トンデモ話は奥で繋がる(169) 24.8.12

トンデモ話は奥で繋がる 「第169夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪霊的本性たち ①≫
 
 ★ 地球と太陽の分離

 キリストの本性については、第153夜以降で度々お話ししました
ように、シュタイナーは、通常の物理的感覚では捉えられ無い『太陽
の本性』
だといっています。

 そして、私達自身も、多くは無自覚のまま、一部は間違った期待を
持って、『太陽の本性』が我々の前に姿を現す事を『再臨』として待
ち望んでいます。

 しかし、一体、何故私達は『太陽の本性』を待ちわびるのでしょ
うか。…こう書くと、読者の中には、『私はキリスト教徒では無く、そん
な事とは無縁だ』と言う方も、少なからずみえると思います。

 しかし、本来『キリストの本性』は『キリスト教徒』に限定されるような
ちっぽけな存在ではありませんし、シュタイナーは『キリスト』という名
称さえ、別の言葉に代えてしまってもよいと言っています。

 さて、これ以降にお話しする事項は、シュタイナーの話の中でも、相
当に『(原義としての)オカルト的』な部分です。しかし、これこそが彼
の伝えようとする、我々の住む宇宙の原理の部分です。

 それ故逆に、これらの話をすんなりと容認できるのであれば、今まで
で小生がくどくどと説明してきたことは、蛇足に過ぎないと言ってもよい
と思います。

 それでは「キリストの本性」と題された部分から抜書きして見ます。

 「 地球紀における精神の進化をめぐる観点を理解するた
  めに、思い出しておきたい事があります。地球紀の初め、
  地球はまだ太陽と一体でした。

   その後、太古の或る時点で、太陽と地球が分離しまし
  た。もちろん、神智学徒なら分るように、地球物質と太陽
  物質の単なる物質上の分離だけを問題にしているので
  はなく、

   物質としての惑星と結びついた神霊存在たちが別々に
  なった
のです。

   地球と太陽の分離以後、地球には一定の霊的存在たち
  が、太陽には別の霊的存在たちが結びついていました。

   太陽の霊的存在たちは、地球紀の状況を超えて進化を
  遂げた
ので、更なる進化を地球で遂げることができなく
  なったのです。

   このように、或る種の霊的本性たちは地球と密接に結
  びついており、他の本性たちは太陽と結びついて、太陽
  から地球に作用
を及ぼしました。

   ですから、太陽の分離以後、2つの舞台―地球上の舞
  台とそこに現れる本性たち、太陽上の舞台とそこに現れ
  る本性たち―があるのです。

   高次の領域から人間のために働く霊的本性たちは、太
  陽と共に地球の外に舞台を移した本性たちです。

   そして、太陽の舞台に現れるこの本性たちが、時に応
  じて地球の人類と結びつき、地球紀と人類のために進化
  を導いてきたのです。

   諸民族の神話の中に、繰り返し『太陽の英雄』(日の
  御子)』の事が出てきます。それは、霊界から人類の進
  化のために働きかけてくる本性たちのことです。
 
   そういう太陽本性に浸透されている人は、外見上より
  も遥かに偉大な存在です。外観は幻影であって、その背
  後に本来の存在
が生きているのです。

   そういう人物の本性を窺い知ることのできる人だけが、
  この偉大な存在を予感できるのです。」   

  (『シュタイナーコレクション5(イエスを語る)』
 pp297-298《筑摩書房(高橋巌 訳)》より抜粋転載)


 ★ 西平氏の『補論』

 いきなり「地球紀」という言葉が出てきすが、これは単に、現在我々
が住んでいる地球の歴史では無く、地球が存在する以前からの人
類の霊的進化のステージ
の一つです。

 もっとも、この手の話は、シュタイナーの思想を伝えようとする研究
者の多くが、読者の辟易する顔、そして何より研究者自身が変人
視される
危険性を恐れ、正面きって紹介する人は少数です。

 実は、第131夜以降で幾度か登場いただいている西平直氏も、そ
うした危険性を躊躇するように、あえて『本論』では紹介せず、巻末に
『補論』として乗せています。

 これを読んでみると、自らの立場を持ち崩さないよう、慎重に言葉を
選んでいる様子が伺えますが、それ故、エッセンスだけが簡潔にまと
められています。

 「 どうやら、シュタイナーが『神智学概論』の中で最も力
  を入れたのは、この部分
であったらしい。

   その大切な所を『補論』に回すのは申し訳ないのだが、
  実は、ここもまた、私には、十分に理解できない所なの
  である。
  (…中略…)

