2013.07.28
トンデモ話は奥で繋がる(199) 25.7.28
トンデモ話は奥で繋がる 「第199夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。
≪愛のエネルギーは美味?≫
★ 高次体験者の使命とは
さて、K・M氏のセッションの続きです。翌日も再び闇の中に光
が見え、珊瑚ちゃんが現れ、また『私はあなたの断片です。』と
語りかけますが、K・M氏は、彼女にこんな疑問を投げかけます。
『 何故私は、あなたに会うことが出来たのか。私が求め
ていたと言うあなたに会ってしまえば、これから一生や
ることが無くなってしまうのではないか。』
すると、珊瑚ちゃんはこう答えます。
『 貴方の役目はこれからなのです。世界が1つである
ことを、貴方は皆に知らせなければなりません。
私達のような存在に会った多くの人は、既に動いて
います。地球は危ない状況にあります。時間がありま
せん。人間のエゴがどんどん増大しています。』
これに対し、K・M氏が『どうやって救うのか』と問いかけます。
珊瑚ちゃんは、こう答えます。
『 この体験を本に書くのです。貴方は人に気付きを与
える文章力があります。それを活用してください。』
珊瑚ちゃんは、この体験を書物にして、人類全体に知らしめるこ
とこそが、K・M氏に課せられた本当の使命であり、既に多くの先
駆者が、その役割を果たして来ているのだと諭します。
この辺りも、高次元存在とのコンタクト体験者によく見られる
展開です。実際、このような体験をきっかけに、スピリチュアル的
指 導者の道を進んでいく例も多々あるでしょう。
K・M氏も、世界に真の平和をもたらすための使者の1人として、
その列伝者の中に名前を残す資格があると、珊瑚ちゃんは語りか
けたわけです。
★ 愛のエネルギーを喰う
しかし、そんな興味の全く無いK・M氏は、『私は社会使命のた
めに働きたくはありません。』と答えます。彼の興味は、あくまで
『この世界の真実を知りたい』ということのみにあります。
最も『この体験を本に書く』という使命のみは、現に実行してく
れています。そしてそのお陰で、私達はこのような高次元体験に
対 する、全く別の視点を持つことができます。
それに対し、珊瑚ちゃんの言葉は、諭す口調から命令型のもの
へ と変化します。これまた、スピリチュアル・コンタクトではお馴染
みのフレーズです。
『 愛に目覚めてください。時間がありません。』
ここでK・M氏は、珊瑚ちゃんが、幾分色褪せたように感じます。
彼女の正体をつかみたいと感じたK・M氏は、『断片であるあなた
に合一させてくれ』と願い出ます。
それに対し、珊瑚ちゃんは無表情のままでしたが、拒否の言葉は
ありませんでした。K・M氏は、エネルギー体である『自らの断片』
に近づき、合一しました。
すると、K・M氏の感じたのは、機械と合体するような冷たいイメ
-ジであり、同時にK・M氏自身のエネルギーが、一方的に奪わ
れるのを感じ、彼女からは何も還って来ませんでした。
珊瑚ちゃんから離れたK・M氏は、離れてもなお、彼のエネルギ
ーが珊瑚ちゃんの方へ流れているのを感じます。その間も珊瑚
ちゃんはこう訴えかけます。
『 もっと私を愛しなさい。愛を与え続けるのです。』
もはや、開き直りとも取れるこの言葉に、K・M氏は『あなたは何
故エネルギーを奪うのか』と聞き返します。それに対して、珊瑚
ちゃんはこう答えます。
『 貴方は間接的なエネルギーとして食物を食べますが、
我々は直接的なエネルギーしか食べません。』
(『ハンドルを手放せ』pp141-146《講談社+α文庫》より抜粋転載)
いかがでしょうか。どうやらK・M氏が出会った高次元の存在は、
私達が牛から乳を搾り取るのと同様に、人間に愛を生産させて、そ
れを食べる存在でした。
