トンデモ話は奥で繋がる(20) 22.4.2

トンデモ話は奥で繋がる 「第二十夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪スピリチュアリズムの「正統性」とは⑦≫

★ 江原啓之氏への批判

 さて、「心の道場」の主張する、スピリチュアリズムの正当性を語る
うえで避けて通れないのが、かつてのテレビ朝日の看板番組である、
「オーラの泉」に出演していた「江原啓之」への、スピリチュアリズム
的観点からの批判です。

 もともと、江原氏に対しては、マスコミに注目され始めた当初から、
スピリチュアリズムそのものについて、懐疑的な批判が多々なされて来
ましたが、英国スピリチュアリスト協会の会員でもある江原氏と、「心
の道場」とは、スピリチュアリズムの本流に属する点では、同胞的存在
であり、スピリチュアリズムを真実とする点では同じです。

(それについては、「心の道場」自身も、ニューズレターの最後に"スピ
リチュアリストの同志として「霊的真理普及」のために協力し合う
関係"
と書いています。)


 しかし、テレビやマスコミを通じての江原氏の言動が、正当的なスピ
リチュアリズムの原則とはかけ離れてしまっており、大衆がスピリチュ
アリズムに対し、誤った観念を持つ危険性があるというのが「心の道場」
の批判点となっています。

 ★ 昌清霊は江原氏の自作自演?

 「心の道場」が、その広報である「スピリチュアリズム・ニューズレタ
」で江原氏への疑問点を最初に呈したのは平成17年10月(第31号)です。

 それは、江原氏が自ら霊媒となり、戦国時代の霊である「昌清霊」から
受け取ったメッセージを『昌清霊言』として出版している内容について、
読者から、『シルバーバーチの霊訓』との不一致点等についての質問に答
える形で掲載されています。

 批判点をまとめれば、大きく以下の4点となります。

 ① 江原氏は、古代霊の霊言として「古代語(昔風の言葉)」で語って
  いるが、霊界通信は「地上の霊媒の日常言語によって表現される」も
  のであり、霊的真理と矛盾する。

 ② 古代霊が憑依している"トランス状態"で、江原氏は"夢うつつ"のよ
うな感覚の中で、「みずからの口から出る霊の言葉を聞いている」と
  言っているが、深いトランス下では自己の意識は完全に失われてしま
  うはず
であり、交霊していたかどうか疑わしい。

 ③ 通信霊である「昌清霊」が過去に存在したのかどうかの確認がされ
  ていない。

 ④ 古代霊が、「過去の言葉や発声方法を忘れてしまって、メッセージ
  を伝えるのに苦労する」と言っているが、そもそも霊媒の言語を使っ
  て伝えるのが原則
であり、このような苦労はないはずである。

 こうした点から、江原氏の『昌清霊言』は、自作自演の嘘の通信だとし
て、霊的な真理を語るのであれば、最初から『シルバーバーチの霊訓』の
内容を語るべきであり、彼の行為は人々の関心を『シルバーバーチ』から
そらせ、『昌清霊言』に向けさせようとする意図
があるとしています。  

 ★ 「科学的」検証が出来なければ全て「クロ」? 

 さて、批判③については、『霊界通信』の方法論についてのものとなっ
ています。
 もともとスピリチュアリズムの発祥が、数々の「霊的現象」と言われる
ものの中から、嘘や奇術的トリックによるものを排除するために、厳格な
「科学的」方法による検証
を課して来た経緯があり、そうした「疑い」の
ない状態が望ましいのは当然です。
 
 しかし、それだからと言って、それ以外の全てが「偽り」であるとは言
い切れない
と思います。たとえ実在の人物であっても、過去の人物のほと
んどは文献に残されることはないでしょうし、残されていないからといっ
て「実在しなったか」とも「低級者」だとすることも出来ないでしょう。

