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カボチャプリンを作りました

カボチャの裏ごし(冷凍)を去年買いました。そろそろ冬も終わり春になります。
たまたま、知多半島牛乳-このあたりの牛の乳のみを使っているそうです-を手に入れたので、久々にプリンを作ることとしました。ただのプリンではなく、冷凍のカボチャを入れたパンプキンプリンです。

レシピは、クックパッドのこれです。
まったり濃厚カボチャプリン

材料はカボチャは手持ちの冷凍裏ごしかぼちゃを解凍しました。
私の買ったのは、近所のスーパーで安売りの時にどこのメーカーともしれない業務用のものを買いましたが、カゴメのものはこんな感じ...1000円以上するようです。
ピュレimage
袋には一キロ入っていましたが、400グラム使い、後まだ600グラム残っています。

レシピのとおりに作りる予定が、最後の加熱時間は大幅に多くなりました。

50分のできあがりの合図を聞き、オーブンからプリンを出して見たら、あまりにもぷりんが、ぷりんぷりんと、柔らかくちょっと動かしても表面が水面のように波立ちます。

これは、もっと焼かないといけないだろう...と、何度も延長を繰り返した結果、30分か40分は過熱を延長していました。

その原因は?というと、実は私の使った型は18センチで、レシピよりも小さかったです。型は小さいとすぐに火がはいると思いがちですが、さにあらず...レシピより小さい型に入れたため、だいぶ高さ-深さ-が増すこととなり、内部に温度が伝わるのに時間がかかるという事態になりました。

なんども表面の固さを手で確かめ、ようやく真ん中が少しやわらかいか?という具合でオーブンから出しました。
その時には、最初型の上面から5ミリほどの卵液が、だいぶ下に沈み、1.5センチから2センチくらいは下に下がりました。側面は少し、生地が型から離れたりしました。

さめるのを待ち、型からはずしたら
縮ぷりん3月IMG_1330
なかなか良い感じです。

ひとりずつ取り分けて
縮ぷりん3月IMG_1331

上品で濃厚な味はみんなにも好評でした。
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theme : 食品・食べ物・食生活
genre : ライフ

邪気を祓う-沈香-

道教の老師によると、お寺、神社などでも邪気があったりするらしいです。そればかりでなく、町を歩いていて、ふっとだれかとすれ違ったときに、なにか感じたり、鳥肌が立ったり...
邪気といっても、神社などには、人の欲が邪気となって集まっていたり...ありがたいと出かけても、帰ってから気分が落ち込んだり...

もともと、こだわりなく、楽しく毎日を過ごしていたら、そんなところに行ったり、なにかを背負った人に会ってもなんということもないのですが、人もいろいろな弱いところを持っています。

普段、無神経でエゴの強い人と話をしていても、何ともなくても、なにか、その会話の中に、自分の弱いところをぶしつけに突き刺さるようなことを言われたりすると、むむむ、と思います。しかし、それくらいでは、振り回されません。
すぐに、こんなことぐらいで思っていても...などと、自分の心をたしなめます。

しかし、それを何度も、繰り返したりすると、たまっていた怒りが爆発したりします。怒りがわかない人でも、なんとなく、不快な言葉、出来事が澱のように、心の底にへばりついていることがあります。

すると、ひょんな拍子に...また、徐々に平常心が失せたりすることがあります。最初の落ちついた平常心はどこへやら...

本来の楽しい、自分はどこへ行ったのか?おだやかな心はどこへ...などとなり、なんとなく浮かない気分になったりします。心の隙というのはだれにでもあり、その隙にしらずしらず、邪気が入り込むことがあります。

人の邪気か、それとも人ごみでなにかをしょってきたのか...
何が原因か定かではありません。どんな人でもどよーんとした気分の時はあると思います。

この何日か、なんとなく、気分が浮かないなぁと思っていたところ、昨日、急にもとの気分にリセットされました。
そんなことをだんなに話し、なぜか?とその前の日のことを思い出したら、なんと、お香を嗅いでいました。

沈香はアロマのようにきらびやかなロマンティックな匂いではありません。古い、お寺のなかに漂うような、雅だけれども、渋い匂い...非常に個性的な匂いです。一概にみんなが酔いしれる香りとは言えません。しかし、いい匂いですが...

沈香は神聖なるもので、邪気をはらうといいます。お香は一度つけたら、すぐに消せないし、使った香も何度も使えません。
縮お香写真IMG_1314


もったいないので、なんども匂いをかいでいました。そのせいでしょうか?実際、お香をかいだのはそんな効果を狙ってではなく、ただの練習の為だったのですが...翌日、すっと、気分が晴れやかでした。お香というのは、なにか特別の力があるようです。
邪気が抜けた...確かにそんな感覚を感じたのです。
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theme : ふと感じること
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放射能の実害はどこまで広がっているのだろうか...実際の現地の声も消されている

何事もなかったかのように、野球のニュース、タレントの出産のニュースなどが毎日大手のメディアでは流されています。
時々思います。福一の作業員はどうなっているんだろう...めざましテレビの大塚さん、福一の元所長の吉田さんは?オセロの中島さんでしたか?家賃未払いがどうのこうの、占い師がなんたらかんたら...
どうでもいいことをながながと、よくやるもんです。

いまさら思ってもなんということもないですが、テレビの製作スタッフ、雑誌社、新聞社...就職試験では名だたる大学出の人ばかり受かり、入社する一流会社です。一般人には高嶺の花の業界です。そんなすばらしい学力と、おそらく金力、コネ力を持っている人が...どうでもよい低俗な内容ばっかり、作って流している。よく考えると、変な話です。

私はテレビは捨ててやったので、見ませんが、たまに本屋で雑誌を見たり、ネットのニュースを見たりするので、ちまたにどんなニュースが大きく報道されているかは垣間見ることができます。
タレントのことより、吉田所長はどうなったんだ?そんなこともいつのまにかまるで何もなかったかのように、がらくたニュースの濁流に流され。かき消されてしまいます。

もとより、テレビはもちろん、大手の週刊誌の記事もそう丸呑み込みはしないし、そうあてにしてませんが、インターネットで実際の声や、市民の測った放射能に関する数値などは見ています。

そのなかで、ぬまゆさんのブログは、壮絶で、ともすれば、報道の暗闇に置き去りにされ、みんなに知られてない生の現地の人の苦悩と、実際の身体症状を知ることができます。私もいろんな人のブログから、このぬまゆさんのブログを知ったのですが、コメントあらしや、なんやかやあったのでしょう、何度かブログを引っ越されています。

そして、今度はなんと、やっふほっあほ、ぷろーぐから記事の削除をされたそうです。実際にブログを見るとわかります。
やっふっほーぶぅろぐぅなかなか気合が入っていますね。このブログはそれほど重要でないので消されないでしょうが、念には念を入れ、ちょっと名前を検索にヒットしにくく書いてみましたが...

ぬまゆさんのブログ、原発事故で、いかにひどい身体症状がでているか...そして、まわりと、こどもへの愛情がつづられている優れたブログです。
これを削除するとは...

やっふぉっあほうーの社長は、原発事故直後、太陽光発電とかの話を持ち出し反原発を訴えましたが、あれはただ、エネルギー事業をを自分の手に入れたいがためのパフォーマンスだったか...なんて言いたくなります。火事場泥棒のようです。どさくさに紛れて、いいことを口にはすれど、手にはしっかり利権を握っている...そんなところでしょうか。

ぬまゆさんのブログ記事が消されたということは、ぬまゆさんの記事には本当のことが書かれているということではないでしょうか。真実がある。本当だからこそ、知られたくない...第一級の真実。だから消されるのでしょう。

ブログの記事が削除されるということは、マイナスな事実ですが、反対に削除されたから、これは本当に真実だと確信を得ることができました。その点、やっふぉあほうぶぅろぐぅの記事の削除は親切にもブログの信憑性を高めたのではないかと思います。感謝すべきかもしれません。

とにもかくにも、大きなとても大きな権力と利権をもっている一握りの人びとにはまずい真実を彼女のブログは語っているということだと、私は思っています。
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theme : ふと感じること
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沈香、白檀をたいてみました。

お香を聞香炉で焚いてみました。香炉の中にたどんを入れ、上に風穴をあけ、その上に雲母でてきた板をのせ、小さな香木片を乗せます。

暖められた香木は、なんともいえない香りをのぼらせます。

白檀、沈香と聞いて(←香を嗅ぐことを聞くといいます)みました。
白檀は、やや、鋭くきつい香り...沈香は、ほわんと、金持ちの匂い...なんだ←この感想は!
縮お香写真IMG_1314


どちらもバラやラベンダーの香りとは全く異なるお寺の、仏像と、座布団のにおいのような...、しかし、においをすっと鼻腔に吸い込むと、一瞬時間がとまるような...反対に一瞬ですごい時間が過ぎるような...へんな感覚がわきおこります。お香の匂いを味わいながら、ぼっとしてしまいます。

不思議ですね。匂いに集中すると、かえってぼっと、心と体の緊張がとけ、なんにも考えてない状態になります。ああでもない、こうでもない、これではいけない、ああだった...などなど、いらぬ煩悩、欲が一瞬断たれる感じがします。

沈香は木の傷ついた部分が樹脂化したものと聞いています。このように匂いが出るようになるまで非常に長い年月がかかると聞いています。お香は心身を清め、邪気を払う特別な力を持つとか...

4/18日に名古屋にて、スピリチュアルな瞑想とお香の会をやります。興味のある方はおいでください。なお、お作法はてきとーです。
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theme : ふと感じること
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昨日は雪交じりの雨、今日はぽかぽか

川沿いやお城近くを通りかかると、桜祭りの準備がすでにととのって、ピンクのちょうちんや、案内板が設置してあるのをみかけます。桜が咲くのはもうすぐでしょうか...とはいえ、まだストーブもしっかりとつけています。

昨日は26日、風が吹いたかと思うと、雨が降り、それがふわふわと舞っているかと目をこらしたら、雪でした。鉛色の雲、あちらこちらの家のトタンや木々に風があたり、ぶわん、ガタンと大きな音もします。
まだまだ、寒い...
ショッピングセンターから、買い物袋を手に駐車場まで、ちょっと濡れながら走り寄りました。

雨、雪、風...春の気候はきびしいなぁと思っていたら、今日はほんわかと、暖かく、布団も干せるような日となりました。

おだやかな春の日が安定してくるには、桜が咲き、散ってからでしょうね。この時期はクリーニングに制服などを出す人も多いと思います。ドライはみんなの衣類をいっしょにするので汚いと聞きました。基本的に自分で洗えるものは自分でやっていますが、ブレザーなどの型が崩れるものは、しょうがなく、クリーニングに出しています。このごろは水洗いバイオなんていうものも出てきているので、うちのクリーニングに出すものはすべてそれにしています。

クリーニング...確か、明日までが半額セールです。しかし...だんなのコート、この寒暖の差の激しさでは出せません。くやしいですが、セールが終わってから出すこととします。
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theme : 日々の暮らし
genre : ライフ

大器晩成...老子

老子 道徳経...このごろは、老人が牛にのっている絵に親しみを覚え、道徳経をめくっています。

大器晩成...

