2010.03.28
トンデモ話は奥で繋がる(19) 22.3.28
トンデモ話は奥で繋がる 「第十九夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。
≪スピリチュアリズムの「正統性」とは⑥≫
★ 宇宙人も死後は霊界へ
さて、「心の道場」では、小生の二つ目の観点である「人類以外の生
命体(又は意識体)があるかどうか」については、どう語っているでしょ
うか。
実は小生の持っている「スピリチュアリズム入門」には、それらしい
記載はありませんでした。おそらく、入門者に対して、「トンデモ話」
的な警戒心を与えないためもあるのでしょうが、小生にとっては確認し
ておきたい重要ポイントです。
しかし、幸いなことに「心の道場」のホームページには、その続編と
なる「続・スピリチュアリズム入門」(H21.7月刊行)が全文掲載され
ており、その中に「第1部 第6章 宇宙人の存在と、宇宙人の霊
的進化」という項目があります。
それによりますと、霊界通信でうけ取った情報では、
① 地球人以外にも高度な知性と文明を持った人間が存在する。
② さらに、我々とは次元の異なる別の宇宙が存在し、地球人とは肉
体の次元を異にする人間(宇宙人)が住んでいる。
③ 異次元世界は、我々の次元を取り巻くように存在し、異次元レベ
ルの「火星」や「木星」も存在するが、地球とは物質のバイブレー
ションが異なるため、地球人の視界には映らない。
④ ただし、異次元ではあっても「異次元の物質界」であるため、宇
宙人は、我々とは違う次元の肉体をもつ。
⑤ こうした他の天体に住む宇宙人も、全員が神によって生み出され
た存在であり、どの次元の生活者も、死後はそれぞれの「肉体」を
脱ぎ捨て、「魂」は我々と同様の「霊界」へゆく。
⑥ さらに、宇宙人がカルマの清算のため、我々の天体へ再生する場
合もあり、現在の地球人で「宇宙人」の前世を持つ者もいる。
⑦ つまりは、我々も宇宙人も同じ「魂」がそれぞれの次元に合わせ
て転生しているのであって、その存在や前世を詮索することは意味
のないことである。
としています。さすがに何の予備知識もない入門者にとっては、他次
元の存在などは、相当「トンデモ度」の高い話ですが、現在のニュー・
スピリチュアリズムの世界では、多くのチャネラーが同じようなメッセ
ージを受け取っています。
★ 「霊界」とはどんな場所か
さて、宇宙人も行くという「霊界」について、「スピリチュアリズム
入門」では「第四章 霊界」として以下のように述べられています。
(1)魂の成長度に応じた「界層」に別れている。
死後の魂は、生前の行動から得られた成長度によって、固有の波
動を体現します。霊界では、その波動の高さの差が大きい場合には、
お互いを認識することができず、結果として波動の高さごとの界層
に別れて存在するとしています。
(2)利己的な性愛や家族愛は存在できない。
霊界での「愛」は、地上時代の"性愛"や"家族の利益"を重視する
"家族愛"は成立せず、同じ成長レベルの魂同士の"利己性"のない友
愛的な結びつきのみとしています。
(3) 類魂としての共通の「主観」が生まれる。
魂の成長度や、同じ感受性や嗜好性をもつ魂同士が「類魂」とし
て引き合い、人種や民族を超えた大きなひとつの心となり、「私の
心」と「他の人の心」と一体になった「主観」が形成されるとして
います。
★ 人生の目的は「魂の成長」にある
私たちの「魂」を迎え入れる「霊界」に、こうした原理があるとすれ
ば、その前段階である物質界での目的と言えば、より高次な「類魂」と
一体となれるような「魂」を持つことといえます。
そのため、「心の道場」では、「私たちは何のために生きているのか」
に対する答えとして、「魂を成長させるため」と言い切っています。
さらに、地上では曖昧になりがちな「善悪」の判断についても、
「善」とは「魂の成長を促進するもの」
「悪」とは「魂の成長を阻害又は低下させるもの」
という、ひとつの基準を示しています。
