トンデモ話は奥で繋がる(46) 22.9.7

トンデモ話は奥で繋がる 「第四十六夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪彼らはいったい何をしに来るのか≫

 ★ 未来の飛行船の旅行者

 さて、まずは、彼らはあまりにも知りすぎたに掲載された、数々の奇妙な遭遇
例について紹介してゆくことにします。

 操縦可能な飛行船は、1901年のフランスの硬式飛行船「ルボーディⅠ号」とされ
ていますが、1896年から97年にかけて、その存在さえ知られていなかったアメリ
カで、「飛行船」と証する乗物で旅する男女が次々と目撃されます。

 5月、夜警に出ていたアーカンソー州の2人の保安官は、夜空に浮かぶ発光体を
目撃します。一旦視界から消えてしまいますが、馬で丘の上を走りぬけると、飛行船
型をした18m程の物体が、地面から浮いた状態で、彼らの目前に現れました。

 その物体に傍らには、怪しげな人影がうろついているのを見た二人は、銃を構えて
近づきます。カンテラの光に照らし出されたのは一組の男女でした。職務質問に対し、
彼らは「この飛行船で国内旅行をしている。熱い風呂に入りたい。」と答えます。

 普段着のまま、バケツでせっせと水を汲む男と、同じく普段着を着て、折からの雨
に、何の変哲もない普通の雨傘をさして男の側に突っ立っている女…。およそ、洗練
されたUFOにはふさわしくない?乗組員でした。

 やがて2人がズブ濡れなのに気づいた男女は、船内で雨宿りするよう招待します
が、巡回で忙しい彼らはそれを断るとともに、「何故、この飛行船がまぶしく光るのか」
と問います。男は「船の動力が非常に強力で。大量の熱を消費するからだ」と答
えています。

 1897年の4月は特に目撃者が多く、1日にミシガン州で数千人が、6日はネブラ
スカ州
で数百人が目撃した他、9日はイリノイ州、14・15日はワシントン・D・C
22日アーカンソー州と、まさに「国内旅行」をしています。

 謎の飛行船は各地に現れるだけでなく、急上昇、急旋回、超高速飛行に加え、鈍
上昇、鈍旋回、超鈍速飛行など、まるでその性能をひけらかすように、飛行機では
成し得ない航空ショー
を披露しています。

 その10年後、連中はイギリスへ現れます。1909年の5月、ウェールズで目撃さ
れた彼らは、大きな厚手のコートをまとい、頭にはピッタリとした毛皮の帽子をか
ぶって、例のごとくチューブのような物体の側で、せかせかと何かの作業をしていま
した。

 1人の老人に発見された連中は、飛び上がらんばかりに驚き、老人には理解でき
ない言葉
で何か言い合いを始めたかと思うと、地面に広げていたものをかき集め、
慌ててチューブに乗り込み、あっという間に空へと飛び去っていったのです。

 その後、老人は街の新聞記者を連れて現場に戻りますが、そこには14m弱の着
陸痕
があり、その付近には、新聞記事のスクラップが散乱していました。

 その内容は、イギリス内の謎の飛行船に関する報道と当時イギリスとの関係が
悪化していたドイツ皇帝、ドイツ軍に関する報道のスクラップ記事でした。また、
その中に、見たことのない文字で書かれた紙が落ちていたことが、さらに謎を深
めています。

 彼ら2人組は、その身なりや服装、言動から判断すれば、宇宙人などではなく、
般の地球人
のように思えます。目撃者の多くは、その高性能の飛行物体はどこか
の国の最新兵器
であると思い込むこととなりました。

 ★ 新手のセールスマン?

 もしそうだとすると、世間を騒がせているUFOが、既に1世紀も前に、地球上で
開発されていた可能性
が出てきます。無論、現在に至るまで正式な声明はありま
せんので、軍事的最高機密として、秘密にされたままということになります。

 また、新聞のスクラップ記事がドイツ関連であったことも気になるところです。
ドイツと言えば、第二次大戦中のナチスは、秘密裏にUFO技術を開発していたと
の噂があり、彼等がその情報源であった可能性もあるかも知れません。

 しかし、そうだとすると、この乗組員の取った行動はどこか不自然です。偶然に
目撃されるのは仕方ないとして、「最高機密」であるべきUFOの船内に招き入れよう
とする行為は秘密にすることと矛盾します。