老子の道徳経のなかにありました。

大方無隅、大器晩成、大音希声、大象無形

大方(たいほう)は隅(ぐう)なし、大器は晩成す、
大音(たいおん)は希声(きせい)なり、大象(たいしょう)は無形なり

この上なく大きい四角は、角ばって見えない。この上なく大きい器は、完成するのもまた遅い。
この上なく大きい音は、耳で聞き取ることができない。この上なく大きい形は目で見ることができない。
あまりにも大きい四角は角ばって見えない...そういえば大きく曲がった道は曲がっているとは気づきません。航空写真を撮ってみて、まつすぐにすすんでいたつもりが、ひどく四角くまがっていたのだと気づくことがあります。

それと同じように、おおきな器は、いつまでも出来上がらないから、出来上がる以前に、-なんを作っているのか-わかりません。なんともしれない、ろくでもないものに見えるので、人は馬鹿にしたり、軽んじたりし、せせらわらったりします。

人もそうですね。小さい時からこれはと思わせる人は目につきやすく、おっと、と、周囲をいわせるし、まわりもほっておきません。栴檀は双葉より芳し...この場合はどんな人にも気づかれます。
しかし、何事も大きなもの、大きな器をつくるには時間がかかります。

人も、そうかもしれません。大器晩成...ゆっくりと大きな器となる人は、他人も自分でさえも気づかないですが、早熟の天才のおよばないスケールの大きさの器となりえるのでしょう。
放射能の被害もあまりにも大きいのでかえってその実態が見えない、聞こえない、聞こうとしないのかもしれませんね。

※ この大器晩成...実は間違いで大器は完成しないというのが正しいかも...なんて説もあります。大器は完成しないというのも、これはこれでいいですね。常に大きな器を未完の状態で進行中...なんて老子っぽくてこの説も好きです。

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トンデモ話は奥で繋がる(151) 23.3.25

トンデモ話は奥で繋がる 「第151夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪キリスト衝動 ⑤≫
 
 ★ ヘブライ民族の使命

 ユダヤ人厚顔無恥なよそ者であるアシュケナージ系の支配層ではない
ブライ民族
は、一般にはキリストを磔刑に処した民として、キリスト教徒からは敵対視
される存在ですが、そのキリストの秘儀を達成するためには、不可欠な民族であ
ったるとシュタイナーは言います。

 それも《磔刑に追い込むことが彼等の使命であった》というような逆説的な役割
などでは無く、彼らこそキリストの秘儀を可能にするため、アブラハムに生じた形質を
代々受け継ぎ《肉体を完成させた》民族であるとしています。

 「 一個の存在が3つの体を犠牲にすることになったのは、人類の進化の
     ためだったのです。

   ゾロアスターはヘルメスのために自分のアストラル体を、モーセのため
      に自分のエーテル体を犠牲にした後、なおやらなければならなかったの
  は、自分の肉体をも犠牲に供することでした。

   そのためには、特別の経過が必要でした。まず、ゾロアスターの肉体が
  特別な仕方で用意されねばなりませんでした。…ヘブライ民族の独特な生
  き方
を通して、この第3の供犠のために、数世代に渡ってゾロアスターの肉
  体が用意されたのです。

   そのためにヘブライ民族は、ツラン系諸民族のもとで停滞していたアスト
  ル的霊視
を、つまり外的な霊的知覚の全てを、内的な力に変えなければ
  なりませんでした。これがヘブライ民族の秘密です。

   ツラン系諸民族の場合、太古からの遺産である能力が外的な見霊器官
  
を用意するために用いられましたが、ヘブライ民族の場合、その能力が、
  内なる身体を組織化するために、内に向けられました。
 
   ですから、ヘブライ民族は、個々の感覚的事物の背後で、感覚的空間
  を超えて拡がっているものを、アトランティス期におけるように直感したの
  ではなく、内的に感得したのです。
  (…中略…)

   実際、アブラハムは、それまで外へ向けられていた見霊能力を内に向
  け、新たに、内なる神意識を発達させた最初の人物だったのです。
  (…中略…)

   かつての神観念は、秘儀の学堂で、神的叡智として受け止められまし
  た。人々はこの観念を秘儀を通して後世に伝えました。

   それを受け取ることが出来た人は、身体器官無しにも、エーテル体の
  中で、知覚体験を持つことが出来た人
でした。

   しかし、身体器官を他の人に伝えるには、身体組織を遺伝させるという
  手段しかありません。

   ですから、アブラハムにとって最も重要で本質的だった身体器官を地
  上に存続させるためには、世代から世代への遺伝の中でそれを受け継
  ぐしかありません。

   だからこそ、ヘブライ民族の場合、民族の遺伝が、つまり血縁によって
  身体上の素質を世代から世代へ伝えていくことが、非常に重要だったの
  です。」

  (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクション5(イエスを語る)』pp81-86 
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)


 モーセの出エジプトに始まり、苦難の末カナンの地へ辿り着いた後も幾度となく祖
国を追われたヘブライ民族は、流浪の民となりながらもその信仰を曲げることなく、ま
同族間での血統の深さを保ってきた、類まれなる民族です。

 それは単に、彼等が閉ざされた民族社会の殻の中に、かたくなに閉じこもって来たと
いう表面上の行動以上に、彼等が受け継いだ身体上の形質を薄めることなく、民族
の中に保持
し、向上させてゆくという、彼等の使命でもあったわけです。

 ちなみにツラン系諸民族とは、アトランティス没後、北アジアへ向かった民族で、高
度なアトランティス的見霊能力を持っていたため、現世での文化には関心を持たず、
専ら霊的な世界に生きていた人々
です。

 彼等はシャマンを中心とした共同生活を営み、シャマンから下される神々や霊的な
お告げ
を重要視し、時には黒魔術さえ利用しました。一方ヘブライ民族は、この対極
に位置した民族であり、人間の精神力で環境を変えてゆく物質文明の推進者となって
いきます。
 
 そして、そのどちらが優れているということではなく、人類の霊的な進化のためには、
どちらの民族も必要であったのです。

 ★ 善も悪もなく

 さて、小生は以前アブラハムについて、第九十夜あたりからバーバラのリーディン
グによる彼の役割についてお話ししましたが、その際には、どちらかと言えばアヌンナ
キ寄り
のネガティブな存在として捉えていました。

 しかしシュタイナーによれば、彼がいなければ《キリストの秘蹟》は完成しなかっ
ことになります。そうであるならば、少なくともアブラハムその人自身は、人類の進化
にとっては必要不可欠であったことになります。  

 また、サティアの話の中には、アヌンナキが、アブラハムにウラニウムをアヌンナキ
の神殿に配置させたのは、我々の感情体をコントロールするためだったこともお話し
しました。しかし、これにも別の意味での貢献があった可能性もあります。

 アヌンナキの神殿と言えば、『神』とされていた彼等が、人間の女性達―アヌが言う所
によれば全ての女性達―と交わり持った場所です。そしてその際ウラニウムが、生ま
れてくる子息の身体の遺伝子に、何らかの変異をもたらして来たのかも知れません。

( ただし、誤解の無いように付け加えますが、あくまでも天然のウランによる、
ゆるやかな作用であり、原発原爆に使用する濃縮されたもの、ましてやプル
トニウム
の作用を肯定している訳ではありません。)

 これも見方を変えれば、良くも悪くも、我々の世話役であったアヌンナキが、我々の
身体上の形質を向上を促進させた可能性
もあります。そう考えると、アブラハムに
せよアヌンナキにせよ、人類にとって、つまづきの石なのか、協力者なのかわからなく
なります。

 この点について小生が考える所、彼等は人類の魂の進化という大きな流れのなか
で、その真の目的もわからないまま、彼等の本当に意図した事とは無関係に、ただ
単に彼等の役割 を演じさせられていただけなのではでないかと思っています。

 つまり、彼等は善でも悪でもなく、《宇宙真理的な意志》だけが意図しているものの
完成に向かって、自らはそれとは知らぬまま、それが自分の意志であると思い込ん
だことを実行
して来ただけなのではないでしょうか。

 その意味では、プレアデス系のチャネリングを一方的に肯定して、アヌンナキ
が絶対的な悪だと決めてしまうべきではない
と思います。
 ルシファーについても同じ事で、彼もまた、自分の意志であると思い込んだまま、
役割としての魂の誘惑を請け負っているのだと思います。

 ★ もう一人のイエス

 さて、アブラハムから受け継がれた肉体的な継承は、ヨセフまで41世代、そして
42世代目のイエスにおいて完成したとされます。キリスト教の正史からすれば、これ
でめでたく救世主の誕生ということになります。

 (ちなみに、シュタイナーの説に拠れば、42世代とは《遺伝によって内面に生
じた不純な要素から自由になるために必要な期間》
とされていますが、ここでは
深く取り上げずにおきます。詳しくは同書をご覧ください。)

 とすると、一方でトトが受け継いだ《アストラル体》は全く関係無くなってしまうので
しょうか。それに関して、シュタイナーは『マタイの福音書』の中にある、不可思議な記
述を取り上げています。

 実は、同福音書は《血がアブラハムからヨセフまで続いてきた》と述べながら、一
方で、 《ただしこの血はナザレのイエスの血とは全く関係ない》と言っているので
す。 表向きには、いわゆる《処女懐胎》の裏づけともなる記述です。

 しかし考えてみれば、自民族の救世主ならば、何故あえてアブラハムからの血
統では無い
などと、不利な事実を強調せねばならないのでしょう。懐胎の神性はとも
かくとして、何らかの形で関係があったとするか、書かずにすますのが普通では無い
でしょうか。

 前夜にも述べたとおり、モーセの系統は主としてゾロアスターの《エーテル体》
受け継ぎ、さらに新しい見霊能力を受け止めるに足る《肉体》を進化させてきたもの
です。無論《アストラル体》もそれなりの進化はしていました。

 しかし、前夜で述べたとおり、いきなり完成されたエーテル体の中に、エジプト古来
の見霊能力のあるアストラル体
を結びつけることは、自我をルシファーの誘惑から
逃れさせておく
ことが非常に難しいのです。

 シュタイナーは、それを完成させる担い手として、ここにもう一人のイエスを登場させ
ます。彼によれば、実は『ルカの福音書』に述べられているイエスは、生まれの違う別
の人格であったと言うのです。

 「 しかしキリスト本性を担う人間の中には、肉体とエーテル体だけでは
  なく、アストラル体と自我も存在しています。

   ですから、肉体とエーテル体の成熟に必要な全てが遂行されただけ
  では無く、アストラル体と自我の成熟に必要な全ても生じなければなり
  ませんでした。

   これ程大きな行為を実現するには、一人の人格では不可能ですので、
  二人の人格が働かなくてはなりませんでした。

   肉体とエーテル体は、『マタイの福音書』の物語る人格の中で創られ
  ました。
   そしてアストラル体と自我は『ルカの福音書』に述べられているナタン
  系のイエス
の中で創られました。

   このイエスは、初めの数年間は別の人格なのです。『マタイの福音
  書』のイエスが、ふさわしい肉体とエーテル体を得る一方で、『ルカの
  福音書』のイエスは、ふさわしいアストラル体と自我の担い手を得たの
  です。」