★ 「シルバーバーチ」にも"インディアン訛り"が 

 批判①・④にについては、霊言は霊媒者の日常語で語られるという原則
があるとしているのですが、第十六夜でも述べたとおり、シルバーバーチ
霊そのものが、霊媒者の口から"インディアン訛り"のメッセージを伝えて
います。
 また、1882年に、スピリチュアリズムの草分け的存在として発足した
『心霊研究教会』が、あらゆる偽霊媒者を科学的に排除した後の、「真の
霊媒者"第一号"」として認定した「レオノーラ・ハイパー夫人」の「支配
霊"フィニュイ医師"」もフランス訛りの英語を話しています。
 もし、全てが原則どおりであるならば、彼らもまた、霊媒者自身の"訛り"
のない英語を話さなくては辻褄が合いません


 また、シルバー・バーチの霊媒、「モーリス・バーバネル」 自身が書い
た「シルバーバーチと私」(『「シルバー・バーチの霊訓 (十) 12章)の中に、

  「仕事柄、私は毎日のように文章を書いている。が、自分の書いたもの
をあとで読んで満足できたためしがない。単語なり句なり文章なりを、
どこか書き改める必要があるのである。
ところが、シルバー・バーチの霊言にはそれがない。コンマやセミコロ
ン、ピリオド等をこちらで適当に書き込むほかは、一点の非のうちどころ
もないのである。
  それに加えてもう一つ興味深いのは、その文章の中に私が
普段まず使用
しないような古語が時おり混ざっている
ことである。」

と書かれているとの指摘もあります。どうやらこれも絶対の原則ではない
ような気がします。

 ★ さきざまな「トランス状態」があるのでは?

 批判②の「トランス状態」については、小生は詳しくはわかりませんが、
イタリアの医師であり、「ボローニャ超心理学研究センター」の所長であった
マッシモ・イナルディが著した「超心理学入門」(初邦訳1974年 大陸書房)
によれば、
 
  トランスの深さと完璧度は人によってそれぞれであり、以下のように分け
 られる

  大トランス 筋肉強硬症を伴う深い眠りの状態
  中トランス 筋肉強硬症を伴わない眠りの状態
  小トランス 意識も朦朧とした瞑想に入っているような状態

 
  これらのトランスの深さの型は、同じ人にみられるのではなく、個々人に
 よる暗示性の違いから生まれてくるのである。わずかな暗示性しか示さない
 人もいれば、催眠状態や夢遊病の状態に陥り、性格を変え、知的、あるいは
 物理的超常現象を示すほど暗示性の高い人もいる。
  学者の一致した意見によると、大トランスは物理的超常現象を示す霊媒に
 みられ、小・中トランスは知的あるいは心的超常現象をみせる超感覚者、つ
 まり「隠れた感覚をもつ人」にみられるのである。
  (『戦慄の超サイコ現象』ボーダーランド文庫25より 抜粋)

となっており、江原氏のような心的超常現象については、小・中トランス状
態で起こる場合が多いとすれば、いわゆる"催眠状態"に近いものであり、「被
術者」が「術者」の指示する声が聞こえるように、霊の声が聞こえる場合も皆
無とはいえない
のではないでしょうか。

 ★ 霊言の内容の差異については?

 小生は『昌清霊言』を読んでいるわけではないので、内容については推測す
るしかありませんが、読者からの『シルバーバーチの霊訓』との差異について
の疑問に対して、「心の道場」の批判が「霊言」のなされ方のみの批判に終始
していること、かつ江原氏の意図が『シルバーバーチ』から『昌清霊言』に向
けさせようとしていると言っていること等から、霊言の内容的には『シルバー
バーチ』のものと見まがう程、差異がない
ものなのだと思われます。

そうであるならば、読者に対し、「霊言」の方法はともかく、言っている内
容については同じだと伝えるべきですし、もし、決定的な差異があるのなら、むしろ
その方を批判すべきではなかったのではないかと思います。

 さて、江原氏へのもう一つの批判として、彼をメインキャストとしたテレビ
番組である『オーラの泉』『天国からの手紙』についてのものが「スピリチ
ュアリズム・ニューズレター」の40号・41号にありました。
 次回第二十一夜では、こちらについて述べるとともに、「江原氏」と「心の
道場に対する小生の見方をお伝えする予定です。


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