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トンデモ話は奥で繋がる(68) 23.1.6

トンデモ話は奥で繋がる 「第六十八夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪神権者アヌンナキ ④≫

 ★ 神々の純血

 人類が地球上に増え始めたことに対して、聖書の創世記6章は、次の
ような記載を持って始められています。

  人が地のおもてに増え始めて 娘たちが彼らに生まれた時
  神の子たちは 人の娘たちの美しいのを見て 
  自分の好む者をに娶った
  そこで主は言われた
  「わたしの霊は、ながく人の中にとどまらない
   彼はさまよう、肉にすぎないのだ」


 このことこそ、神々が人類に繁殖能力を与えたことの「厄介さ」を示し
ているらしいのですが、この後半の「主」の発言については、聖書の研
究者もその意味について、首をひねっててきたようです。

 シッチンは、この文について、「神々の息子が性的に人間の娘とかか
わり始めたので、神々自身の神霊が悪化し始め、"肉にすぎない"類
人猿
に近づいてしまった」との解釈を示しています。

 具体的には、アヌンナキと人間との「2世」たちが神々の子孫として
加わることで、遺伝の純粋性が薄くなった神々の血族結婚が増え、神
々自身の遺伝子が悪化したのだとしています。 
 ……………………………………………………………………………

 結果的には同じことかもしれませんが、小生はもう少し突っ込ん
だ見方
をしています。主であるアヌンナキの発言は、もっと直接的
な表現をしている
ような気がするのです。

 多くの「神話」は神の不老不死を謳っています。つまり、純粋な彼
らには永遠の寿命があるのではないでしょうか。しかし、我々の肉
はどんなに頑張っても、老化から逃れることはできないのです。

 つまり、主であるアヌンナキと人間との「2世」たちは、人間の肉体
を持ってしまうが故に、人間ほど短くはないにせよ、「死すべき存在」
になってしまうということではないかと思います。

 そのような肉体を得た状態は、彼らの本来の姿ではなく、そんな神
々が増えてしまうことを野放しにはしておけない
…というのがこの発
言の意味ではないかと、小生は思うのです。

 (そんな「彼らの霊」とは一体どんな存在なのか…この点について
は、シッチンの謎解きには出てきませんが、複数のチャネラーが
味深いチャネリング
をしており、後ほどお話ししようと思います。)

 ★ 人類根絶計画 

 シュメールの『神が人になったとき』と題された古文書は、こうした時
代を扱ったものと思われ、人類の急速な増加を快く思わなかったエンリ
らの様子が、以下のように記述されています。

  土地は広がり、人も増え続けた
  人々は牛のように大地に寝そべった
  人は変わりゆき、神は安らぎを失った
  神エンリルは耳障りなおしゃべりを聞いた
  そして、大いなる神々はつぶやいた
  「この重苦しさは、人類の騒がしさのため
   そのうごめきは、我より安息を奪えり」

 ここで、神々は人類に「罰」を与えます。聖書でも有名な、大洪水を引
き起こすのかと思いきや、意外にも、エンリルがとった行為には「洪水を
起こす」話は出て来ない
のです。

 エンリルはまず「疫病」によって人類を根絶しようと考えます。

  「痛み、目まい、悪寒や高熱を与えよ
   そして疾病、伝染病、疫病を広めよ」
 
 しかし、この計画に対し、エンキの側近である「特に賢き者」アトラ・
ハシス
はこう懇願します。

  「我が主よ、人々は苦しんでいます
   神々の怒りは大地を飲みつくしております
   しかし我々人類をお創りになったのはあなたです
   人々の苦痛や目まい、悪寒や高熱をお取り除きください!」

 エンキの計らいで、疫病は鎮まります。エンリルは神々に激しい不
満をぶつけ、次なる計画を立てます。

  「何ということだ、人々は滅亡するどころか
   前より増えているではないか!
   人間から食べるものをとりあげてしまえ
   胃の中をからっぽにせよ
   果物や植物を欠乏させよ!」

 こうして「飢饉」が始まります。さらにエンリルは念を入れて、海産物
も取り上げるよう、エンキに命令しています。この間の出来事が「シャ
アトタム」という期間の単位とともに記載されています。

  1シャアトタムのあいだ人々は草を食べた
  2シャアトタムのあいだ人々は天罰に苦しんだ
  3シャアトタムがやってきた
   人々の姿は飢えのために変わってしまった
   人々の顔は骨と皮になり引きつっていた
   人々は死と隣り合わせで生きてきていた
  4シャアトタムがやって来た時
   人々の顔は緑色に変わっていた
   人々は街路を這いずって歩いた
   人々の広い(肩?)は縮まって小さくなった
  5シャアトタムがやって来た時
   母親は飢えて泣く自分のを 
   戸口にかんぬきをかけて追い出した
   娘たちは 母親がどこかに食べ物を隠していないか
   嗅ぎまわっていた
  6シャアトタムがやって来た時
   人々はその娘を食事のために用意した
   子供を食物にしたのだ
   一つの家族が他の家族をむさぼり食った
 …………………………………………………………………………… 
 
(「伝染病」そして「天候の操作」。これがエンリルの取った手段で
した。これらは現代でも「自然災害」として人類を襲っていますが、
この手の『神々』がいて、意図的に起こしている可能性もあるわけ
です。)
  …………………………………………………………………………… 

 この間アトラ・ハシスは、何度もエンキにとりなしを願い出ました。
 第7シャアトタムに入り、生き残った人々が死神のように成り果てたと
き、エンキはついに動きます。

 途切れとぎれの叙事詩からシッチンが読み取った内容は、海の魚
檻のかんぬきを人間に壊させ、エンキはそれを見過ごしたようです。
ンキ
は「魚が自ら壊した」とうそぶきますが、エンリルは激怒します。

 神々の会議が持たれ、エンキは「魚の監視人」を罰することで事を収
めようとしますが、エンリル「人間にいっさい食物を与えない」こと
を要求します。それに対するエンキの描写がこう続きます。

  神(エンキ)は馬鹿ばかしい神々の会議に飽きてしまい
  笑い出してしまった

 エンリルは「お前は会議を侮辱している」と罵りますが、エンキには、
神々の都合で自らが創り出した人間を、またも神々のモラル上の都
で絶滅させることなど、愚かしいことにしか思えなかったのです。

  この時点で、エンキエンリルの人間の処遇についての対立は
決定的なものとなります。しかし、エンリルにはまだ「最後のカード」
が残っていました。それについては 次回第六十九夜でお話ししま
す。


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握力は小学生よりない力なし。ひっそりとこのシャバの片隅でモーニングを食べている凡人です。猫、鳥、虫等、とやり合いながら暮らしています。

るんるうん

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またの名はクマネルです。ふしぎなことが好きです。着物も好きです。

たまに、魚を捌きます。猫におしっこをかけられたこともありますし、珍しい体験もあります。

たまに-クッテネル-が記事を書きます。そちらもよろしく。

いつのまにか歳をとりました。

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