  (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクション5(イエスを語る)』p128
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)


 よく、イエスの復活の秘密に際して《実はイエスには、うり二つの弟がいて、彼が
身代わりとなって磔刑を受けた》
と言うトンデモ話が出てきますが、これなどはシュ
タイナーの話からすれば、実にたわいも無い話に見えてきます。

 それでは次回第152夜はそのナタン系のイエスについてお話しします。

( 追伸 )

 中曽根君、真実を語るもう一人の中曽根君はいない
ものかね。

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歯医者でのエックス線撮影を受けて思うこと

歯医者でエックス線撮影をしました。
立ち入り禁止のマークがある撮影室に入り、まずは、先生が防弾チョッキみたいなのを頭の上からかぶせてくれます。ずしっと重いです。重く、る分厚い...
非常に厳重な感じがします。

そういえば、おなかに子供のいるとき、本格的な治療は産んでからだったような?エックス線撮影をして歯をちゃんと治療したのは、胎児に影響を与えないように...出産後だったような気がします。

歯のエックス線撮影、できるだけしないほうがよいが、治療のためには分厚い鉛のチョッキをつけてする...それは放射線が体によくない影響を与え得るからだと思います。
さて、この放射線量は

部位 線量(mSv)
1年間での自然放射線 2.4※
胸部直接撮影 0.06
CT胸部
腹部 6.9
4~7
結核集団検診 0.05
胃の集団検診 0.6
デンタル撮影 0.0163~0.0391
パノラマ撮影 0.0399~0.0436

※1年間に地球上に降りそそぐ放射線で人が浴びる線量

デンタル撮影で 0.0163~0.0391 0.0163とは少ないです。しかし...それでも万全をきしてということで、分厚い鉛のチョッキを歯医者さんが患者に装着してくれます。

最近みましたが、三月の原発事故直後、東京でも一日で1ミリシーベルトの線量を浴びているとか...
それなのに、マスコミも政府もなにも言いません。

0.0163程度で防弾チョッキ...これが普通です。何にもなしで線量の高いところに暮らすのは、怖い気がいたします。
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theme : 医療・病気・治療
genre : 心と身体

バンダジェフスキー博士が来日して訴えていったもの...マスコミは故意に無視したのだろう

『放射能防御プロジェクト』の木下黄太さんが招いたユーリー・ バンダジェフスキー博士が日本での講演を終えて帰国されました。

ユーリー・ バンダジェフスキー博士は、日本の東北、南関東に住んでいる人々に向かって、助言をしました。

以下木下黄太さんのブログから転載
福島のみならず、関東・東北のエリアの中で汚染地域からは移住するのが望ましいこと。優先は、妊婦、子供、妊娠可能な女性だが、全年齢で放射性物質の影響はあるため、逃げることのできる人は、全て、逃げるべきであるということ。沖縄、札幌、京都などで、博士は関東東北から避難移住した全ての人々に「あなたたちの選択は正しい」と明言したこと。

日本の大半のメディアは、博士の来日についても、記者会見の内容に関しても、完全に無視するか、ほとんど記事にしようともしていないこと。沖縄の新聞や共同通信、東洋経済などの一部メディア以外、掲載する雰囲気はほとんどないこと。博士が伝えている内容そのものの衝撃が大きく、「無視」という結論に大半のメディアが至っているのが今の日本の現実であること。というかこの内容を報じると、首都圏に人がいるかどうかという議論になることを消化できないとして記事にしないとするマスコミも存在した模様。

⑱ほとんどのメディアが無視するにも関わらず、品川区の1000人会場も即日満員、世田谷区の四百五十人会場も二回で九百人が三十分程度で満員になるなど、一般の皆様へのインターネットを介しての情報発信が強くなってきていること。マスコミと一般の皆さんの間に乖離現象もおきていること。

⑲今後起きることへの懸念が強い中で、博士本人は日本に対して最大限の協力をしたいという意志は持っていること。しかし、博士本人が有効な防御策を数多く持っている訳ではなく、彼の協力に助けられても、放射性物質との闘いはきわめて厳しいということ。


なかなか状況は厳しいです。
こんな重大なことでもマスコミは全く報道せず、世の中なにもないかのような、テレビ、新聞の報道です。

瓦礫の拡散...こんなことはチェルノブイリでもなかったことです。

日本政府は瓦礫を全国に拡散しようとしています。特定の土建業者、産廃処理業者の利益のみを優先し、放射能のついた瓦礫を償却することにより、一部の者のみの懐を増やし、日本国民を被ばくさせようとしています。
まるで全国に放射能禍を広げることにより、福島、関東のみだけでなく全国で死亡率が上がることを目的としているかのようです。そして、人口が激減していくのを幸いとしているかのようです。
たくさんの人が病気で天寿を全うできなくなれば、製薬会社は大喜びでしょう。

何があってもマスコミも政府も本当のことはいいません。インドに町ごと日本人町、というのを作ると、枝野が考えているらしいです。自分たちだけはよそに行って暮らそうとしているのでしょうか?

だなんて言って。瓦礫を西の土地で引き受けるのが人の道みたいに言って宣伝しているのを見ると、昔の
特攻隊を思い出します。
-お国のために花と散る-そんなことを言い、若い人が死んでいったといいます。でも、偉い人、天皇も-花-でなかったのか、全然散りませんでした。
中曽根なんかは、海軍の軍人だったのに、公職追放も、巣鴨プリズン入りもなく、戦後総理大臣までやっています。

-絆-なんて、本当はマスコミや政府が庶民をだまし、いいようにあやつる、-鎖-に過ぎないのではないでしょうか。

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theme : コレ、気になる!
genre : ライフ

春の風

春もお彼岸を過ぎると日差しが強く、暖かくなってきます。
でも、風の強い日は、寒いです。風が強いだけでなく、ぐっと冷え込み、寒い日もまだあります。風が春とは思えないほど冷たいと、コートもなかなかやめられません。

お彼岸前後は、暖かい日、寒い日の差がありますね。それで調子を崩す人もいると思います。おまけに花粉は飛ぶし、何だか気候も不安定で、めまいを感じたり、頭痛を起こしたりする方も多いのではないでしょうか?

寒い1月、2月より、気温は温かいのに、なぜか体が冷えてしょうがなく、寒い...そんな症状が出るのは、この季節の変化に体が対応できてないせいなのかもしれません。

お腹の風邪もはやっているのでしょうか?家族が2.3日下痢、腹痛、発熱で寝ていました。暖かいからなにかいろいろと活動できる、と思っていた矢先、これです。

まだまだ寒い日もあります。本格的に暖かくなるまで、また体調を崩さないよう過ごしたいと思っています。
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theme : 日々の暮らし
genre : ライフ

夢を見ました。

この頃の夢はろくでもなく、大したものは見ないとだんなに言っていたのですか゜...

今日の夜明け前、夢を見ました。いつものように、トイレに行きたいが、トイレの便器が空かないとか、外から丸見えとか、汚すぎるとかで、トイレを探し、あわてふためいている...なんて夢ではありません。

母が亡くなってからもう10年以上が過ぎ去りました。夢に母が出てきたのです。
場所は、昔の実家です。いまはこわされてありません。

夢の中で知り合いの人気チャネラーさんに誘われます。
-ちょっと乗って行かない-
どうやらチャネラーさんはどこかへ、ワークを受けに行かれるようです。人気のチャネラーさんですが、まだまだ学んでいるようで、知り合いのセミナーワークに行くようです。

どこに行くのだろう...と思っても、どうせヒマだし、ドライブがてら行ってみようか。などと軽く考え車上の人となります。じきに車はある場所に着きます。

あっ...こっ、これは、なんと。セミナー会場前で車から降ろされ、あたりをみると、
-ここって実家のすぐそばじゃん-
あの、酒屋、写真や、パンやがあるじゃあないか...

不思議なことに夢の中でも辺りは薄暗く、それほど見えません。しかし、北の方をみると、実家の現在の建物の一つが半壊状態で見えます。

あれ!建物の一つをこわして立て直すつもりなのか?いや、こんな景気の時にできるはずはないが...などと思っているうち、

あっ、お金がない、と気づきます。
チャネラーの人の車に乗ったのはいいけれど、まったくお金を持っていなかったのです。
しょうがない、電車賃を親に借りて帰ろう、と思い、実家を尋ねます。

よく考えれば不思議です。実家はもう、だれもいないのです。父も母もいません。それなのに、夢の設定は親を尋ねて電車賃を借りる、のです。
そして、場面はもう、出かける場面になっています。

昔、大学時代よく使っていた裏口から、出ていこうとしています。その時に、
母親が傍らに立っていて、話をしているのです。

もう行くよ、なんて母に言っています。
そして、母はなにも言っていません。

私が、母に
-くほほほ-なんて言っています
-あははは...私は運がいいんだ。うまくいくよ-
なんて調子のいいことを言っています。
-人も、働くときでも、まわりの人もいい人だし、たのしいところだし...はははは-と言っています。

母がそのとき
-最初はそうじゃなかったじゃないか。でもそうなったんだよ-言いました。

そしてわたしは母に
-お母さん、むかしと違うのは...自信だよ-きつい人のもつ自信ではなく、本当に、-できる-と自信ができたよ。やれるよ。-
そんなことを話して、靴を履いている瞬間目がさめました。

薄暗がりのなか、遠くで新聞配達のバイクのエンジン音と、ブレーキの音が聞こえました。

4時くらいでしたか...まだ寒く、階段を降りるには電気をつけねばなりませんでした。

この前日はお彼岸でした。父も母もいなくなり、帰る所もなくなり、だいぶ経ちました。世間のお彼岸参りの話題を見たり聞いたりし、前日はだんなと話をしていました。

-自分は帰るところもないし、待ってくれている人もいない。-

よく考えれば遺品も母の写真と父のペラペラの画用紙に描いた一枚の絵しかありません。実家の事情は複雑で、仏壇参りなどはできません。
夢で故郷についたと気づいたとき、
-あぁ...いやだ、来たくなかった-と思いました。

前日、だんなに、
-もう、帰る家も待っている人もいない。生まれ育った地は、自分には合わないとこだったのだろう-財産をもらわなくても、やっていけるのだ。自分は故郷を捨てたのだ...-なんて話をしていたら、こんな夢です。

故郷は遠きにありて思うもの...そしてかなしくうたうもの...なんて詩があります。夢とはいえ、二度と足を踏み入れないだろうと思った実家に...いつの間にか行き、そこに懐かしき母がいた...

何の意味があるとも言えません。でも、リアルで、心に残る夢でした。

夢で電車賃、借りたかって?
忘れました。でも、電車に乗る前に夢は醒めてしまいました。

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西友のKYタイムズがおもしろすぎる

ちょくちょく黄色い広告が入ってきます。
西友のKYタイムズです。この広告は読めるので、ざっと見ることもありましたが、じっくり見ることはなく、すごしていたところ...

だんなが-これを見てみろ-と、強く言います。

あっ、西友?ふーん、とその中身を見たら...

すごい、すごすぎる...