フォーカス35を超えた領域は、地球人の理解の範囲を超えた異
次元の生命体との接触の場であり、私達の通常の観念や善悪の
価値判断が通用しない相手が現れる可能性を秘めています。
★ 人生はレース・ゲーム
スピリチュアルの高次体験の体験談で、実際に高次元の存在と出
会えた場合、大半の筆者は、その至福感を強調し、彼等からのメッ
セージはほぼ肯定的に紹介するのが常です。
ましてやK・M氏は、この体験で『他の人々の為に尽くす使命』
を伝えられたのですから、大半の体験者は有頂天になって、中には
教祖じみたお説教を伝えがちなところです。
ところが彼は『自分はそんな使命には興味はない』とバッサリ
切り捨てます。見方によっては、なんと自分勝手なヤツだと取られか
ねません。
しかし、もともと私達は、他ならぬ自分自身のカルマの解消のた
めに現世に生まれているのですから、その目的に則さないことにつ
いては、する必要はありません。
問題は『他の人々の為につくす使命』が、果たして自らが課した
カルマの中に入っているのかどうかですが、K・M氏は、『ハンド
ルを手放す』ことで対応せよと言う訳です。
私達の人生は、ちょうどゲームコーナーのレース・ゲームのよう
なもので、繰り広げられる画面上の変化に反応して、私達の理性が、
右へ左へとハンドルを切ります。
スタートとともに移り変わる画面は、転生の前に自らが決めた人
生の宿命に当たり、変えることは出来ません。自らの意志が及ぶの
は、ハンドル捌きによる運命のみです。
私達はゲーム中に、隣でハンドルを握っている現世の誰かや、
既にゲームを終えた異界の誰かのアドバイスに従い、自分の意
志では無い方向にハンドルを切ったりします。
無論、その中には適切なアドバイスもあるのですが、そもそも、
自分と全く同じ画面を体験しているドライバーは、全くいないの
ですから、その人と全く同じ成果を得るとは限りません。
では、何が最も頼りになるのかと言えば、自らの奥底の『魂』の
命ずるままに任せるのが一番であり、理性に縛られたハンドルを、
いったん手放してみようということです。
すると、運命の道筋に従って、自ずからコースや速度が選択され、
『魂』が事前に描いていた、最善の対処方法に従ったドライビン
グができるというものです。
K・M氏の場合は、この世の不思議を探究することこそが『魂』
の用意した運転術であり、『他の人々の為につくす』という運転方
法は、彼にとっては全く選択外であるということです。
翻って、最近のスピリチュアリズムには、このような耳触りの良
い『使命』を説くものが多く、さながら一昔前の新興宗教のように
統一的な行動を促すものが多々あります。
たとえ、どんなに高名な指導者が推奨した行為であっても、自ら
が、無理にハンドルを切っているように感じるものについては、
無理に従わないことです。
仮にその選択が、自らの魂の向上を遅らせる結果になろうとも、
現に自分自身が、それを自然と受け入れる状態にまで高まって
いないならば、本当の向上は望めないでしょう。
少なくとも、自分自身のレース・ゲームを体験している訳ではな
い第三者に、そのハンドルの全てを任せてしまっては、それを設計
した自らの『魂』に対して失礼だと、小生は思います。
いやむしろ、一見ここち良く響くアドバイスこそ、『闇の存在』
の仕掛けた罠である可能性を疑ってみる必要があるのではない
かと、小生は思います。
さて、次回第200夜では、2012年12月21日のドランヴァ
ロのメッセージについてお話します。
( 追伸 )
中曽根君、君こそ最悪の運転指導教官だ。
目次のペーシへはこちらから
-弟子のクッテネルがお送りします。
≪愛のエネルギーは美味?≫
★ 高次体験者の使命とは
さて、K・M氏のセッションの続きです。翌日も再び闇の中に光
が見え、珊瑚ちゃんが現れ、また『私はあなたの断片です。』と