   人間を構成する4つの要素の進化が、地球の進化と
  密接に関連している
と言うのである。

   地球の進化といっても、普通に考えられている、地球
  46億年の歴史では無い。

   シュタイナーによれば、
  『物質存在としての地球は、ある霊的な宇宙存在から
  進化してきた

   そして、その過程で、何度も姿を変えて来ている。

   各段階には、こんな名前が付けられている。
    第1段階『土星紀』、第2段階『太陽紀
    第3段階『月紀 』、第4段階『地球紀

   現在私達が暮らしている地球は、この第4の段階
  ある。そして、今後の展開として、

    第5段階『木星紀』、第6段階『金星紀
    第7段階『ヴァルカン紀
  がある。

   こうした名称から違和感を感じてしまうようでは、とう
  ていシュタイナーの深い英智を理解できるはずもない
  のだが、

   そんな私にも重要だと思われるのは、人類が地球と
  一緒に進化する
という点である。
  (…中略…)

   地球が姿を変える、その全ての転換に、人間は参加
  していた
。そして、地球の転換に合わせて、人間の存
  在様式も変化して来た。
  (…中略…)

   まず、第1段階『土星紀』では、人間は『肉体』として
  のみ存在
していた。『エーテル体』も『アストラル体』も
  『自我』も、まだ肉体の中に組み込まれてはいなかった。

   第2段階『太陽期』で『肉体』が『エーテル体』と結び
  つく
。エーテル体を組み込むことで、肉体は、それまで
  の在り方を変化させる


   同様のことが、第3段階『月紀』でも生じる。その時期
  に、人間の祖先は『アストラル体』を自分の中に組み入
  れた
肉体は3度目の変化を遂げ、エーテル体は2度目
  の変化
を遂げる。

   そして、第4段階『地球紀』に到って、人間は初めて、
  『自我』を組み入れる。それによって、肉体は4度目の、
  エーテル体は3度目の、アストラル体は2度目の進化
  
を遂げる。

   ここに、ようやく4つの構成要素を備えた、現在の
  『人間』が出現したことになる。

   しかし、何故人間は、地球と進化を共にして来たの
  か。ごく簡単に言えば、人間が霊的世界と物質世界の
  『仲介』を果たす
からである。

   人間は、誕生の際に受け取る物質的な力を、地上の
  生活の中で新しく造り替え、別の形にして地球に手渡
  す。

   (逆に)霊的世界から流れ込んで来る力を、人間が
  仲介することによって、大地に伝えてゆく

   だから、地球の存在の仕方が変わると、人間も変わ
  らざるを得ない。そして、人間の構成要素が変わると、
  地球の存在も変わってゆく
ことになるという訳である。」
 
  (西平直『シュタイナー入門』pp142-144
  《講談社現代新書》より抜粋転載)


 ★ 両刃の道標   

 いかがでしょうか。まとめれば、人間は『星』と一心同体の存在
あり、今までさまざまな『星』を遍歴しながら、お互いの要求に呼応
して共に進化して来た
、ということになります。

 ただし、ここで言っている各惑星の名については、必ずしも現在の
惑星そのものを指すものでも、実際に我々の実体がその天体にあっ
たと確定するものでもありません。

 何故なら、我々の住む太陽系は、物理的にも、初めから現在の惑
星配列をしていたという保証はありませんし、霊的には、我々は他
の天体と結びついていた可能性
もあるからです。

 ところで西平氏は「私には、十分に理解できない」とか、「こうし
た名称から違和感を感じてしまう
」という表現を交えて、自分の理
解外のこととしています。

 無論、本当に理解できるのは、恐らく『真のメシア』だけなので
しょうが、加えて、彼自身があまり深入りすべきではない立場にい
ることも考えての表現だと思います。

 しかし小生は、西平氏は、その部分にこそ惹きつけられるものを
感じているのではないかと思います。何故なら、単なる『入門篇』
としてなら、この部分は無くてもよい
と思うからです。

 がしかし、西平氏は「シュタイナー」があまた大勢の「夢想家」
の1人として理解されるべきではない
と思い、あえて「両刃の剣」
に相当する、この部分を『補論』として紹介したのでしょう。

 この部分があることによって、これまでの話に何とか視線を逸ら
さずに付き合ってきた懐疑的な読者は、大きく2つのグループに
分かれてゆきます。

 ひとつは、シュタイナーに『オカルティスト』というレッテルを貼
り、全く敬遠してしまうか、逆にその道の権威(?)として取り
扱う者達
です。

 彼等にとっては、シュタイナーの言っている事は、特定の人類の
みが理解し、到達し得る分野
であって、全く無視するか、逆に自分
こそは一般人とは違う、選ばれた者として意識するのです。

 そしてもう一つは、自分が常々疑問に感じていた現世の意味と仕
組みについて、新しい見方を提示され、それが全人類に共通す
る法則として理解し始める者達
です。

 西平氏は、恐らく後者の1人であり、彼の『入門篇』から次の書物
に進もうとする後者の人達に、貴重な『道標』
を残そうと、あえて
この『補論』を入れたのだと、小生は思っています。
 
 さて、今夜は各『紀』の話だけになってしまいましたが、続き
は、次回第170夜でお話しします。

( 追伸 )

 中曽根君、君には『亡国のニュ―・クリスト』
という偽メシア名を進呈しよう。

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