まず一面の、お雛様のまんが
縮西友IMG_1322
縮西友IMG_1323
髪型、いと重し...←いとおかしきかな、といいたいです。

そして、きわめつけ、傑作なのがこれ
間違い探しのもとの絵
縮西友IMG_1324
間違いの絵
縮西友IMG_1325

このお内裏様の顔がやらしい爺さん風なのが、おもしろいが...
間違い探しの絵を見て、そんなことは吹き飛ぶほどのおもしろさ。

お内裏様の頭、冠はなんと...
縮西友IMG_1326
スリッパだぁ
そしてすぐわかるのは、おひなさまですが...
縮西友IMG_1327
このお雛様、アンニュイな雰囲気で、頬杖ついてたりして...おひなさまの雰囲気ぶち壊しなのがかえっておもしろく、頭が、エジプト...その真ん中はなんと蛇。

こんな面白い広告、近年見かけたことないですというより、こんな広告初めてです。
面白い。今日はこの広告に魅せられてしまい、10回以上見ています。
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genre : ライフ

食器洗い機の裏ワザ

リンナイ製のスタンダードな食器洗い機を使っています。使い始めて当初は、食器の置き方が要領を得ず、うまく洗えないことも多かったです。

もっときれいに、たくさん洗いたいと、最初はいろいろと工夫をしていました。食器洗い機のたてのお皿たてと横のお皿たて..その隙間がいやに大きく感じられ、最初はそこに100円ショップの猫避けを置いて、ちょっとした食器を置いて洗ってみたり...
そのうちにめんどくさくなり、普通に使ってますが、

これだけはまだ使ってます。

シリコンチューブのおわんささえです。
縮食洗い機ケーキIMG_1297

食器洗い機のお皿置きの部分にシリコンチューブを差し込みました。
縮食洗い機ケーキIMG_1298
縮ケーキ3月IMG_1321


上から茶碗や、お椀をかぶせたり、丸くなっているシリコンホースにお椀の底部、糸尻といいましたか?支えの部分をぱかっとはめてセットしたりしています。

なぜ、こんなことをしているかというと、
食器洗い機って注水の勢いが強すぎるのか、洗い終わり蓋をあけてみると、軽い木のお椀がひっくりかえって、そのなかに満々とすすぎ水をたたえていることが多々あります。

このように、上からシリコンホースにたてかけたり、お椀のおしりにホースをはめたりすると、しっかりと固定され、ひっくり返りません。
シリコンホースは耐熱性があり、弾力があり、丈夫です。一昨年の8月にリフォームしてからずっとこれは使ってますが、なんともなく、便利に使っています。

これはいいですよ。ホースは穴がちいさいもので、食器洗い機の皿受けに差し込むとききつめぐらいのものがよいです。ちょうどの大きさだと洗浄中にはずれます。それと、このシリコンを取り付ける位置はゆるくて心配な時は、下が、ヒーター部分でないところにしましょう。私はかまわずやっていますが。
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トンデモ話は奥で繋がる(150) 24.3.18

トンデモ話は奥で繋がる 「第150夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪キリスト衝動 ④≫
 
 ★ ゾロアスターの個性の伝承

 以後、『イエスを語る』には、ゾロアスター以後、人類が見霊能力についての新
しい道
を得る―つまりキリストによる秘儀が行われるまでの過程が、約150頁に
渡って詳しく口述されています。

 その中には、小生の力量ではとても説明できない部分が多々ありますが、理解不
足を恐れずに、その概略を示しておこうと思います。

 (納得のいかない部分等につきましては、是非同書をお読みいただくことを
お勧めします。)

 まず、一言で言ってしまえば、

 ゾロアスターは自らが知覚した《新しい道》
 人間の肉体で実現させるため、
 自らの個性を来るべき時に転生させるべく、
 2つの血統を通じて、
 42世代に渡る77段階の肉体的進化
を遂げていったということです。

 つまりゾロアスターの個性が、まさにキリストとして42世代後に、この世に出現
して、自らその秘蹟を行ったということです。ただし、単なる《生まれ変わり》では
無く、その進化には分離された2つ過程が必要だったと言います。

 ゾロアスターの見霊能力は、偉大な2人の弟子達から順に継承されることとなり
ます。 ただし、それは世俗的な、単なる師弟的な伝承ではありません。時間も物
質も超えた
、まさにオカルト的な伝承です。

 ★ アストラル体の継承者トト

 ゾロアスターのアストラル体の能力については、聖なる秘儀によってエジプトの
トト(=ヘルメス)に受け継がれました。彼は既にお馴染みの、ドランヴァロ・メルキ
ゼデクのチャネリングの主でもあります。

 彼がゾロアスターの直接の弟子なのか、幾世代か後の弟子なのかははっきりし
ませんが、彼は、ゾロアスターの見霊能力の伝承者となり、エジプトの文化の創
始者
となります。

 ここで注意していただきたいのは、彼が単なる《教え》の伝承者では無く、ゾロ
アスターの死後、いったん霊界に戻っていったアストラル体の伝承者―つまり、
《アストラル体》に関してはゾロアスターそのもの―だということです。
 ……………………………………………………………………………………………

 余談ですが、このことを仏教の日本への伝承を例にとって、小生なりの解釈をし
て見ます。

 平安時代に中国から最澄の《顕教》空海の《密教》2つの仏教が日本にもた
らされます。うち《顕教》は《教え》に当たり、経典に書かれたものです。

 しかし《密教》については、経典よりも業そのものが重視され、その教えを知り
たいとした最澄の申し出を、空海は《単に教えのみで達成されるものでは無い》
として、断ったとされています。

 《密教》の真髄は、恵果和尚から空海ただ一人に直伝されたものです。しかし、
こう書かれているだけでは、恵果和尚が後継者を一人に絞るために、それと見込ん
空海のみを特別扱いしただけのことのように感じてしまいます。

 しかし小生は、《密教》に限らず、このような直伝については、実際に《アストラル
体》のような見えない体
が、そのまま受け継がれていく場合があるのではないか
と考えています。

 そして、複製ではない《アストラル体》が伝承される場合は、継承者はどうしても
ただ一人に絞られることになります。つまり、決して師匠が一人の弟子をエコヒイキ
している訳ではなく
それ以外には方法が無いのです。

 チベットのダライ・ラマの生まれ変わりについてもまた、同様な例だと思います。
いくら《政府の許可なくして転生することを認めない》という馬鹿げた法律を定め
ようと、それを引き継ぐべき者は、本人認める者に限られるのです。

 こうした伝承を《非科学的だ》と退けてしまう人は、例えば映像や音声が、小さな
メモリーチップの中に保存され、幾世代も後の世代に再生されることを、小さな子
どもが納得するように説明できるでしょうか。

 メモリーチップは、外形こそ目に見える・見えないの違いこそあれ、それ以外の
点では、アストラル体の保存移転とほとんど変わりはありません。何せ中国政府
でさえ、それを肯定した禁止法を制定しているのですから。
  
 ゾロアスターの場合も、人類の進化のため、自己の《アストラル体》をそのまま
引き継がせる
必要があったのだと思います。そしてそれを担ったのが、エジプトの
トトだったということです。
  ……………………………………………………………………………………………

 しかし、代々自己の《アストラル体》の継承者を見つけてゆくだけでは、《密教》同
様、自己の古代の見霊能力、つまり睡眠生活でのみ霊界と繋がる方法を、代々絶
やさないことにしかならず、新しい見霊能力の扉を開くことはできません。

 そこでゾロアスターは、その目的の達成のために、もう一つの体《エーテル体》の伝
承を別の弟子に託します。それは直接の弟子から数世代の後、モーセと呼ばれる弟
子に引き継がれることとなります。

 ★ マクロ・ミクロの両コスモス

 ここで、人間にとってのアストラル体エーテル体を別の角度から見てみます。
ストラル体
は以前にもお話しした通り、自我が大宇宙(=マクロコスモス)と一体と
なる橋渡しをする体
です。

 一方エーテル体は、地上で自我が生きるための肉体(=ミクロコスモス)を生かし
続けるための体
です。そして現代の我々は、両者が揃うことによって、2つのコスモス
を体験することができます。

 無論、マクロコスモスについては、現世で誰もが自在に体験できているわけではあ
りませんが、少なくとも霊界での体験まで含めれば、万人が体験することですし、ス
ピリチュアリズム的には、訓練によって日常的にも可能になるとされています。

 しかしゾロアスターの時代の見霊能力では、マクロコスモス的体験睡眠生活
中でしか体験できませんでした。マクロコスモスは自我とアストラル体の知覚領域、
ミクロコスモスは肉体とエーテル体の知覚領域と分離していたからです。

 そのため、覚醒状態のままで魂がマクロコスモスへ上昇していったり、またミクロコ
スモスへ戻ってゆくことができなかったのです。このため、ゾロアスターのエーテル
もまた、さらなる進化への基礎として後世代へ引き継がれたのです。

 ★ アストラル体の悪霊

 ここで読者の中には、ある疑問を持つ方があると思います。ゾロアスターは何故、

 アストラル体とエーテル体をセットでトトに引き継がずに、
 あえて別々の弟子に引き継がせた

のでしょうか。

 実は、これについてはシュタイナーは明確には述べておらず、当初は小生も疑問に
思っていました。しかし、それ以後の話を読み進めていくと、小生なりの推測が浮か
んで来ます。以下、誤見解かも知れませんが私見を述べてみようと思います。
 ……………………………………………………………………………………………
 
 第144夜でお話ししたように、我々のミクロコスモスである肉体は、地上にいる間、
ルシファーの誘惑により、不完全な魂のまま霊界に参入しよういう衝動を起こさせぬ
ようにするでもありました。

 つまり、古代人が肉体を離れて睡眠生活に入り、マクロコスモスである霊界と繋がる
場合にも、常に同様の誘惑を受ける危険性があったのです。トトの生きた古代エジ
プトでの参入秘儀
について、シュタイナーは次のように述べています。

 「 人間は、自分の内面に沈潜すると、いわば自分の自我の中に全く
  組み込まれ、自分の願望、欲望だけを満足させ、人間の中の悪しき
  働きが自分の自我を捉える
ままにさせられるのです。

   これが内面へ向かう時の支配的な気分です。…不用意に自分の
  肉体とエーテル体の中へ沈潜すると、意識が自我の中に押し込め
  られます。
  (…中略…)

   エジプト人の秘儀参入は、…眼を内部に向け、没頭と沈潜を通し
  て、自分自身の中の神性に近づく秘儀参入だったのです。

   個人の自立にまで到っていなかった古代人の秘儀の場合、マク
  ロコスモスに拡がる時も、ミクロコスモスに沈潜する時も、まだ全く
  個人の自主性は重んじられていませんでした。

   エジプトの秘儀は、参入者をその肉体とエーテル体の力に導きま
  した。参入者は意識を保ったまま、自らの肉体とエーテル体の動き
  を体験した
のですが、

   その時、いわばあらゆる側面から、アストラル体の恐るべき情念、
  情熱
が流れて来ました。悪霊の世界が人間の中から立ち現れまし
  た。

   ですから、エジプトの秘儀の導師は、立ち現れるものを受け止め、
  自分の本性を通して他へ誘導する助手達を必要としていました。導
  師は、出現する悪霊達を受け止める助手を12人必要としました。

