FC2ブログ
   
08
1
2
4
5
6
7
8
9
10
11
24
28
   

人の心とは-高校時代-

はじめてのものに
       
         立原道造

ささやかな地異は そのかたみに
灰を降らした この村に ひとしきり
灰はかなしい追憶のように 音立てて
樹木の梢に 家々の 屋根に降りしきった


その夜 月は明るかったが 私はひとと
窓に凭れて語り合った (その窓からは山の姿が見えた)
部屋の隅々に 峡谷のように 光と
よくひびく笑ひ声が溢れていた

-人の心を知ることは.....人の心とは....
私は その人が蛾を追う手つきを あれは蛾を
捉へようとするのだらうか 何かいぶかしかった


いかな日にみねに灰の煙の立ち初めたか
火の山の物語と.....また幾夜さかは 果たして夢に
その夜習ったエリザベートの物語を織った


高校時代、国語の教科書で立原道造の詩を知った。
当時、国語の先生は京大をでて一年たったぐらいの若い先生で、立原道造の青春、恋人なんかについてもくわしく語ってくれて何枚も美しい詩をガリ版で刷ってくれた。

はじめてのものに は、その先生が絶賛し、わたしも一目みるなり甘美な繊細さに魅了された詩だ。

-人の心をしることは....何かいぶかしかった-

のくだりは勉強せず本ばかり読んでいた高校生の心をたおやかに、しかししっかりとつかみ、私の読書への傾倒は激しさを増した。

人の心とは...漠寂とした寂寥感。繊細さの影にひそむ強烈な孤独感。そんなものを高校時代の私ももっていたのだろうか?




関連記事

プロフィール

工芸美術をやっています。2017年からスペイン語の試験を受けています。が、ドンキホーテはいまだに完読できていません。握力は小学生よりない力なし。ひっそりとこのシャバの片隅でモーニングを食べている凡人です。

るんるうん

Author:るんるうん
またの名はクマネルです。ふしぎなことが好きです。着物も好きです。

たまに、魚を捌きます。猫におしっこをかけられたこともありますし、珍しい体験もあります。

たまに-クッテネル-が記事を書きます。そちらもよろしく。

いつのまにか歳をとりました。

☆★☆管理画面★☆★


☆★☆

十二か月の着物

手持ちの着物を月ごとに替えて表示してみました。2015年1月
縮縮きものあわせIMG_1116  蕪柄の小紋と、金の傘の柄の帯 冬の野菜-かぶら-は、ほっこりとした暖かさを感じます。帯の地色は新春の華やぎを...

カテゴリ

最新コメント

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
心と身体
129位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
スピリチュアル
41位
アクセスランキングを見る>>

カレンダー

07 | 2014/08 | 09
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

リンク

RSS登録er

月別アーカイブ

ブログ翻訳

powered by 3ET
powered by 電脳PC生活

メールフォーム

メールはこちらまで

名前:
メール:
件名:
本文:

検索BOX・タグ一覧

サイト内検索

全記事一覧,全タグ一覧へ

クマネルおすすめコーナー

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示

QRコード

以下のHPもありますが、休止中です。

星読の譜

QR

Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

最新トラックバック

カテゴリ別タカラキッチンを使ってみて記事一覧