トンデモ話は奥で繋がる(179) 24.10.21

トンデモ話は奥で繋がる 「第179夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪ルシファーとアーリマン ④≫
 
 ★ 我々の先をいく者

 実は、現在の進化の過程で、我々がアーリマンの影響を受けて
いるのと同じように、地球紀の前に、同じ試練を受けていた者
がいるとシュタイナーは続けます。

 「 私達が《地球》進化の経過の中で、人間段階を通
  過しているのと類似した方法で、

   人間段階を古い《月》において通過した存在達が
  いることを、私達は知っています。…それらの存在
  達は天使と呼ばれています。

   私達の中でルシファーが戦っているように、同様
  の戦いが、それらの存在達の内面で当時行われ
      ていました。

   それらの存在達は古い《月》において《太陽》で進
  化から逸脱した霊
達によって行われる戦いの舞台
  となっていました。

   この《月》における戦いは、私達の内的な個我と
  関係したものではありません
でした。《月》におい
  て、私達はまだ個我を有していなかったからです。

   その戦いは、私達の個我が関与できないところ、
  古い《月》の天使達の中で行われたのです。

   正常な《太陽》進化から逸脱した存在達が、今日
  ルシファーが私達に対して行っているのと同じ役
  割を、当時、天使達に対して演じました。

   …ルシファー的存在達が《月》進化において逸脱
  したように、《太陽》進化の間に逸脱したのはアー
  リマン的存在達
です。

   …アーリマンは天使達の胸の中で誘惑するもの
  
であり、天使達の中で活動します。

   アーリマン的存在達の作用を受けて、天使達は
  今のような姿になりました。そして天使達は、アー
  リマンの作用を受けたものを、善に至らせ
ました。

   私達はルシファーの良い贈り物として、善悪の区
  別、自由な決断力、自由意志
を得て来ました。そ
  れらは、ルシファーを通してのみ得られたものです。

   天使達は何かを獲得し、地球存在の中にそれを
  持ち込み
ます。

   …これらの存在達は、《月》においてアーリマン
  の影響を通して受け取ったもの
を《地球》にもたら
  しました。

   …古い《月》においてアーリマンの戦いが生じて
  いなかったら、

   これらの存在は、古い《月》に属するものを《地
  球》にもたらすことは出来なかったでしょう。

   古い《月》が崩壊した後、《月》に属したものも消
  え去っていた
でしょう。
 
   天使達はアーリマンの影響を受けたことによって、
  《月》存在の巻き添えになったのです。

   私達がルシファーの影響によって《地球》存在の
  巻き添えになったのと同じです。

   彼等は《月》の要素を自分の内面に受け入れ、

  …私達の地球全体がルシファーの影響に囚われな
  いようにする
ために必要なものを《地球》存在の中
  にもたらすことができました。

   《月》における天使とアーリマンの戦いに相応す
  る事実が《地球》存在の中にもたらされていなかっ
  たら、

   私達の地球全体が、ルシファーの影響に捕らえら
  れていた
に違いありません。」

  (シュタイナー『天地の未来 地震・火山・戦争』pp58-61
  《閏月社(西川隆範訳)》より抜粋転載)


 さて、シュタイナーのこの解説を読んでいると、第126夜以降で
紹介した、東條氏の『東方ミトラ伝説』との関連を考えずにはいら
れません。

 そして、小生には、そこには書かれていなかった一つの解釈が
頭に浮かびます。以下、誤解の危険性を承知の上で、小生なりの
の推測を書いてみます。

 当該神話では、アフラ=マズダーとアーリマンの戦いがメイン
となっています。それが我々人間の魂の起源となっていくのです
が、それがいつの時代の話なのかは明確にされていません。

 一方、シュタイナーは、我々がまだ個我をもっていない《月》の時
に、当時は人間存在であった天使達が、自己の内面でアー
リマンの影響がもたらすものと戦ったとしてあります。

 シュタイナーの言う「内面」とは、第126夜でお話しした通り、我々
の場合と同じく、アーリマンによって創り出された幻想の世界ではな
い、天使達の本質が現実に存在している場所でしょう。

 つまり、両者を繋げて考えてみると、『東方ミトラ伝説』のこの戦い
は、天使達の内面―つまり本来の実世界である霊界での出来
ではないかと、思う次第です。

 無論、著者の東條氏はそのように述べてはいませんし、シュタイナ
ーの文献についても、小生は(まだ?)そのような記述に出会ったこ
とはありません。

 しかし、このように考えれば、やや荒唐無稽のようにも思えた『東
方ミトラ伝説』のこの記述
が、我々の前の《月》の時代にあった、
天使の時代の霊界の話として位置づけることができます。

 また、この争いに先立ち、『光の国』から闇の中へ逃走した
ーリマンの指揮下の3分の2、アフラ=マズダー側の3分の1の天
使の1人に『ルシファー』がいたのです。

 ★ 終焉を繰り返すコスモス

 戦いの途中で、アフラ=マズダーは破れ、散りぢりの『光のか
けら』
と化し、その輝きは闇の煙幕に包まれます。この部分は、
天使の魂がアーリマンに囚われたことを示しています。