   このように、古代の秘儀においては、個人は決して自由な存在で
  はありませんでした。個人が肉体とエーテル体へ沈潜するには、ど
  うしても12人の助手が、悪霊達を受け容れ、鎮める必要があった
  からです。」

  (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクション5(イエスを語る)』pp168-170 
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)
 

 このような自立が不完全な状態で、仮にマクロコスモスとミクロコスモスへの往来
が自由なアストラル体とエーテル体
を、誕生と同時に2つとも得たとしたらどうな
るでしょうか。

 恐らく、自我の欲望に捉えられ、転生の目的を果たせぬまま霊界に逆戻りしてし
まうことになるのだと思います。これでは、いつになってもさらなる発展はできなくなって
しまいます。

 そのため、アストラル体とエーテル体は、人間が自主的に2つのコスモスへの移動
が可能になる瞬間まで、別々に維持
される必要があったのです。そして、それが可能
となる時まで、エーテル体は完成の時まで別に継承されたのだと思います。 

 次回第151夜はその過程についてお話しします。

( 追伸 )

 中曽根君、君にも《暴走を止める助手》が必要だった
 のだが…。

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マンモグラフィ-乳がん検診を受けました

乳がん検診...ただで受けられるので、この間行ってきました。
実は健診...3.4年前にやりました。だんなの職場の配偶者健診だったか...それでいちどマンモグラフィというものをやりました。
これが痛いのなんの...先にやったことのある知り合いに-痛い-というのを聞いていたのですが...
やっぱり痛かった。
並みでない痛さ...でした。

あれ以来、乳がんのみならず、健康診断は全てパス...やめたのです。どうせ受けても、せいぜいコレステロールが高いなどの結果ばかりです。

痛い健診...受けなかったのですが、無料で受けられる機会があり、
ただ、の好きな私は受けてみました...

マンモグラフィ、また痛いか?そう思い、恐れおののきながら、健診車にのると、今回は女性の放射線技師が撮ってくれました。
何枚もとり、板で乳房を挟むのですが、そのたびによく声をかけてくれ、しかも前よりは力のかかり具合がゆるく、できるかぎり、苦痛をかけないように、撮ろうとしてくれているようでした。

しかし...最後に左側を何枚も撮っていたときはだいぶ痛かったです。実はまだ左が痛い気がします。

さすが...
撮影室での説明で、
10キロの力が加わりますといっただけあります。
ほんと、乳房を10キロの米袋で両方から押しつぶされるのは、非常に痛いです。

乳がん...この癌はブラなどでしめつけていると発生しやすいなどと言います。
昔なにかでみたのですが、マンモグラフィでかえって癌になりやすい、などとか...

マンモグラフィはしめつける。なんて生易しいものではありません。押しつぶす...といったほうがよいです。
こんかいはただ、ということで受けてみましたが、こんどただの健診があったら...

やめときます。

マンモグラフィ...痛いばかりで、かえって体に悪いような気がします。
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theme : 医療・病気・治療
genre : 心と身体

人気のある人、魅力的なのはなぜ?

いろんな人がいます。普通の人びとの中でも、
あの人は、違う、とか
あの人は、すごい、とかみんなから言われ、いつも人の輪の中心にいる人...

当然ながら、いじめられるなんて全くなく、みんなから好かれるうえに、みんなから-あの人に好かれたい-と思われる人...こういう人は、何か意見を言っても表立って反対されることもなく、なんとなくみんなの同意を得てしまいます。
ある人が同じ意見を言ったら、だめだったけど、みんなに一目置かれている人が言ったらオッケーだったとか...人徳というのか、オーラの輝きが違うというのか、一言でいうと、スターの様な人はどこにでもいます。

学校のクラスで、クラブの小集団で、職場で...魅力的な人なのかなぁと思います。

この魅力的な人達、良く観察していると、特別親切でも気前がいいわけではありません。自分の身を粉にしてまで人のために尽くすといったわけでもありません。
よくいました。子供時代、みんなに一緒に遊ぼうと言われ、遊び仲間には全く不自由しなかった子が...
私もよく人気者の子のところにいって-一緒に遊ぼう-と声をかけたものです。

このごろ古い記憶をふいに思い出します。昔、子供のころ、近所の子供とよく遊びました。なわとび、石蹴り、もろもろ...近所のKちゃんと遊ぼうと近くの家の子供はよく遊びに行きました。
みんなでゴムとびをしたり、楽しかったのですが、そのKちゃん...きついところのある子供で、他の子に命令したり、ちょっと傷つくことを言ったり...でも、Kちゃんと遊びたかったのです。

Kちゃんは人気があったのでしょうか?子供のころでも、-どうして、人に命令するような子供と遊びたくなるのだろう-と疑問に思ったのですが、なぜか、Kちゃんと遊びたいと思い、遊びに行っていたのです。
他のSちゃんもKちゃんが好きで、親友だと言っていました。

それで私は何番目かの友達みたいな存在でした。

しかし、少し大きくなり、中学の時、KちゃんとSちゃんは親友だと言っていたにかかわらず、KちゃんはSちゃんから離れ、ほかのTちゃんといつも一緒にいるようになったのです。
Sちゃんは親友だと言っていたのに、と嘆いていたのですが、おうちに帰るときはKちゃんはSちゃんと帰るのです。
これは、Kちゃんの家がSちゃんと同じ方向だからでした。そして、KちゃんとTちゃんは同じ高校を受けるから、仲良くなったようでした。
TちゃんとKちゃんのそろった姿は近づいた高校入試に備えたかのようで、あまりにもあからさまでした。観察眼の鋭い級友は-ちょっといただけないなぁ-なんてことを言う人もいたと思います。

なんか...あまりにも、都合がよいなぁ。

Kちゃんって魅力があるんだろうけど、人間的にはそう立派とは言えないなぁ。でも、友達になりたい人、寄ってくる人がいる...これはどういう訳なんだ。

ちなみにSちゃんはKちゃんのことが好きで一番の友だと言っていたので、そんな感じでもKちゃんのことが大好きで変わらないだろうと思っていましたが、中学を卒業してから、魅力の呪縛から解きはなたれたようで、もうそれほど好きでもないようでした。

人望、人気、魅力...

Kちゃんは魅力と人気がありました。よく性格や行いがよければ人望、人気が自ずから出てくる、と言います。でも、性格、行動を思い出すと、

きつい、人を傷つけることを平気で言う、自分は美人だという、ひとの顔などをけなす、頭はよい、
ざっとこんなところでした。
よくいうところの、人格者ではありません。でも、なにか魅力があったのです。一緒に遊びたい子供はたくさんいました。

人気て、なんでしょう。人には独特の人を引き付ける磁力みたいなものがあるのでしょうか?

ひとを引き付ける...そのためには人格などではなく、もっと違うものが必要かもしれません。あのKちゃんの持っていたすごいものは、

自分は美人、自分は頭がよい、すごい...という自信でした。人を見下げてもいましたが、自分で自分を美人という人は、こちらをひかせるほどの強さがあります。

自信は、周囲の人を近づかせたくなるような磁力をもつのでしょうか?不思議です。
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theme : ふと感じること
genre :

タカラの食器洗い機で洗ってみたら-リンナイ-

タカラのキッチン、食器洗い機はリンナイ製です。うちのものはスタンダードな食器洗い専用洗剤で洗うものです。大きさは6人用です。
普段は三人分を洗ってますが、夕食のあとは、3人分と、二人分のお弁当を合わせて洗っています。お弁当は蓋や中敷、その他こまごましてます。お弁当の分も含めると、5人分です。

約五人分を洗ってみてどうか?

初めのころはよく洗えてないことも多々ありました。このごろはほぼ洗えてますが、ぽつぽつと洗えてないこともあります。なぜ洗えないか?食器、湯呑などにゴミやくずなどがこびりついたり、茶碗の内側がそのままだったりするのか?
...わかりません...

食器洗い機って、外から見えないから、なぜかわからないのです。食器がひっかかっているのだったら、そのせいだとわかりますが、そうでなくて茶碗や湯呑がかえって汚れていることもあり、とにかく洗いあがってからの食器の点検は欠かせません。

多分、水の吹き出しが、上と下、くりくりと回る下のプロペラ上の穴、そして、真ん中の棒からしゅっと伸びて水を出す穴、それがうまく食器にまんべんなく当たれはいいのでしょうが...
なんとなく、食器をおいて、このごろはまぁまぁの洗い具合を維持していますが、それでもぽつぽつと洗えないということはあります。上のかごに小さい湯呑、グラスを置くと、しばしばグラスの中にごみがこびりつき、かえってきたなくなっています。グラスの形状が洗い上がりに影響を与えているような気がいたします。

①ある日の一回分
洗ったあとです。
縮食洗い機ケーキIMG_1299
縮食洗い機ケーキIMG_1300

上のかごをセットする前のセットした状態-洗った後-この上にかごがあり、それに湯呑、弁当箱などをのせてます。
縮食洗い機ケーキIMG_1296

②また違う時のセット
一番下にちょっと食器をセットし
縮食洗い機ケーキIMG_1302
その上に鍋などをかぶせ
縮食洗い機ケーキIMG_1301
洗ったあとの鍋と食器
縮食洗い機ケーキIMG_1303
 このときは全部きれいに洗えました。

洗えてない時の写真...ひまなときにのせますね。
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theme : リフォーム
genre : ライフ

老子

老子の言葉

為して有せず、功を成して居らず

何かを成し遂げてもその成果を私物化することはしない。手柄がありその地位を与えられたとしても、その地位にいつまでもしがみつくことはしない...

なかなかこんな人はいないですね。何かを得るために努力し、得たら当然のように自分だけのものとしたい...そしてよい地位についたらいつまでもそこにいたい...そんな人が多いです。何かを成し遂げてもぎらぎらの欲望でなく、ごく自然に成し遂げてしまっていた。そして、しかるべき地位についたが、それほど地位に拘泥することもなく、いつのまにかいなくなっていた...なーんて、欲望の少ない人でしょう。

自分の好きなように生きる...執着しない。そんなことができる人がいいなぁと、言っているようです。

俳優さんでも、売れ出したら仕事をずっと受け続ける人が多いですね。ちょっと休んだり、原発反対を叫んだりしたら、たちまち干上がってしまうから、なかなかそんなことをするひとはいないです。

山本太郎さん...俳優としての地位を確立していたのに、反原発でその地位を捨てています。時任三郎さんは子供の育つ5年間ほど、日本を離れてニュージーランドで子育てをされていたそうです。
仕事と地位にこだわっていたらこんなことはできません。でも、こういう生き方、いいですね。
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genre : その他

トンデモ話は奥で繋がる(149) 24.3.13

トンデモ話は奥で繋がる 「第149夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪キリスト衝動 ③≫
 
 ★ 古代の秘儀

 アトランティスの大多数の人々の見霊能力が衰える中、秘儀によって霊界と
の繋がりを維持することが出来た者も少数はいました。しかし彼らもまた、現在
のような繋がり方とは
違っていたのです。

 「 今日の魂は、自分の内部に留まり続けながら、全く自由に、自
  分自身の基準に従って、霊的直感を持つことが出来るのですが、

   キリスト以前の古代人の魂は、本質的にそうなることが出来ず、
  秘儀の聖域で受け取った基準に従わなければなりませんでした。
  (…中略…)

