の柄の帯、完成しました (2022/09/18)
- 帯、完成しました (2022/09/13)
- 着物生地の精錬 (2022/09/07)
- 買ってしまいましたー博多帯 (2022/04/28)
- コメ兵で反物をまた買ってしまいました (2021/05/18)
- 大須で着物など買いました (2020/03/23)
- 襦袢生地「正絹」を自分で洗ってみた (2020/01/28)
- 2015年に買った帯と芯入れ (2018/08/27)
- 呉服屋バーゲンの生地か゜...なんと (2013/10/15)
- シルックの博多帯を縫いました。 (2011/06/20)
- 着物完成か? (2010/05/31)
- 着物を縫う (2010/05/19)
