2012.09.17
ガイガーカウンターで測ったら 24年度④
この夏、世論はようやく「原発ゼロ」が多数を占めるようになりました。
政府も公然と無視はできないため、方針としては明記することになりまし
たが、一方で「核燃料サイクル」はそのまま継続という矛盾した記述をし
ており、まだまだ本気が考えているとは思えません。
取り合えず、耐用年数40年ということで「敦賀の1基」と「美浜の2
基」は廃炉の方針となりましたが、本来30年と言われている他の老朽炉
は相変わらず動かす予定ですし、核廃棄物の冷却は永遠に続きます。
今後も、どこかで事故が起こる可能性は高いですし、事故まで行かなく
ても、老朽による「放射能漏れ」の頻度は高まると思われますので、市民
レベルでの日頃の監視体制が重要と思われます。
さて、9月に入って1日と15日の2回、名神高速を走りました。15
日は「往路のみ」の利用です。それぞれの計測値は以下の通りです。
全般に15日の方が高めでしたが、特に伊吹山口の近辺では、1日の復
路と15日の往路で0.15μsvを超える数値まで上がっています。ちなみに
15日は3連休の初日で、一宮IC口はノロノロ運転、岐阜羽島~大垣ま
での間は一時的に雨が降っていました。
さて、24年度の計測値は、6月末と合わせて計5本となりましたので、
前回示した逆算方式による推定値(※)とその平均値も計算してみました。
※当該地の数値=「当該地までの移動平均値」×5
-「その一つ前の移動平均値」×4
なお平均値を作成するに当たって、各地点値を以下のように算出しました。
Ⅰ 名神高速については東京からの距離1㎞毎の値又は①、②の数値
① 当該区間の計測値が複数ある場合はその平均値
② 2㎞の区間値しかない場合は、その値と前後の値との平均値
Ⅱ 関ヶ原~泉神社については、主要交差点とその中間点とし、
中間点については、その間の計測回数が最も多かった区間数を決め、
その区間数に当てはめた①~③の数値
① その区間数に一致した数値がある場合は当該数値
その区間数に満たない数の計測値しかない場合は①、②の数値
② その区間値が全く無い場合は、その前後の値の等分値
③ 2区間に対して1つの数値しかない場合は、その値と前後の値との
平均値
Ⅰ、Ⅱのいずれも、①~③の方法で算出した数値は「斜体数値」で示す。
※ ただし、当該算出値の基礎となる数値が「ゼロ以下」の場合、及び6
月30日の5回以上の計測後の値でない数値(表の黒のセルの数値)は、
平均値の算出から省いて計算した。
結果は下表の通りで、平均値では概ね0.15μsvを下回っていますが、上石
津PA付近と、伊吹山口付近では上回る数値が多いようですので、今後も同
傾向が続くかどうかを確かめたいと思います。
* グラフについては数値が「ゼロ以下」であった地点を除外しています。
過去の数値はこちらから
政府も公然と無視はできないため、方針としては明記することになりまし
たが、一方で「核燃料サイクル」はそのまま継続という矛盾した記述をし
ており、まだまだ本気が考えているとは思えません。
取り合えず、耐用年数40年ということで「敦賀の1基」と「美浜の2
基」は廃炉の方針となりましたが、本来30年と言われている他の老朽炉
は相変わらず動かす予定ですし、核廃棄物の冷却は永遠に続きます。
今後も、どこかで事故が起こる可能性は高いですし、事故まで行かなく
ても、老朽による「放射能漏れ」の頻度は高まると思われますので、市民
レベルでの日頃の監視体制が重要と思われます。
さて、9月に入って1日と15日の2回、名神高速を走りました。15
日は「往路のみ」の利用です。それぞれの計測値は以下の通りです。


全般に15日の方が高めでしたが、特に伊吹山口の近辺では、1日の復
路と15日の往路で0.15μsvを超える数値まで上がっています。ちなみに
15日は3連休の初日で、一宮IC口はノロノロ運転、岐阜羽島~大垣ま
での間は一時的に雨が降っていました。
さて、24年度の計測値は、6月末と合わせて計5本となりましたので、
前回示した逆算方式による推定値(※)とその平均値も計算してみました。
※当該地の数値=「当該地までの移動平均値」×5
-「その一つ前の移動平均値」×4
なお平均値を作成するに当たって、各地点値を以下のように算出しました。
Ⅰ 名神高速については東京からの距離1㎞毎の値又は①、②の数値
① 当該区間の計測値が複数ある場合はその平均値
② 2㎞の区間値しかない場合は、その値と前後の値との平均値
Ⅱ 関ヶ原~泉神社については、主要交差点とその中間点とし、
中間点については、その間の計測回数が最も多かった区間数を決め、
その区間数に当てはめた①~③の数値
① その区間数に一致した数値がある場合は当該数値
その区間数に満たない数の計測値しかない場合は①、②の数値
② その区間値が全く無い場合は、その前後の値の等分値
③ 2区間に対して1つの数値しかない場合は、その値と前後の値との
平均値
Ⅰ、Ⅱのいずれも、①~③の方法で算出した数値は「斜体数値」で示す。
※ ただし、当該算出値の基礎となる数値が「ゼロ以下」の場合、及び6
月30日の5回以上の計測後の値でない数値(表の黒のセルの数値)は、
平均値の算出から省いて計算した。
結果は下表の通りで、平均値では概ね0.15μsvを下回っていますが、上石
津PA付近と、伊吹山口付近では上回る数値が多いようですので、今後も同
傾向が続くかどうかを確かめたいと思います。




* グラフについては数値が「ゼロ以下」であった地点を除外しています。
過去の数値はこちらから
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