   秘儀参入を志す者の魂は、祭祀達による外的な手続きによっ
  て、身体から解放されました。その時、秘儀参入を志す者は、一
  定の時間、眠りに似た状態に置かれたのです。

   しかし、その状態は睡眠状態だったのではありません。霊的に
  見ると、睡眠中、人間の外的な身体はベッドに横たわり、本来の
  霊的=魂的な本性は身体から離れています。

   しかしその時、霊的=魂敵な本性の内的な核心部分は、集中
  力を失って、無意識状態になっています。ですから霊的=魂的
  な核心の周りには、闇が拡がっているのです。

   古代の秘儀の場で、人間の魂に対して行う手続きは、既に秘
  儀に参入した、別の進歩した人物達によって、この魂を一種の
  睡眠状態に置くことにあったのですが、

   しかし、同時にこの魂の内的な力、内的な働きは研ぎ澄まさ
  れ、強化されていました。身体は死に似た睡眠状態に置かれま
  したが、その間、魂は霊界を観ていたのです。

   そして意識的に睡眠生活を営む中で、自分は霊界の市民であ
  る、と確信できたのです。

   こうして、しばらくしてから再び通常の人間状態に戻されますと、
  その魂は、身体の外で知覚したことを思い出します。この魂は
  言する霊
となって、民衆の前に立ち、霊界の存在と、人間の永遠
  の存続とを証言するのです。

   この魂は、こうして霊界での生活に関与することが出来たので
  す。秘儀の中では、長い人生において遵守すべき規則が与えら
  れましたが、このことが古代の秘儀の場での導師達による最後
  の行為だったのです。

 (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクション5(イエスを語る)』pp354-355  
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)
 

 つまり現代人は、自我を体内に留めたまま、覚醒した状態で見霊能力を働
かせることが出来るのに対して、古代の人類は《死に似た睡眠状態》、魂と肉
体が離れた状態
でしか、その能力を得られなかったということです。

 そして、後に詳しく述べることになりますが、冒頭の文が示しているとおり、
《キリストの秘儀》こそ、その分岐点となった出来事ということになります。

 秘儀がどのように行われたのかは示されていませんが、古代文明、とりわけ魂
の不滅の思想を色濃く残しているエジプト文明では、実際そのような秘儀が日
常的に行われ、数々の預言がなされていたのでしょう。

 古代人のこのような交霊について、《睡眠生活》という、矛盾をはらんだような
言葉も出てきますが、これ等はエドガー・ケイシーの交霊法を思い出させます。
彼こそ、古代的な見霊能力をそのまま得ていたのでは無いでしょうか。 

 ★ ヨーガこそ太陽生命の知覚

 それでは、いったんアトランティス時代の記述に戻ります。前夜でお話ししたよ
うに、時代が後期に進むに連れ、太陽からのエーテル元素を知覚する能力は、
特定の者しか維持することが出来なくなっていきます。

 しかし同時に、我々が精神文化を発達させるためには、この過程が必要でもあ
ったのです。この2つの矛盾した叡智は、それぞれ別の担い手達によって、代々
伝承されてゆくことになります。

 「 古い見霊能力の喪失とともに、この(=太陽からの宇宙ハーモニー
  と生命エーテル)知覚への門
は閉じられました。そして、それと共に、
  次第に別の能力が生じました。

   それは《知の内的な力》であり、《認識の内的な力》です。この力に
  よって、人々は内省し、思索にふけることを学びました。

   現在の私達が、覚醒時の生活の中で、物質界の諸事情について考
  え
を巡らし、本来の内的生活を発達させることが出来るのは、古い見
  霊能力を喪失した結果なのです。

   現在の人間の内面生活は、感情、感覚、思考、想像力によって、私
  達の文化を創造することが出来ましたが、そのような創造力は、アト
  ランティス初期にはまだ無かったのです。
  (…中略…)

   人が自分を、自我存在であると感じるようになるに連れて、宇宙を
  貫き流れる神的な生命エーテルを知覚することが出来なくなりました
  
   地上の存在となった人間は、直接太陽から射してくる《生命》をも
  はや知覚出来ず、生命を自分の中にしか生き生きと感じられなくなり
  ました。
  (…中略…)

   太陽の霊的な作用が、人間の中に働きかけられなくなると、その代
  わりに人間の内面生活は、ますます花を開かせました。
  …………………………………………………………………………………

   《ヨーガ》によって、太陽の作用を直接知覚出来るまでに、人間が
  いわば通常の生活形態に反して、霊的な能力を発達させることが出
  来たのは、聖なる秘儀の参入者だけでした。

   アトランティス時代の後半期になると、《神託地》にふさわしい場所
  が、アトランティス大陸内の各地に現れました。

   音響エーテルと生命エーテルの直接の作用を、もはや知覚出来な
  くなっていた人々の中から、聖なる叡智を学ぶ者達が選ばれ、

   単なる感覚的な知覚を制禦することによって、音響エーテルと生命
  エーテルの啓示を知ることを学びました。そして、この能力は、後ア
  トランティス時代にも維持され続けました。」

 (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクション5(イエスを語る)』pp72-75
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)


 《ヨーガ》と言えば、スピリチュアリズムを白眼視する人でさえ、健康法の一つと
見做すほど、すっかり市民権を得た感じがありますが、驚くことに本来は、《オカ
ルト的能力》を後世に伝える手段
として始まったものなのです。

 ★ アフラ・マズダーとは

 その後のアトランティスの叡智のゆくえについては、以前にもバーバラのリーデ
ィング
の内容として、第八十五夜以降でお話ししましたが、シュタイナーも同じよう
な伝承について口述しています。

 もっともシュタイナーの場合は、現代に繋がる見霊能力が、どのような経緯で
受け継がれて来たか
に視点があり、その意味では、第130夜でお話しした、ミト
ラ神学とほぼ一致した経緯を示しています。

 ただし、シュタイナーの場合は、単なる古代宗教の伝承話としてではなく、今まで
にお話しして来た人間の4つの体―肉体、エーテル体、アストラル体そして自我
との関わり方
が常に論じられて来ます。
……………………………………………………………………………………………
 古アトランティス人の見霊能力―太陽からの霊的な作用である音響エーテル
と生命エーテルの啓示を知覚する力
は、まずイラン民族の祭司ゾロアスター
受け継がれます。

 ちなみに《ゾロアスター》については、私達が歴史の授業で教えられているゾロア
スター教の創始者
ダレイオス王の時代のゾロアスターとは全く違う存在であり、
古代ギリシア人がトロイア戦争の5千年前に想定していた人物とされます。

 「 ゾロアスターは太古の時代(アトランティス大陸の没落直後)に、
  秘儀の聖域から持ち出してきた財宝でイラン民族を育てました。

   外的文化を人間の精神力によって生み出そうとする衝動を持っ
  た民族に育てたのです。
  (…中略…)

   ゾロアスターは、外なる太陽の光体が、高次の霊的存在の外な
  る可視体であることを、人々が洞察できる道を開いたのです。

   彼はこの高次の霊的存在を、人間の小さなオーラとは反対の、
  《大きなオーラ(=アフラ・マズダー)》と呼びました。

   ゾロアスターがこの言葉で示唆しようとしたのは、

   《今はまだ遥か遠くに存在するこのアフラ・マズダーが、い
    つかは地上に降臨して、人類の進化のために自分の実体
    を大地と結びつけ
、人類に作用を及ぼし続けるであろう》

  ということでした。こうしてゾロアスターは、後にキリストとな
  って地上に生きた《本性》
を、この人々に示したのです。

   ゾロアスターは、これによって非常に重大な行為を達成しま
  した。後アトランティス期の新しい《神を失った人類》が霊的な
  ものに昇っていけるようにしたのです

 
   物質界に降りてきた人間が、精神力で霊的なものに到る
  とが出来るようにしたのです。

   古代インド人ヨーガを修行することで《古い霊性》を再び獲
  得しました。しかし《新しい道》はゾロアスターによって、人々に
  示されたのです。」

 (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクション5(イエスを語る)』pp32-33
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)


 アフラ・マズダーと言えば、小生も昔、高校の倫理社会の時間にアーリマン
と対抗するものとして、漠然と教えられた記憶がありますが、実は《キリストの
本性》
なのです。(何故《本性》なのかは後に説明します。)

 今ではゾロアスター教と言えば、一般には《特異な神を持つ拝火教》のよう
に思われていますが、これも歴史上のゾロアスターによって、歪められた歴
の一つであり、そもそもキリストの霊性を示す教えだったのです。

 そして我々は、《ヨーガ》を極めることによって霊性に到る《古い道》の他に、
将来キリストが示すであろう、精神力によって到る《新しい道》があることを知る
ことになるのです。

 しかし、そのキリストが一般の《肉体》に受肉するこては、それ程たやすい
ことではなかったのだと、シュタイナーの話は続いてゆきます。

 次回第150夜からはそこに到るまでについてお話しします。

( 追伸 )

 中曽根君、君にも《過ちを認める》という
新しい道があるはずなのだが…。

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ビデオテープ

ビデオテープ...最近はとんと見かけなくなりました。DVD も古くなり、ブルーレイが主役になってきたかもしれません。パソコンからアニメなどMP4で撮ってもいいし...
ビデオはあまり使わなくなりました。

しかし...昔のビデオテープ、なかなか捨てられません。
まだ見てないアニメ、ドラマはあきらめて捨てることができますが、子供の幼稚園や小学校のビデオなど...捨てるに捨てられません。しかしまだまだ壊れてないビデオデッキもいつかはこわれます。その時はビデオデッキなんて売っていないでしょう。

どんどんいろんなものが出てくるのはいいことですが、昔のものが使えなくなるとは...記録として撮ったつもりのものが、いざ年月を隔てて使おうとすると、まったく役に立たず、使えないなんて、困ったものです。

幼稚園のビデオなどは、いつかこどもが大きくなったら見ることもあるだろうと思っていたのですが、おとなになる前に、ビデオ自体がなくなり見れなくなりそうです。

ものを売る方としてはどんどん新しいものを出して前のものを一掃し、新しいものを消費者に一から揃えさせるほうが、売り上げがぐんとあがるのでいいでしょうが、すぐに10年足らずで記録媒体が使えなくなるというのは、ちょっとと感じます。
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エミールのケーキ3月

エミールのケーキ
3月ということでイチゴ?のシフォンケーキとチーズ味のケーキ、左手前ははちみつの〇〇のケーキです。いつもながら名前、忘れてます。
縮ケーキ3月IMG_1320
今日の包装紙は黄色、リボンは白...でした。
縮ケーキ3月IMG_1319
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もう三月1/3が過ぎました

明日は3/11です。去年の三月十一日、大きな地震があり、日本も変わってしまいました。

大きな津波、原発の事故...忘れようにも忘れようがなく、原発事故はいまだ収束に至っていません。

津波と言えば、明治以来、三陸周辺では3度もおおきな津波が押し寄せたそうです。津波は地震がその地に起きたから押し寄せるものだけでなく、どこか遠くの地で地震がおきても押し寄せてきます。

津波はこわい...日本人ならこの言葉は小さい時から聞いていると思いますが、意外とそこらかしこで、津波でなくなってしまった村があるとは、私もいろいろと調べるまで、知りませんでした。東海地方では、白須貨のあたりでも...江戸時代に津波で村がなくなったとか...琵琶湖周辺でもあったとか...