 「どうせ理解できやしない」とタカをくくっている可能性もありますが、それでは「
中ショー
」はどうでしょう。いくら専門知識のない目撃者でも、通常の飛行物体より
高性能
であることは容易に気づくハズです。

 また、残された新聞のスクラップ記事にしても、保安官と接した時のような態度で
行動すれば、十分に回収できたのではないでしょうか。どうも、混乱を装って、ワザ
と残していった
ようにも見えます。

 彼らの行動を"普通に?"考えれば、各国政府に「UFOとはこういうものだ」という
ことを宣伝して飛び回っているセールスマンにも見えてきます。政府へ秘密裏に売
り込む
には、謎の飛行船のパフォーマンスは格好の材料になるはずです。

 ★ 不可解な訪問者たち

 しかし、まだこれくらいは"まとも"な方なのです。以下、同書では、一体何をしにや
って来たのか見当もつかない、トンデモなく滑稽な乗組員の例が、次々と紹介され
てゆきます。 以下、いくつか抜粋してみます。

 ………………………………………………………………………………………………

 1965年4月にアルゼンチンに現れた「連中」は支離滅裂です。不幸な目撃者とな
った商店主が、友好的に「アミーゴ!(友達)」と言って近づくと、いきなり光線を浴び
せて
動けなくしておきながら、「私たち火星人は非常に友好的です」と言い放ったの
です。

 さらにその火星人は続けて、「今年12月13日に、我々は地球に大挙襲来して、
この星を滅ぼすでしょう
」と通告したのです。彼らは「友好的」というスペイン語を誤
って覚えたのでしょうか。

 火星人が立ち去り、動けるようになった商店主は、この言葉をすっかり信じ込み、
回りからの奇異の目も委細構わず、やがて襲ってくる大災害に備えて大急ぎで準
?を開始しました。そしてやって来た「その日」は、全く平凡な1日だったのでした。

 ………………………………………………………………………………………………  

 1964年4月、米ニューヨーク州の農夫は、畑仕事中に丘の上に浮いている銀色
球形の物体を目にした。彼が近づくと物体は着陸し、中から人間?が現れた。農夫
は、何語でしゃべったのか記憶のなまま、彼と会話した。

 彼は「火星からやって来た」と語り、「火星の大地は砂漠で貧しいので、地球の
土に興味がある
」と言う。農夫が手元の肥料を分け与えると、その火星人は、大喜び
し、肥料を抱えてその物体に乗り込むと、あっという間に飛び去ったといいます。

 ………………………………………………………………………………………………

 同年ブラジルでも、農夫が奇妙なに遭遇しています。その日、牛たちに囲まれて
畑仕事をしていた彼の頭上から、帽子型をした物体が降下してきたのです。牛が一目
散に逃げしまう中、取り残された彼は、中から現れた性別不明の3人組の訪問を受け
ます。

 彼らは全く言葉を発せず、まず畑の有刺鉄線に興味を示し、次いで農夫の道具を手
にとって繁々と見つめ、トウモロコシを何本か引き抜いて観察し始めます。やがて
ちが戻ってくると、"生まれて初めて見るかのように"驚き、珍しがりました。

 農夫が「そんなに牛が珍しいのなら、一頭やろうか?」と声をかけると、無口だっ
た3人組は急にびつくりした顔をして、わけの分からない言葉でペチャクチャと話を
すると、彼など目もくれずに、"帽子"に乗って去っていってしまいました。

 この乗員たちは、この他の年にも、2人組か3人組で世界各地に現れて、植物採取
をしたり、動物をさらおうとしています。

 ………………………………………………………………………………………………
 
 1896年4月には、もっと不可解な事件が米ミシガン州で起きています。その夜、強
烈な光に目を覚まされたウィリアムが窓の外を見ると、例の謎の飛行船が目の前に浮
いていました。

 彼がその真下に行くと、頭上の飛行船から"声"がかかり、「飛行中にハンターの弾に
当たって傷ついた
」と、全くもってUFOらしからぬ報告に続いて「4ダースの卵サンド
ウィッチとコーヒー1瓶が欲しい
」と伝えてきたのです。

 奇妙に思いつつも、ウィリアムは言われるままの食べ物を用意すると、上空から巨大
なスコップ
のようなものが降りてきて、食べ物を持ち上げると、代金?と思われるコイン
が落ちてきたのです。

 ………………………………………………………………………………………………

 1961年には、上記に匹敵する不可解な事件に、米ウィスコンシン州の農夫、シモ
ントンが巻き込まれています。その日、彼の前に現れた円形の飛行物体から降りてき
たのは、浅黒い肌の色の色をした、未来的な服装をした20代半ばぐらいの3人の男
でした。