語りかけますが、K・M氏は、彼女にこんな疑問を投げかけます。
『 何故私は、あなたに会うことが出来たのか。私が求め
ていたと言うあなたに会ってしまえば、これから一生や
ることが無くなってしまうのではないか。』
すると、珊瑚ちゃんはこう答えます。
『 貴方の役目はこれからなのです。世界が1つである
ことを、貴方は皆に知らせなければなりません。
私達のような存在に会った多くの人は、既に動いて
います。地球は危ない状況にあります。時間がありま
せん。人間のエゴがどんどん増大しています。』
これに対し、K・M氏が『どうやって救うのか』と問いかけます。
珊瑚ちゃんは、こう答えます。
『 この体験を本に書くのです。貴方は人に気付きを与
える文章力があります。それを活用してください。』
珊瑚ちゃんは、この体験を書物にして、人類全体に知らしめるこ
とこそが、K・M氏に課せられた本当の使命であり、既に多くの先
駆者が、その役割を果たして来ているのだと諭します。
この辺りも、高次元存在とのコンタクト体験者によく見られる
展開です。実際、このような体験をきっかけに、スピリチュアル的
指 導者の道を進んでいく例も多々あるでしょう。
K・M氏も、世界に真の平和をもたらすための使者の1人として、
その列伝者の中に名前を残す資格があると、珊瑚ちゃんは語りか
けたわけです。
★ 愛のエネルギーを喰う
しかし、そんな興味の全く無いK・M氏は、『私は社会使命のた
めに働きたくはありません。』と答えます。彼の興味は、あくまで
『この世界の真実を知りたい』ということのみにあります。
最も『この体験を本に書く』という使命のみは、現に実行してく
れています。そしてそのお陰で、私達はこのような高次元体験に
対 する、全く別の視点を持つことができます。
それに対し、珊瑚ちゃんの言葉は、諭す口調から命令型のもの
へ と変化します。これまた、スピリチュアル・コンタクトではお馴染
みのフレーズです。
『 愛に目覚めてください。時間がありません。』
ここでK・M氏は、珊瑚ちゃんが、幾分色褪せたように感じます。
彼女の正体をつかみたいと感じたK・M氏は、『断片であるあなた
に合一させてくれ』と願い出ます。
それに対し、珊瑚ちゃんは無表情のままでしたが、拒否の言葉は
ありませんでした。K・M氏は、エネルギー体である『自らの断片』
に近づき、合一しました。
すると、K・M氏の感じたのは、機械と合体するような冷たいイメ
-ジであり、同時にK・M氏自身のエネルギーが、一方的に奪わ
れるのを感じ、彼女からは何も還って来ませんでした。
珊瑚ちゃんから離れたK・M氏は、離れてもなお、彼のエネルギ
ーが珊瑚ちゃんの方へ流れているのを感じます。その間も珊瑚
ちゃんはこう訴えかけます。
『 もっと私を愛しなさい。愛を与え続けるのです。』
もはや、開き直りとも取れるこの言葉に、K・M氏は『あなたは何
故エネルギーを奪うのか』と聞き返します。それに対して、珊瑚
ちゃんはこう答えます。
『 貴方は間接的なエネルギーとして食物を食べますが、
我々は直接的なエネルギーしか食べません。』
(『ハンドルを手放せ』pp141-146《講談社+α文庫》より抜粋転載)
いかがでしょうか。どうやらK・M氏が出会った高次元の存在は、
私達が牛から乳を搾り取るのと同様に、人間に愛を生産させて、そ
れを食べる存在でした。
フォーカス35を超えた領域は、地球人の理解の範囲を超えた異
次元の生命体との接触の場であり、私達の通常の観念や善悪の
価値判断が通用しない相手が現れる可能性を秘めています。
★ 人生はレース・ゲーム
スピリチュアルの高次体験の体験談で、実際に高次元の存在と出
会えた場合、大半の筆者は、その至福感を強調し、彼等からのメッ
セージはほぼ肯定的に紹介するのが常です。
ましてやK・M氏は、この体験で『他の人々の為に尽くす使命』