村が根こそぎなくなると、それを知っている人もあまりいなくなるので、200年も時代がたつと忘れ果てられてしまうのでしょう。
年月が経つと、かつて流されたところに人が住み、津波の恐ろしさも忘れられていきます。しかし、日本はそこらじゅうに断層があるし、火山も多いです。地震はどこにいても起きる可能性はあります。そして、四方海に囲まれています。地球は生きています。津波も起きるでしょう。

非常食や備品...備えていてもいざという時、使えるかどうかはわかりませんが、備えはしておきたいものです。
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ヒッチハイクと老人、若者

よく、大阪、神戸へ行きます。大阪へ行くのに気になるのが交通費です。

夜遅く帰ってくるので、新幹線ののぞみを使っていましたが、だんだん泊って近鉄を使うようになりました。東京などへは高速バスという手もあります。しかし、時間がずいぶんかかります。

車で行ったらどうか...運転して行くのはむちゃくちゃつかれます。高速運賃もばかになりません。

やっぱり遠距離を移動するのに、交通費の負担を考えても、限界があります。というわけで、いまのところは、近鉄特急をよく使っていますが...
このあいだ、ひらめいたことが...

グッドアイディアだねと、自分で思ったのは、

ヒッチハイクです。

よく高速入口で、外人さんがおーさか、TOKYOなんてカードを持って立っていたのを思い出しました。

あれで行けば、交通費、ただ...ぐほほほ。いいなぁ、と早速ネットでヒッチハイクをした人、している人のブログを検索したところ、

意外と少ない
内容は、といえば、何回か高速出入り口に立って、乗せてもらったとか、乗せてもらった人がいいひとだったとか...反対に乗せてやったが、まったくの無口野郎で、気まずく、乗せねばよかったと、後悔したとか...

面白いことものっていたのですが、

老人ヒッチハイカーを乗せた、とか、老人でヒッチハイクをした、とかヒッチハイクとかは無縁に思える中高年、老人の例を知りたかったのですが、検索したかぎり、皆無でした。おまけに、ヒッチハイクの体験談も、ヒッチハイクも、学生のうちだけだ、とか、若いうちだけ、などと書いてあることもあり、

うーん。高年のおばさんのヒッチハイカーはむりかぁ。と残念に思いました。
ヒッチハイク、よく考えるとどこの誰かもしらない行きずりの人を乗せたり、乗せてもらったり...危険もあります。いい人にあたるよう、祈るのみでしょう。体当たりのばくちのようなもんだなぁと、思います。

としよりでヒッチハイクをしている方がいたら、感想を聞きたいものです。
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乗り物と着物

お茶会に行ってきました。電車、地下鉄を乗り継いでいけばよいのですが、車で行っても着崩れないか?確かめたく、着物で車を運転して行ってきました。

片道、約50分から1時間弱...往復2時間、車を運転します。

着物は普通のちりめんの柔らかもの、帯は刺繍が入った織の帯です。普通のものです。

行きに思うことは、車に乗るときに裾を汚さないこと、衿をシートベルトの汚れで汚さないことです。この対策として、木綿の布でコートのようなものを作りました。それを着て、車に乗るとき、おしりからすわり、車内に入ります。

その次に気になることは、袖です。車の運転の時、袖が邪魔でしょうがないと、感じたので、そのコートのようなもの、自分では運転着と名付けましたが、その袖に工夫をこらしました。
袖の幅はそのまま、でも袖が邪魔でないように、おおきな割烹着の袖のように、ちょうちん袖にしました。運転の時、これは袖さばきが楽です。

ここまではいままでの対策ですが、2時間近く運転していて、背もたれと帯の関係に気づきました。運転に限らず、電車で移動の時もそうですが、着物を着ていると、背中の帯が邪魔で、座りにくく、くつろいで長時間過ごせない、と思うことがあります。
帯枕?、とずっと思っていましたが、このあいだのドライブで背中のごりごりは、帯枕より少し下、帯をねじっているところだと気づきました。帯が交差しているところがごりごりと背中にあたっていたのです。

帯の結び目...それが出っ張っているとなると、ひっこめるのも大変です。
どうしたら、楽か?

考えていたら、名案が浮かびました。

頭から肩に空気枕をかう...ということです。運転して思ったのですが、背中の結び目周辺だけ出っ張っているので苦しいのです。頭と肩とへっこんでしまうところに空気枕を当てれば、体自体からすると、クッションにまっすぐよりかかっていることになります。

楽だろうか?

こんど電車に長時間乗るとき、ためしてみます。これでいけたら、新幹線などで使えるかもしれません。
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桜餅

今日は少し調子が悪く、あまり書けません。
今日は、くもっていましたが、雨も降らずよかったです。どんよりとした空の下、車を走らせ、お茶会と、ワークの会場の予約に行ってきました。

お茶会は名古屋の閑静な住宅街でありました。ただ、お茶をいただいて帰ってくるという、気楽なお茶会ですので、わたしのようななにも知らないものでも参加できるお茶会です。
古いお屋敷のなかのお茶室に通され、まず出されたのが、桜餅です。
さくらもち道明寺image
↑のような桜餅を食べた後、緑色のあわだったお茶を飲みました、
お茶を飲みながら、外の松風の音、鳥の声...そんな音を聞くだけでほっとします。今日は戸の隙間から木の梢が揺れるのが見えました。

風が吹いている...風の音がこころなしか大きく感じました。

今日のお茶会、大きい桜餅でしたが...

桜餅って、こういうお餅風のものばかりではないです。
こんなのも...
桜餅薄皮l_1237782060_2198

関東ではこういうパンケーキで餡を巻いたような桜餅を売っていますね。昔、東京に住んだとき、桜餅を食べたいと生菓子屋に行ったところ、道明寺のお餅風の桜餅ではなく、パンケーキみたいなのしかなく、がつかりした思い出あります。どうしても食べたいと、何軒か覗いたのですが、道明寺のはなかったです。

みためがこれほど違うと同じ桜餅と言っても全然違うものでしょう。関東の桜餅、実はまだ食べたことはないです。一度は食べてみないといけませんね。
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髪の毛の量

はげは遺伝すると言います。
昔、禿げ上がった先生たちの頭を、心ない生徒たちが、U、O、Vなどと見分けて呼んでましたが、頭の毛の禿げ方もいろいろです。
禿げてなくても、髪の毛というのは、遺伝が多いのでしょうか?髪の毛が多すぎるという人もいます。私の家系は髪の毛が多い家系のようで、学生時代、髪をひとつにたばねようとしたら、あまりにも太く、手で持ちづらく、持ったとしても、わさわさと髪の毛がふくらみ、収拾がつきませんでした。

今はとしをとったので、だいぶ少なくなりましたが、美容院に行くと、
多いですね、と言われます。

自慢か?-ではないです。

もともと若い頃ちょうどよく、五右衛門のような髪の毛に悩まなかった人は、年をとると薄毛に悩むと...なるのでしょうか。

あまりにも髪のボリュームが多かった人は、歳をとると、だんだん楽になってきます。

髪の毛が細くなってきたのか、本数が減ったのか...歳をとるとだんだん暴れ髪もおだやかになってきました。これも薄毛になったということです。
ところで昨日子供の髪を束ねてやったら、あまりにも多い髪に悪戦苦闘しました。

自分も若い頃はあんなに髪があったのか...なんてびっくりしました。あれだけ多いとシャンプーもうまくはできないだろうと思います。
緑の黒髪...子供の髪はそんな髪です。でも手入れが大変です。美容院も、髪の量が多い若い客のシャンプーはさぞ、大変だろう、手もあれるだろうなぁと、想像してしまいました。
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またもやエミールのケーキです

エミールのケーキ
これはひと月ほど前食べたケーキです。

定番のモンブランと、あと二つ...名前は忘れましたが、カボチャのタルト?ケーキ...カボチャプリンケーキだったかなぁ...おいしかったです。

縮食洗い機ケーキIMG_1294
ここは包装紙とリボンも毎回色が違います。今回は濃いピンクの包装紙でした。
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トンデモ話は奥で繋がる(148) 24.3.4

トンデモ話は奥で繋がる 「第148夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪キリスト衝動 ②≫
 
 ★ アトランティス期の見霊能力

 さて、《キリストの出現とその秘蹟》が特別な意味を持つということは、裏を返
せば、スピリチュアルな意味で、それ以前の時代には無かったことを実現させた
ということになります。

 それにはまず、キリストの出現以前の人類が、どのような形で霊界と関わって
いたのかを知る必要があり、シュタイナーは、その歴史を既知の古代文明以前
の太古まで遡らせています。

 その内容は神智学の説く独特の歴史観から出発していますが、アトランティス
期以降の人類においては、第八十夜以降でお話ししたバ-バラドランブァロ
のチャネリングの内容を補足するものとなっています。

 「 後アトランティス初期の頃の魂の有り様は、後の場合―特
  に今日の場合―とは異なり、これらの民族の全てにおいて、
  環境をもっと見霊的に知覚する能力が備わっていました。

   当時の人々は、霊的な事象をまだ見ることができました。
  今日の人が、物質として見ているものもまた、より霊的な仕
  方で見ていたのです。

   ですから当時は、見霊的な態度で生活していたのです。
   とは言え、後アトランティス初期のこの《見霊能力》は、例
  えばアトランティス盛期の見霊能力とは異なっていました。
  …………………………………………………………………………
   アトランティス盛期の見霊能力は、霊界を純粋に見ていま
  したから、霊界の啓示が、人間の魂の中で《善なる働き》と
  なっていました。
 
   更に言えば、霊界をよりよく見ることの出来た人は、このア
  トランティス盛期においては、善へのより強い衝動を持ち、見
  霊能力において劣っていた人は、善への衝動をそれ程には持
  っていませんでした

  …………………………………………………………………………
   既にアトランティス期の最後の3分の1に至った頃になって
  からは、古い見霊能力の善き側面が次第に消えていきました。
   秘儀の場で特別の修行を積んだ人だけが、アトランティス期
  の善き側面を保持し続けました。

   これに反して、自然のままにアトランティス期の見霊能力を
  残していた所では、時の経過と共に、悪しき傾向が現れて来ま
  した。人を悪に誘う力を見るようになったのです。

   次第に人間の見霊能力は、善き力を見るのに十分な力を持つ
  ことが出来なくなりました
。しかもその一方で、悪しき働きを見
  る力は残っていました
ので、その悪しき働きが人々を誘惑した
  のです。
  …………………………………………………………………………
   古い見霊能力が衰えるのと並行して、今日の人類にとっては
  正常な、外的な感覚的知覚が発達していきました。

   後アトランティス初期の人々が肉眼で見た事物―現在の人間
  も見ている事物―は、その当時はまだ、全く誘惑的ではありま
  せんでした。
   物質は人の心を惑わす力をまだ持っていませんでした