 しかし、ミトラの登場によりアーリマンの軍団は破れ、『光の国』
には近づけない場所に閉ざされます。そして決戦を終えたコスモ
は廃墟となり、燃え盛る業火の中へ沈んでいきます。

 そして、その最後の記述をもう一度繰り返して見ましょう。伝説の
終わりは、こう結ばれていました。

 『 解消させられるべき世界の代わりに、新しいコスモス
  
が建てられるだろう。そこでは光の諸権力が支配する
  だろう。

   何故なら彼等は父の全ての意志を遂行し成就せしめ、
  憎むべきものを制圧したからである。』

 さて、この終末の部分については、一般には(?)予言的な意味
合いで捉えられているように思いますが、シュタイナーの言うよう
に、古い《月紀》の時代の事と考えると事情が違って来ます。

 第172夜でお話したとおり、《月紀》の全ては《地球紀》の前
に、宇宙もろともプラヤナの中に消え去って
います。つまり、
この描写は、過去に起こった事を伝えているとも考えられます。

 その際、《月紀》では人間存在であった《天使達》は、全ての
『光のかけら』を浄化し終えてコスモスから脱出し、別の場所に
移ったと考えることができます。

 そして《天使達》が成し遂げた成果は、《月紀》のコスモスと
一緒に消滅すること無く
保存され、次の《地球紀》へと引き継が
れたわけです。

 ただし、この考え方に一つ問題があるとすれば、すでにプラヤナ
に消え去った古い《月紀》
と、現在の《地球紀》での古い《月》
を混同してはいないかということです。

 しかし、ここで第172夜でお話したことを思い出してみましょう。
《太陽紀》《月紀》《地球紀》とも、その進化の過程においては、
じれったい程同じことを繰り返すのです。

 つまり、古い《月紀》は、《月紀》までの段階で終末を迎え、
コスモス全てがプラヤナに消え去ったのですが、それと同じ過程
は《地球紀》でも繰り返された
はずです。

 そして《地球紀》においては《月紀》の段階で消えることなく
《天使達》の成し遂げた事が、それ自体生きた惑星である地球存
在へ引き継がれた
のだと、小生は考えています。

 もっとも、恐らく《地球紀》においても、我々の全てがルシファー
の誘惑に打ち克った暁には、同じようにプラヤナの中に消え去っ
てゆく
と考えれば、未来の事でもあるわけです。

 そして、《地球紀》のコスモスのステージをクリアして、次なる
ステージへ登っていくこの過程
こそ、巷で騒いでいるアセンショ
ンの真の意
味ではないかと、小生は思っています。

 それは、大災害が起こるとか、宇宙人が救済しに来るとか、
ォトンベルトが発見される
とかの、およそ三次元で理解できるよ
うな現象ではない
と、小生は思う次第です。

 ★ 阿修羅の正義

 さて前夜でシュタイナーは、ある密教の教えでは、アーリマンの
群れ
を、太陽の分離以前に地球の進化から逸脱し、進化の道か
ら堕ちた悪しき阿修羅
と呼んでいると言っています。  

 ウィキペディアにあるように、古代ペルシアの聖典『アヴェスター』
では、なんと阿修羅は最高神アフラ=マズダーに対応するとされ、
古代インドでは生命生気の善神となっています。

 つまり、少なくとも「神」またはそれに次ぐ存在であり、また初め
から「悪しき者」ではなかったということです。この辺りはシュタイナー
の語るアーリマンの境遇と一致します。

 また、仏教伝承によれば、正義を司る神である阿修羅の一族は、
力を司る神である帝釈天が主である忉利天に住み、その娘をいず
れ帝釈天に嫁がせるつもりでした。

 しかし、その帝釈天が婚姻前に娘を力ずくで奪ったのを怒り、娘が
正式な妻となった後にも帝釈天を許さず、何度でも蘇り永遠に帝
釈天と戦い続ける存在
となったとされています。

 阿修羅は正義に固執し善心を見失ったことで、妄執の悪とされ、
このために天界から追われ、人間界と餓鬼界の間の阿修羅道
隔離されたということです。

 もっとも、こうした仏教の説話自体は方便であって、実際にはミト
ラ伝説の描くように、『神』の位置に立って、彼とは別の世界を
創ろうとした
のだと思います。 

 アーリマンは、かつてはアフラ=マズダ―と同じ素質と徳を持
った存在
であり、その正義さゆえに、永遠に自身の上に立つ存
在がいる
ことに、不平等を感じたということでしょう。

 そして仏教説話の言うとおり、新たな《○○紀》が開闢する度に
復活
を遂げ、彼の固執する不平等に賛同する魂を集めるため、
我々の心の闇に忍び寄って来るのです。

 さて、次回第180夜は私達人間が、どのようにアーリマン
の影響をうけているのかについての話へと入ってゆきます。
( 追伸 )

 中曽根君、君は今度プラヤナに消えたら、
戻ってこなくてよろしい。

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