そして、「魂の成長度」とは「利他愛」の実践度、つまり我欲を捨て、
他人のために自分を犠牲にすればするほど「霊格」があがり、「利他愛」
こそが「人間の価値を決定する尺度」であると説いています。
★ それでも小生は「我が道」をゆくのです
さて、当時の小生は独人誌「GAIA」が出来上がるごとに、「心の道場」
の"集会所"的な場所に足を運んで、昼食には健康食である"玄米ごはん"
をご馳走になりながら、毎月のように彼らのグループでの実践活動に参
加することを勧められていました。
(現在、「心の道場」では新規のメンバーは受け入れず、現在のメンバー
のみの活動となっているようですが、小生の関わっていた頃は、比較的
オープンな感じでした。)
小生自身、彼らが拠り所としている「高級霊の霊界通信」の内容につい
ては 、概ね満足のいく内容でしたし、強制的な感じもなく、特に反発を覚
えるものもなかったのですが、
① 食生活を始め、少々ストイックな生活を強いられる感じがしたこと、
② そして何よりも、ここで特定の内容を「真理」としてしまうことは
「第十夜」で小生が拠り所とした「真理への接近法」に反すること
から、結局「実践」にまでは至りませんでした。
現在、「心の道場」のホームページをみると、彼らの得たメッセージと
実践方法が最良の道であり、現在世界中で独自のワークを行っているチャ
ネラーの大多数は信頼できないものとしています。
次回二十夜は、そのあたりについて小生なりの見解を述べていきたいと
思います。
目次のペーシへはこちらから
-弟子のクッテネルがお送りします。
≪スピリチュアリズムの「正統性」とは⑥≫
★ 宇宙人も死後は霊界へ
さて、「心の道場」では、小生の二つ目の観点である「人類以外の生
命体(又は意識体)があるかどうか」については、どう語っているでしょ
うか。
実は小生の持っている「スピリチュアリズム入門」には、それらしい
記載はありませんでした。おそらく、入門者に対して、「トンデモ話」
的な警戒心を与えないためもあるのでしょうが、小生にとっては確認し
ておきたい重要ポイントです。
しかし、幸いなことに「心の道場」のホームページには、その続編と
なる「続・スピリチュアリズム入門」(H21.7月刊行)が全文掲載され
ており、その中に「第1部 第6章 宇宙人の存在と、宇宙人の霊
的進化」という項目があります。
それによりますと、霊界通信でうけ取った情報では、
① 地球人以外にも高度な知性と文明を持った人間が存在する。
② さらに、我々とは次元の異なる別の宇宙が存在し、地球人とは肉
体の次元を異にする人間(宇宙人)が住んでいる。
③ 異次元世界は、我々の次元を取り巻くように存在し、異次元レベ
ルの「火星」や「木星」も存在するが、地球とは物質のバイブレー
ションが異なるため、地球人の視界には映らない。
④ ただし、異次元ではあっても「異次元の物質界」であるため、宇
宙人は、我々とは違う次元の肉体をもつ。
⑤ こうした他の天体に住む宇宙人も、全員が神によって生み出され
た存在であり、どの次元の生活者も、死後はそれぞれの「肉体」を
脱ぎ捨て、「魂」は我々と同様の「霊界」へゆく。
⑥ さらに、宇宙人がカルマの清算のため、我々の天体へ再生する場
合もあり、現在の地球人で「宇宙人」の前世を持つ者もいる。
⑦ つまりは、我々も宇宙人も同じ「魂」がそれぞれの次元に合わせ
て転生しているのであって、その存在や前世を詮索することは意味
のないことである。
としています。さすがに何の予備知識もない入門者にとっては、他次
元の存在などは、相当「トンデモ度」の高い話ですが、現在のニュー・
スピリチュアリズムの世界では、多くのチャネラーが同じようなメッセ
ージを受け取っています。
★ 「霊界」とはどんな場所か
さて、宇宙人も行くという「霊界」について、「スピリチュアリズム
入門」では「第四章 霊界」として以下のように述べられています。
(1)魂の成長度に応じた「界層」に別れている。
死後の魂は、生前の行動から得られた成長度によって、固有の波