 3人とも無口で、1人の男がピカピカのバケツを示して、「水が欲しい」とゼスチャー
で示しました。水を分けてやる際、覗き込んだ船内では、2人の男がキッチン?で働い
ており、ストーブ?のような物の側には、焼きたてのパンケーキが山のように積んで
あったのです。

 シモントンが男に、「あのパンケーキが欲しい」とゼスチャーで示すと、山のようなパ
ンケーキの中から4枚ほどつまんで彼に渡し、その円形の物体に乗り込むと、空の彼方
へ消えてしまいました。

 ホカホカのパンケーキという物証を得て、自分の体験を確信したシモントンは、その
ままを世間に公表しました。世間一般には、大爆笑の的となったものの、一部のUFO
研究家からは未知のパンケーキに違いないとの議論が白熱します。

 しかしながら、分析の結果は、「ボール紙のような味の、普通にまずいパンケーキ
した。ただ、事件直後、シモントンの家から飛び立ったUFOの目撃者が存在し、彼の
一人芝居ではないことは実証されています。

 ★ 仕組まれた芝居の可能性

 これらのトンデモない目撃例を、全て作り話として片付けてしまうことは簡単なことで
す。しかし、彼らに、そのような「ありそうもない滑稽な作り話をする動機」が果たし
てあるのでしょうか。

 単にUFOや宇宙人の目撃者として注目を集めたいのであれば、計画的にもっとマ
トモな作り話
をするはずです。また、精神的に錯乱した単なる妄想という見方もあり
ますが、彼らは、その一件以外では全く正常な生活者なのです。

 前四十五夜で紹介した、UFO研究家のジョン・F・キールも、当初はUFO現象に
は懐疑的な一人
でした。16歳の若さでプロ・ライターの素質を表した彼は、持ち前の
「疑い深さ」と「冷めた目」でUFO現象の調査へ足を踏み入れます。

 これらの馬鹿げたUFO現象が、大衆をコントロールする、軍の「心理作戦」の手法
に似ていることを直感したキールは、その一つ一つに仕組まれたペテンを暴くつもり
詳細に調べ上げたのです。

 しかし、当初の予測に反し、彼のたどり着いた結論は意外なものでした。それは、

 『UFO現象は、インチキであるから"うさん臭い"のではなく、そうした現象が
  事実として起こっているからこそ"うさん臭い"のである』

というものです。以下、彼自身の言葉を抜粋してみると、

 『…もし、それら(UFO)が発達した技術を持つ優れた知能の産物だとす
  ると、それらは"欠陥ある仕上げ"に悩まされているようである。

 …目撃者たちが、地上に降りて(UFOの)パイロットたちによって修理
 れている物体に出くわしたという報告がたくさんあった。飛行中もそれら
 は部品を失うという驚くべき習性がある。

 …(機体の)出来が悪いらしく、しょっちゅう(部品)は脱落し、しばしば空
 中で爆発する。本当は"わざとやっているんじゃないか"としか思えないこ
 うした事故があまりにも多い
  それらは、その物体は"実在のもの"で"機械的なもだという(地球人
 たちの)信仰を深めようとしているのかも知れない
』 (同書、p31より抜粋)

 つまり、キールは、UFO現象は確かに存在するけれども、その正体は「宇宙人
の宇宙船」などではなく、非物質的な知的意志を持った実体ではないかとの
仮説に至ったわけです。

 「UFOという物体などは存在せず、物理的な現象だ」という意味では、否定
論者の言うとおりなのですが、それは、彼らの言うような単なる「自然現象」で片
付けられるようなものではなさそ
なのです。

 また、肯定論者が描いている「UFOは超ハイテク宇宙船」という固定観念は、
真の目的を持った何者かによって、その目的を巧妙に隠すために、意図的に捏
造されている幻影である可能性
があるのです。

 こうした仮説に立てば、前夜でお話しした「UFOバトル」の類は、うわべだけの
茶番劇
に過ぎなく、そのために、かえって一般大衆の中に、「UFO現象=取る
に足らない作り話
」という一般神話を作り出す原因となっているような気がしま
す。

 さて、次回第四十七夜は、その仮説の例証となる特異なケースの紹介から始
める予定です。


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るんるうん

Author:るんるうん
またの名はクマネルです。ふしぎなことが好きです。着物も好きです。

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