   これに反して、古い見霊能力の遺産は、その人々の心を掻き
  乱したのです。霊界の善き側面は、ほとんど見えなくなり、
  ツィフェル的、アーリマン的
なものが強力に働きかけたからで
  す。

   遺伝によって伝えられた見霊能力で、誘惑者であり、幻惑者
  であるツィフェルとアーリマンの力が見えたのです。

   秘儀によって人類を導く使命を授けられていた、人類進化の
  指導者達は、このような状態にあって、人々が善なる心、透明
  な心を保ち
得るように、準備を始めたのです。」   

 (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクション5(イエスを語る)』pp23-24 
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)
   

 これらは第八十五夜でお話しした、バーバラのチャネリングによるツォルキン
語っている内容を、人類の霊界を感じる能力の面から捉え直したものと言えるでし
ょう。

 アトランティス最盛期の頃の人類は、霊界の事象も、物質界の事象も、同じよ
うな存在のレベルで見えていた
わけです。

 そして、現代の科学霊的な世界を幻想(マーヤー)として捉えるのとは真逆
に、物質界を常態のない幻想であると認識できていたわけです。幻想であるが故
に、それに執着するということも起こりませんでした

 また、自らが与えたものを自らが受け取るという、カルマの法則がわかっている
とすれば、あえて悪を為そうという意志が湧き起こらないのも、もっともな話です。

 しかし、外的な感覚的知覚が発達するのと引き換えに、見霊能力は次第に弱ま
っていき、意識的な《秘儀》を行う者でなければ、それを保つことができなくなっていっ
たのです。

 そこにつけ込んで来たのが、ルツィフェルとアーリマンであり、彼等は物質的な
ものを現実的に見て
、それをより多く支配し、他のものより優位に立つことに価値
観を持つような意識を植え付けていったのです。

 ★ 太古の見霊能力

 さらにシュタイナーは、後アトランティス初期の人々は、霊界の事象を見る際、今と
違った形で見ていたといいます。そして、ここにも人間の4つの体が関わってき
ます。

 「 かつて、後アトランティス時代に至るまで、人間は直接的な見
  霊能力
を持っていました。

   人間はこの力によって、今日のような知覚能力で感覚世界を
  見るだけでなく、感覚存在の霊的背景をも見ることができまし
  た。 

   それでは人間は、何によってそう出来たのでしょうか。それは
  太古の時代の人々にとって、中間状態が存在したからです。
   それは今日の覚醒意識と睡眠状態の中間状態でした。

   覚醒時の人間は、物質的、感覚的な事物を知覚します。今日
  の睡眠時の人間―又は現在の人間の大多数―は、何も知覚せ
  ず
、 ただ生きているだけです。

   もちろん、睡眠時の人間のこの生活を、見霊的に探求したな
  ら、不思議な発見をしたでしょう。しかし《不思議だ》と思うのは、
  世界を外から見ている人だけなのです。

   ご存知のように、睡眠時のアストラル体と自我は、肉体とエ
  ーテル体の外
にいます(第134夜参照)。
 
   とは言え、夜間、肉体とエーテル体の外に居るアストラル体
  と自我は、ただ雲のように肉体の周りを漂っているわけではあ
  りません。

   低次のアストラル的見霊能力で見ることの出来る、雲霧のよ
  うなものを、我々はアストラル体と呼んでおりますが、これは
  睡眠中の人間の、最も粗雑な末端部分に過ぎません。
  (…中略…)

   睡眠中の人間のアストラル体は、もっと遥かに拡がっていま
  す。眠りに入る瞬間、アストラル体と自我の内なる力は、太陽
  全体にまで拡がり
始めます。

   そして、太陽全体の部分になります。睡眠中の人間は、到る
  所から、自分のアストラル体と自我の中に力を吸収していま
  す。

   そして目覚めると、この力を再び自分の体内に取り入れて、
  この世を生きる力にしますが、この力は太陽系内の全ての所
  から吸収
してきた力なのです。

   ですから、中世のオカルティストは、人間のこの霊体をアス
  トラル体(星の体)
と呼びました。つまり、星の世界と結びつい
  ており、星の世界から力を吸収していることを示唆したのです。
  (…中略…)
  
   肉体の外に居るアストラル体は、宇宙ハーモニーに浸透さ
  れているのです。…宇宙ハーモニーは夜間のアストラル体に
  振動と脈動を生じさせて、昼間、外界を感覚的に知覚する時
  に乱れたアストラル体を、再び秩序づけるのです。

   生命エーテルの働きも、睡眠中のアストラル体に浸透して
  いるのですが、肉体とエーテル体から分離している時の私達
  は、自分のアストラル体のこの内的な活動を知覚していませ
  ん

  (…中略…)
  
   アトランティス期には、この知覚能力が正常な仕方で、覚醒
  と睡眠の中間状態に働いていました。当時の人は、この状態に
  おいて、宇宙ハーモニー生命エーテルの営みを、共に体験す
  
ことができました。」  

 (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクション5(イエスを語る)』pp70-72 
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)
 

 まさにシュタイナーの、オカルティスト的な論説全開といった感じですが、そもそも
アストラル体という名称は、我々がそれを通じて星々と繋がっていることを意味
したものなのです。

 それ故、スピリチュアリズムに多用される瞑想グラウンディングも、形式的な
イメージトレーニング等では無く、全てこの力を目覚めさせることを目的として
いるものなのです。

 そして後アトランティス時代までの人類は、覚醒と睡眠の中間状態を自由に創
り出す
ことで、その意識に入りこむことが出来たと、シュタイナーは述べています。

 ちなみに宇宙ハーモニー」は、「音響エーテル」とも呼ばれており、「生命エー
テル」
と共に、太陽から発せられる、通常では知覚できない、霊化した元素の一つ
とされています。

 地上には、他のもう一つの「光エーテル」を加えた、3つのエーテル元素がある
と述べています。これ以上の説明はないのですが、恐らく《》のようなものではな
いかと、小生は思っています。

 無論、現在の科学で実証できるものではありません。しかし、考えてみてください。
電波や放射線も、太古から存在していたにも関わらず、つい最近までは、そんな
ものは「非科学的」な空想だったのです。

 (さらに地上には、この他に「熱」「ガス」「水」「固体」の4つの物質的元素を
加えた、7つの元素があるといいます。物理学的な元素では無く、《状態》に
よって区別されています。)

 ただし、後アトランティス初期の人々は、このような形での見霊能力を持つ一方で、
通常の知覚能力の感度については、我々より低いレベルにあり、そのため知的
な力を増進することは出来なかったのです。

 「 当時の人間は、目覚めと眠りの中間状態の中で、霊界に依存
      して生き
、そして感覚界を、霧の中に居る時の様に、ぼんやりと
      知覚
しました。

         いずれにせよ、感覚界は理解の対象外であり、外的生活を心
      の中に映し出すことはできませんでした。」

 (ルドルフ・シュタイナー『シュタイナーコレクション5(イエスを語る)』pp73
  《筑摩書房(高橋巌訳)》より抜粋転載)
  

 つまり、我々が知的な進化を望むのであれば、見霊能力をこのままの形で維
持することは困難
だったのです。そして、我々は、この能力を捨て、が別の方向へ
進む
ことになります。

 続きは次回第149夜でお話しします。

( 追伸 )

 中曽根君、君にはもう一つ
「プルトニウム・エーテル」まで知覚できるようだね。

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おひなさまのケーキ、桃モンブラン

桃の節句です。

いつか広告に入っていた-桃のモンブラン-を買ってみました。
縮桃ケーキIMG_1305


外側のモンブランのピンクの生地を少し食べると、桃の香りがします。
縮桃ケーキIMG_1306


そして、内側の白いクリームの中に、小さい桃の果肉が入っていました。作りものですが、桃の枝がついています。桃の花がついていると、なんとなく、今年の厄払いをしてもらっているような気になりました。

おひなさまに供えてから、食べたので、これでおひなさまも満足していることでしょう。
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桃の花

明日はひな祭り...おひな様を出し、干菓子、白酒、桃の花を飾っている方も多いことと思います。

おひな様には桃の花。定番です。実際の畑の桃の木の花はもう少し後だと思います。2月からもう、桃の花と菜の花を合わせたおひな様生花セットをスーパーや花屋さんでみかけます。
我が家ではいつも花屋でつぼみの桃の花を買いますが、花屋があまり新しくないものを置いているのか、いつもあまり開花せずに終わってしまいます。
そこで今年は開花したものを買ったところ、ずっと咲き続けています。

桃の花も多分、温室とか、人工的に早く開花するように仕立てられているのでしょう。そんな状態でつぼみで収穫されたものは弱いのですね。例年の桃に比べて、少しのつぼみも咲いている今年の桃は元気です。

桃の花はどうしておひな様に定番なのでしょうか?


桃といえば、中国では桃の実に、強い生命力と不思議な力を感じているようで、食べれば不老不死になれる桃の実の話などあるようです。
桃源郷という別天地のような話もあります。

桃は弱っていないと、結構強く、何日も咲いています。
桃の実だけでなく、桃の木そのものにも強靭な生命力が宿っているのでしょうか?子供の節句に飾るのは、そんな力が、子供を健康に元気にと願う親の心にかなうものがあるのでしょうね。

厄を祓い、健康に...そして幸せを...おひな様と、桃の木に今年も願っています。
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genre : ライフ

誕生日のメニューで...

手打ちパスタの-鎌倉パスタ-から誕生日の割引葉書が来ました。
少し誕生日には早いですが、先週の金曜日、行ってきました。

鎌倉パスタは、麺が生麺で、とてもしこしこしています。乾麺になれた方は、ここの麺を食べると、うーんと、うなると思います。私も初めて食べたとき、ランチのパスタで1200円くらいでしたか?高いなぁと、思い、もうちょっと安い店にすればよかった、なんて思いながら待っていたのですが、パスタを口にして、
うーん...うまい

今まで食べたことのない、しこしこの麺、おいしいソース...高いなぁと思ったのもどこかに飛んでいきました。

今回は、パスタ、前菜、スープ、などのセットに、誕生日の本人にはもう一つ...デザートがつきました。

このデザート、馬の形のバリバリとした薄いお菓子がついていました。飴のようなクッキーのような...おいしかったですよ。アイスと、チョコレートのお菓子と...濃厚でした。
縮鎌倉パスタ鎌倉パスタ写真KC420025
割引券などいっぱいもらい、帰ってきました。
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genre : グルメ

プロフィール

握力は小学生よりない力なし。ひっそりとこのシャバの片隅でモーニングを食べている凡人です。猫、鳥、虫等、とやり合いながら暮らしています。

るんるうん

Author:るんるうん
またの名はクマネルです。ふしぎなことが好きです。着物も好きです。

たまに、魚を捌きます。猫におしっこをかけられたこともありますし、珍しい体験もあります。

たまに-クッテネル-が記事を書きます。そちらもよろしく。

いつのまにか歳をとりました。

☆★☆管理画面★☆★


☆★☆

十二か月の着物

手持ちの着物を月ごとに替えて表示してみました。2015年1月
縮縮きものあわせIMG_1116  蕪柄の小紋と、金の傘の柄の帯 冬の野菜-かぶら-は、ほっこりとした暖かさを感じます。帯の地色は新春の華やぎを...

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