動を体現します。霊界では、その波動の高さの差が大きい場合には、
お互いを認識することができず、結果として波動の高さごとの界層
に別れて存在するとしています。
(2)利己的な性愛や家族愛は存在できない。
霊界での「愛」は、地上時代の"性愛"や"家族の利益"を重視する
"家族愛"は成立せず、同じ成長レベルの魂同士の"利己性"のない友
愛的な結びつきのみとしています。
(3) 類魂としての共通の「主観」が生まれる。
魂の成長度や、同じ感受性や嗜好性をもつ魂同士が「類魂」とし
て引き合い、人種や民族を超えた大きなひとつの心となり、「私の
心」と「他の人の心」と一体になった「主観」が形成されるとして
います。
★ 人生の目的は「魂の成長」にある
私たちの「魂」を迎え入れる「霊界」に、こうした原理があるとすれ
ば、その前段階である物質界での目的と言えば、より高次な「類魂」と
一体となれるような「魂」を持つことといえます。
そのため、「心の道場」では、「私たちは何のために生きているのか」
に対する答えとして、「魂を成長させるため」と言い切っています。
さらに、地上では曖昧になりがちな「善悪」の判断についても、
「善」とは「魂の成長を促進するもの」
「悪」とは「魂の成長を阻害又は低下させるもの」
という、ひとつの基準を示しています。
そして、「魂の成長度」とは「利他愛」の実践度、つまり我欲を捨て、
他人のために自分を犠牲にすればするほど「霊格」があがり、「利他愛」
こそが「人間の価値を決定する尺度」であると説いています。
★ それでも小生は「我が道」をゆくのです
さて、当時の小生は独人誌「GAIA」が出来上がるごとに、「心の道場」
の"集会所"的な場所に足を運んで、昼食には健康食である"玄米ごはん"
をご馳走になりながら、毎月のように彼らのグループでの実践活動に参
加することを勧められていました。
(現在、「心の道場」では新規のメンバーは受け入れず、現在のメンバー
のみの活動となっているようですが、小生の関わっていた頃は、比較的
オープンな感じでした。)
小生自身、彼らが拠り所としている「高級霊の霊界通信」の内容につい
ては 、概ね満足のいく内容でしたし、強制的な感じもなく、特に反発を覚
えるものもなかったのですが、
① 食生活を始め、少々ストイックな生活を強いられる感じがしたこと、
② そして何よりも、ここで特定の内容を「真理」としてしまうことは
「第十夜」で小生が拠り所とした「真理への接近法」に反すること
から、結局「実践」にまでは至りませんでした。
現在、「心の道場」のホームページをみると、彼らの得たメッセージと
実践方法が最良の道であり、現在世界中で独自のワークを行っているチャ
ネラーの大多数は信頼できないものとしています。
次回二十夜は、そのあたりについて小生なりの見解を述べていきたいと
思います。
目次のペーシへはこちらから
- 関連記事
-
- トンデモ話は奥で繋がる(25) 22.5.2 (2010/05/02)
- トンデモ話は奥で繋がる(24) 22.4.26 (2010/04/26)
- トンデモ話は奥で繋がる(23) 22.4.18 (2010/04/18)
- トンデモ話は奥で繋がる(22) 22.4.12 (2010/04/12)
- トンデモ話は奥で繋がる(21) 22.4.6 (2010/04/06)
- トンデモ話は奥で繋がる(20) 22.4.2 (2010/04/02)
- トンデモ話は奥で繋がる(19) 22.3.28 (2010/03/28)
- トンデモ話は奥で繋がる(18) 22.3.22 (2010/03/22)
- トンデモ話は奥で繋がる(17) 22.3.11 (2010/03/11)
- トンデモ話は奥で繋がる(16) 22.3.6 (2010/03/06)
- トンデモ話は奥で繋がる(15) 22.3.2 (2010/03/02)
- トンデモ話は奥で繋がる(14) (2010/02/25)
- トンデモ話は奥で繋がる(13) 22.2.20 (2010/02/20)
