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トンデモ話は奥で繋がる(47) 22.9.14

トンデモ話は奥で繋がる 「第四十七夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪たかが夢と思うべからず≫

 ★ 寝室かハワイか?

 前述の謎の飛行船の目撃者の中でも、カリフォルニア州の電気工ヘロンの場合
は少々特異なケースです。彼はその飛行船に遭遇し、その乗員から飛行船の故
障箇所の修理を依頼され、その「お礼」として、飛行船でハワイ旅行に連れて行って
もらったと証言しています。

 しかし、注目すべきなのはヘロンの話より、彼の妻の話なのです。妻の証言では、
ヘロンが飛行船に遭遇したとする問題の時間、彼は寝室でスヤスヤと眠っていた
というのです。

 「飛行船ブームの最中、ヘロンが夢を見たに過ぎない」と決め付けるのは簡
単なのですが、この例は宇宙人によるアブダクション・ケースによくある「寝室体
」によく似ているのです。

 睡眠中のUFO体験者の多くは、寝室に現れた強烈な光によって目を覚まされ、
(本当に目が覚めたのかどうかは別として)この光に導かれて、宇宙船の中の
「暗い部屋」や「明るい部屋」に入り込み、邪悪なエイリアンや、平和的な美形の宇
宙人に遭遇しています。

 この体験は「別の何か」に似ていませんか。そう、いわゆる「臨死体験」の典型
的なケースです。これらは全て「脳内現象」であるとする説もありますが、体験者
の中には、物理的にはゆくことが不可能な遠方の見聞の証拠を持つ人もいます。

 もし、UFO現象を引き起こしている者たちが、睡眠中の我々の意識に入り込
み、「臨死体験」と同じような体験を演出しているとしたら…。実は、50年以上も
前に、その可能性を研究していた著名な心理学者が、かのカール・ユング博士
です。

 ★ ユング博士のメイン・テーマ  縮ユングは縮何故それは2
 さて、ここからしばらく
コンノケンイチ氏の
   『ユングは知っていた(徳間書店)
及び
喰代(ほおじろ)栄一氏の
  『何故それは起こるのか』(サンマーク
出版)の内容から、博士の研究内容につ
いて、いくつか抜粋して紹介してゆきます。


 心理学者ユング博士と言えば、高校の社会科の授業にも登場する、深層心理
の権威者ですが、晩年には共時性(シンクロニシティ)の研究とともに、UF
O現象
にも、独自の見解を示していたことはウィキペディアにも紹介されていませ
ん。

 しかしそれこそが、博士が青年時代に経験した、ある出来事をきっかけとして、
生涯に渡って知的探究心を捧げて来たテーマだったのです。

 ユングは福音派教会の牧師を父に、神学者を多く持つ家系から嫁いだ母との間
に生まれています。また、祖父は医師、兄は宰相を務めた貴族でした。母親は非
常に直感が鋭く、母親の祖母も霊能力が高いことで有名でした。

 このように、宗教と医学、信仰と自然科学という相対する観念が共存する家庭環
境の中にありましたが、彼は医師を志していたため、当然のことながら科学的なも
のを信奉し、占いやオカルト的なものはほとんど信じていませんでした

 しかし、彼が23歳の時、不思議な現象を体験します。編み物をする母親の部屋
で、拳銃の発射音のような、鈍く大きな音がしたため急いで駆け込むと、音の原因
は、テーブルが、縁から中央までザックリと裂けたためでした。

 70年も使い込んで枯れ切ったクルミ材のテーブルが、こんなふうに割れてしま
うのは、考えられないことでした。母親は直感的に「これは何か意味のあること
」とユングに言います。

 それから2週間後、今度は食器棚に置いてあったパン切りナイフの刃が、突然
4つに砕けた
のです。刃物師に見てもらうと、鋼には何の異常もなく、自然に砕け
ることなどあり得ないことだと言います。

 その後も異常現象が続き、科学的な彼も、これを偶然の一致とは考えられず、一
連の出来事を「超自然的な力」のなせる技と考えるに至ります。これが、彼が生
涯探求することになる「シンクロニシティ」への考察の発端でした。

 彼は、1902年の論文の中で、
 『私は、当時の学問で流行していた、科学が証明できないものは全部イカ
    サマだという馬鹿げた間違いを起こすことだけは、絶対にしたくなかった』

と述べています。<以上①より>

 ★ きっと誰もが経験済みの現象

 シンクロニシティとは、「お互いに因果関係はないが、同じ現象や類似した現
象が、時や空間を超えて相前後して起こること」
である。誰かに電話をしようとし
た途端、当人から電話がかるのも一例で、日常で経験された方もあると思います。

 以下、上記の二つ同書では、よく知られたシンクロニシティ(=奇妙な一致)の例
として、次のようなものが紹介されています。

 ● 1726年に出版されたジョナサン・スウィフトの『ガリバー旅行記』には天文
  学者が「火星には2つの月がある」と述べる場面があるが、火星の衛星である
  フォボスとダイモスが発見されるのは1877年である。        <①>

 ● 1889年にM・ロバートソンが発表した小説『タイタン号の遭難』は、処女航
  海の月、乗客の顔ぶれ、乗客数、事故の原因、救命ボート数、船の全長からス
  ピードに至るまで、23年後のタイタニック号の沈没の状況と同じであった。
                                       <①・②とも掲載>

 ● リンカーンとケネディー大統領暗殺には数々の共通点がある。  <①>
   (ウィキペディア参照)

