2012.12.16
トンデモ話は奥で繋がる(187) 24.12.16
トンデモ話は奥で繋がる 「第187夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。
≪人類進化を指導する神々 ①≫
★ 世界の不幸の真実
第176夜から前夜にかけて、我々人間とルシファー・アー
リマンとの関わりを見てきましたが、一方で、我々の進化を指
導する神々も存在します。
そして実のところ、ルシファーとアーリマンが存在すること
によって、それらの神々は我々を、より深い悟りへと導いてゆ
くのだと、シュタイナーは言います。
「 人類進化に結びついている神々がいます。
彼等の課題は、このような形で起こったことを、
再び有益なもの、人間の運命を促進するものに
変化させることです。
人間の運命は、ルシファーの翼とアーリマンの
鉤爪から救い出されます。
神々は善良だからです。
アーリマンとルシファーが、世界の背後で築い
た不当なものは、よい神々によって正義の軌道
へと導かれ、
最後には、カルマの関連が善良で正しいものに
なります。
…私達が、戦争の残虐さ、戦争の罪、戦争の悪
意を現代の自然災害と関連させて追及すると、
善良な神々がルシファー並びにアーリマンと戦
っているのが見えます。
私達は人間の一生を越えて、神々の生涯を見ま
す。…私達は人間の運命を、神々の運命と組み合
わせて眺めるからです
…いかに人間の運命が神々の運命の中に組み
込まれており、いかに神々が、自らの戦いの経過
から人間との共同を欲しているかが明らかになり
ます。
私達は、そのような表象に接近することによって、
古代の密儀を通して世界に現れたものに、再び至
ります。
古代の密儀に参入した者は、まず四大元素の世
界に導かれます。そこで参入者は、自分の内面、
精神的特性が外へと向かうのを見ました。
そこで彼が学んだのは、古代の密儀で語られる
『下方の神々と上方の神々』という重要な言葉で
した。
アーリマン的な神々とルシファー的な神々です。
よい神々は、両者の均衡の取れたところを進みま
す。
近代の秘儀参入者が再び知らねばならないもの
を、古代の秘儀参入者は知りました。そうして人
間は、次第に存在の深みに参入して行きました。
この関連を見通す時、世界を解明する重要な観
照に至るからです。
『 世界の不幸全体は、何のために存在するのか。
そこから神々が幸福を作るためだ。』
単なる幸福は、宇宙存在へと導かないのです。
人間が感覚世界を通過する時に、不幸から生じ
る幸福が、世界の深みに導きます。」
(シュタイナー『天地の未来 地震・火山・戦争』
pp97-98《閏月社(西川隆範訳)》より抜粋転載)
我々人間の一部の魂が、ルシファーとアーリマンの創り出
すカルマに捉えられ文明の過ちをもたらし、その不幸のため、
ある魂が自らのカルマをまっとうしないまま他界します。
しかし、その経験があるからこそ、我々はより高いところ
にある幸福を志向して、精神世界へと帰還し、その実現を目
的として、来世のカルマを組み立てます。
そして『不幸こそ、幸福の源』であって、我々に進化の道
筋を志向させる、善良な神々にとって、『不幸』こそ、人間
にさらなる進化を求めさせるための原動力なのです。
…………………………………………………………………
さて、トンデモ話については、毎週日曜日の更新を目標に
しておりますが、本年の年末年始にかけては、私事が立て込
んでいるため、しばらくの間休載させていただきます。
次回第188夜については、1月下旬を目標にしておりま
すので、数少ない読者の方々、引き続きよろしくお願いい
たします。
( 追伸 )
中曽根君、君へのはなむけの言葉も
しばらくお預けだ。
目次のペーシへはこちらから
-弟子のクッテネルがお送りします。
≪人類進化を指導する神々 ①≫
★ 世界の不幸の真実
第176夜から前夜にかけて、我々人間とルシファー・アー
リマンとの関わりを見てきましたが、一方で、我々の進化を指
導する神々も存在します。
そして実のところ、ルシファーとアーリマンが存在すること
によって、それらの神々は我々を、より深い悟りへと導いてゆ
くのだと、シュタイナーは言います。
「 人類進化に結びついている神々がいます。
彼等の課題は、このような形で起こったことを、
再び有益なもの、人間の運命を促進するものに
変化させることです。
人間の運命は、ルシファーの翼とアーリマンの
鉤爪から救い出されます。
神々は善良だからです。
アーリマンとルシファーが、世界の背後で築い
た不当なものは、よい神々によって正義の軌道
へと導かれ、
最後には、カルマの関連が善良で正しいものに
なります。
…私達が、戦争の残虐さ、戦争の罪、戦争の悪
意を現代の自然災害と関連させて追及すると、
善良な神々がルシファー並びにアーリマンと戦
っているのが見えます。
私達は人間の一生を越えて、神々の生涯を見ま
す。…私達は人間の運命を、神々の運命と組み合
わせて眺めるからです
…いかに人間の運命が神々の運命の中に組み
込まれており、いかに神々が、自らの戦いの経過
から人間との共同を欲しているかが明らかになり
ます。
私達は、そのような表象に接近することによって、
古代の密儀を通して世界に現れたものに、再び至
ります。
古代の密儀に参入した者は、まず四大元素の世
界に導かれます。そこで参入者は、自分の内面、
精神的特性が外へと向かうのを見ました。
そこで彼が学んだのは、古代の密儀で語られる
『下方の神々と上方の神々』という重要な言葉で
した。
アーリマン的な神々とルシファー的な神々です。
よい神々は、両者の均衡の取れたところを進みま
す。
近代の秘儀参入者が再び知らねばならないもの
を、古代の秘儀参入者は知りました。そうして人
間は、次第に存在の深みに参入して行きました。
この関連を見通す時、世界を解明する重要な観
照に至るからです。
『 世界の不幸全体は、何のために存在するのか。
そこから神々が幸福を作るためだ。』
単なる幸福は、宇宙存在へと導かないのです。
人間が感覚世界を通過する時に、不幸から生じ
る幸福が、世界の深みに導きます。」
(シュタイナー『天地の未来 地震・火山・戦争』
pp97-98《閏月社(西川隆範訳)》より抜粋転載)
我々人間の一部の魂が、ルシファーとアーリマンの創り出
すカルマに捉えられ文明の過ちをもたらし、その不幸のため、
ある魂が自らのカルマをまっとうしないまま他界します。
しかし、その経験があるからこそ、我々はより高いところ
にある幸福を志向して、精神世界へと帰還し、その実現を目
的として、来世のカルマを組み立てます。
そして『不幸こそ、幸福の源』であって、我々に進化の道
筋を志向させる、善良な神々にとって、『不幸』こそ、人間
にさらなる進化を求めさせるための原動力なのです。
…………………………………………………………………
さて、トンデモ話については、毎週日曜日の更新を目標に
しておりますが、本年の年末年始にかけては、私事が立て込
んでいるため、しばらくの間休載させていただきます。
次回第188夜については、1月下旬を目標にしておりま
すので、数少ない読者の方々、引き続きよろしくお願いい
たします。
( 追伸 )
中曽根君、君へのはなむけの言葉も
しばらくお預けだ。
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