を伝えられたのですから、大半の体験者は有頂天になって、中には
教祖じみたお説教を伝えがちなところです。
ところが彼は『自分はそんな使命には興味はない』とバッサリ
切り捨てます。見方によっては、なんと自分勝手なヤツだと取られか
ねません。
しかし、もともと私達は、他ならぬ自分自身のカルマの解消のた
めに現世に生まれているのですから、その目的に則さないことにつ
いては、する必要はありません。
問題は『他の人々の為につくす使命』が、果たして自らが課した
カルマの中に入っているのかどうかですが、K・M氏は、『ハンド
ルを手放す』ことで対応せよと言う訳です。
私達の人生は、ちょうどゲームコーナーのレース・ゲームのよう
なもので、繰り広げられる画面上の変化に反応して、私達の理性が、
右へ左へとハンドルを切ります。
スタートとともに移り変わる画面は、転生の前に自らが決めた人
生の宿命に当たり、変えることは出来ません。自らの意志が及ぶの
は、ハンドル捌きによる運命のみです。
私達はゲーム中に、隣でハンドルを握っている現世の誰かや、
既にゲームを終えた異界の誰かのアドバイスに従い、自分の意
志では無い方向にハンドルを切ったりします。
無論、その中には適切なアドバイスもあるのですが、そもそも、
自分と全く同じ画面を体験しているドライバーは、全くいないの
ですから、その人と全く同じ成果を得るとは限りません。
では、何が最も頼りになるのかと言えば、自らの奥底の『魂』の
命ずるままに任せるのが一番であり、理性に縛られたハンドルを、
いったん手放してみようということです。
すると、運命の道筋に従って、自ずからコースや速度が選択され、
『魂』が事前に描いていた、最善の対処方法に従ったドライビン
グができるというものです。
K・M氏の場合は、この世の不思議を探究することこそが『魂』
の用意した運転術であり、『他の人々の為につくす』という運転方
法は、彼にとっては全く選択外であるということです。
翻って、最近のスピリチュアリズムには、このような耳触りの良
い『使命』を説くものが多く、さながら一昔前の新興宗教のように
統一的な行動を促すものが多々あります。
たとえ、どんなに高名な指導者が推奨した行為であっても、自ら
が、無理にハンドルを切っているように感じるものについては、
無理に従わないことです。
仮にその選択が、自らの魂の向上を遅らせる結果になろうとも、
現に自分自身が、それを自然と受け入れる状態にまで高まって
いないならば、本当の向上は望めないでしょう。
少なくとも、自分自身のレース・ゲームを体験している訳ではな
い第三者に、そのハンドルの全てを任せてしまっては、それを設計
した自らの『魂』に対して失礼だと、小生は思います。
いやむしろ、一見ここち良く響くアドバイスこそ、『闇の存在』
の仕掛けた罠である可能性を疑ってみる必要があるのではない
かと、小生は思います。
さて、次回第200夜では、2012年12月21日のドランヴァ
ロのメッセージについてお話します。
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中曽根君、君こそ最悪の運転指導教官だ。
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感謝
正直、久しぶりにお邪魔しました。その間も色々なサイトは読んでいました。久々に触れさせて頂いて感じたのは楽観せず己れを持つことでした。ちょっと残念というか寂しくなりましたが核心をついていると思います。でも、もっと広がる未来を目指したいと思います。

Re: 感謝
コメントありがとうございます。あまりにも忙しく、くってねるの話はなかなか更新できません。
細々ながら、たまに更新しますのでよろしくお願いいたします。
細々ながら、たまに更新しますのでよろしくお願いいたします。