 ● 英・小説家レベッカ・ウェストが、ある戦犯者のエピソードを探して図書館で
  調べ回ったが見つからず、困り果てて図書館員に声をかけようとした瞬間、何
  気なく手にした本に当人のエピソードが書かれていた。          <②>

 またユング自身は、精神科医として多くの患者に接する中で、「患者の見る夢」
に関する数々のシンクロニシティーを体験していますが、『何故それは起こるの
か』にはその一例として、以下のようなエピソードが紹介されています。

 ● ある女性患者は、その性格の偏向から治療がはかどらなかったが、彼女が
  「神聖な甲虫スカラベをかたどった金色の宝石を授けられる夢」を見て、そ
   の内容を語っている際、ユングの後ろの窓に黄金色の甲虫がぶつかってき
   た。そのことで彼女の心がうちとけ、治療がうまくゆくようになった。

 ● ユングが、夢の中の「」に関するシンボルについて研究していた時、それに
  関するラテン語の引用リストを作成した直後に、訪れた患者が、自分の描いた
  魚の絵を彼に示した。また、翌朝来た患者も「魚の夢を見た」と彼に語った。

 この他、両著作者自身も、自分自身の体験したシンクロニシティを幾つか紹介
しています。また、かく言う小生自身は、特に「著書」に関してレベッカ・ウェストと
同じように、自分の知りたい内容の本が、不意に目に入ってくる経験が多くありま
す。恐らく皆さん自身も、いくつか経験されていると思います。

 ★ 集合的無意識と「元型」

 精神分析学の先駆者であるジークムント・フロイトは、各個人の表面的意識
の奥に無意識の意識があり、その精神への作用を分析しましたが、ユングはさ
らに「個人的な無意識」とは別の「第二の心のシステム」があるとしました。

 それは非個人的な性質をもち、全ての個人において同一の、普遍的なもので
あるとされ「集合的無意識」と名付けられました。

 フロイトの個人的無意識は、当人が一度は意識したものの、忘却や抑圧により
意識の底に隠されてしまったものです。しかし、ユングの集合的無意識とは、個
人的無意識よりさらに深い層にあり、個人的には意識されたことのないもの
です。

 この集合的無意識の内容は「元型」と呼ばれ、「人間が生まれながらに持って
いる心のパターン」を指します。これは、ユングの心理学の中核を成す考え方で、
ある患者の心理療法を通じての体験から生まれたものです。

 1906年、若い頃からパラノイア性精神分裂病を発症していたある患者の診
察中、その患者が窓際に立って、目を細めながら太陽を見つめ、ユングにこう言
ったのでした。

 『太陽のペニスがみえるだろうが。私が頭を左右に動かすと、それも同じ
  ように動くんだよ。それが風の原因なんだ。』
 その時のユングには、彼の概念を全く理解することが出来ませんでした。

 しかし4年後、ユングが神話の勉強をしている時、古代ローマ帝国で広く信仰
された、太陽神ミトラスを主神とするミトラ教の儀典書と思われる書物の中
に、この患者と同じビジョンを発見することになります。

 その書物の解説では、太陽から筒が垂れ下がっており、それを見ながら西の
方を向けば東の風が起こって止むことはなく、東を向けば西の風が吹くとあり、
それを体験することこそ、神秘的なエクスタシーであると書かれていたのです。

 この経験から、この幻覚は単なる患者の幻覚ではなく、人類が共通に持つ
原始的な心象
の表れではないかと考えるようになり、以後この概念を発展させ、
人類の無意識の中に共通にある、いくつかの心のパターンを元型と名づけます。

 代表的なものとして、男性が心の奥に持っている女性のパーソナリティーとし
てのアニマ、反対に女性が心の奥に持っている男性のパーソナリティーとして
アニムス、私たちの心の奥にある母親のイメージ太母等があります。

 ユングは、これらの「元型」が、時代や地理、人種、宗教の違いを超えて「古
代からの人類の遺産」
として私たち全てに共通する心の構造として存在し、
たようなイメージ
を持ち、似たような神話を作り、似たような感情や観念を抱
くのだと考えたのです。

 ★ 自然界と通じる心の世界

 ユングは、私たちが疲れたり、失意を感じて心のレベルが低下して元気がなく
なっている時には、すべての人に共通する「元型」を含む無意識が活発に動き
始めることで、シンクロニシティーの起こる割合が高まる
のだと考えました。

 そして、さらにその奥…通常の私たちの心では認知できないレベルには、「心」
とも「身体」とも言えない領域である「類心的領域」があると考えていました。

 それは動物の世界に非常に近く、自然界と直接関係している領域であり、それ
で人間が思ったり夢で見たことが、自然界にも共時的に起のだと、ユングは
考えたのです。

 そして、裏を返せば、この「集合的無意識」に意図的に働きかける手段があ
れば、我々の「夢」や深層意識に中に、共通の概念やビジョンを送り込ことも
可能であると言えます。

 次回第四十八夜は、ユングのUFO研究の話へと続きます。


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プロフィール

工芸美術をやっています。2017年からスペイン語の試験を受けています。が、ドンキホーテはいまだに完読できていません。握力は小学生よりない力なし。ひっそりとこのシャバの片隅でモーニングを食べている凡人です。

るんるうん

Author:るんるうん
またの名はクマネルです。ふしぎなことが好きです。着物も好きです。

たまに、魚を捌きます。猫におしっこをかけられたこともありますし、珍しい体験もあります。

たまに-クッテネル-が記事を書きます。そちらもよろしく。

いつのまにか歳をとりました。

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