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トンデモ話は奥で繋がる(67) 23.1.1

トンデモ話は奥で繋がる 「第六十七夜」
-弟子のクッテネルがお送りします。

≪神権者アヌンナキ ③≫

 ★ 心優しき祖先

 「人類の起源はいつなのか」については、現代でもまだ明確な答えを
出すに至っていません。しかし、シュメールバビロニアの古文書は
明確にその時期を特定します。

 前六十五夜でお話した「アヌンナキの反乱」については、45万年前
に地球へ最初に上陸してから40シャー(14万4000年)の経過後に起
こったとされており、今から約30万年前ということになります。

 聖書の記述では、神々(エロヒム)は「我々の形に、我々にかたどって
人を創った」とされており、「人間そのもの」を創りだしたようにも取れま
すが、シュメールの神話では、より具体的に述べられています。

 エンキは、神々が「人間」を創ることを決定し、その方法を打診された
時に、こう返事をしています。

  「あなたが言ったその生き物 それは実在する!
   既に存在しているその生き物の上に 神々の姿をのせよ」

 その生き物は、ネフィリムが初めて地球に降り立った氷河期の時代か
ら、そこに存在していた霊長類でした。原始の時代を扱ったシュメール
の物語は、次のように記載しています。

  人類が創られたとき 
  それらは、パンを食べることを知らなかった
  衣服を身に付けることを知らなかった
  彼らの手で羊のように植物を食べた 溝から水を飲んだ
  体中毛むくじゃらで 彼は女性の髪を授けられている
  彼は人々も土地も知らない
  彼はまるで緑の野原の一つのように見える
  彼はガゼルのように草を食べ
  彼は野獣と 水場において親しく接する
  水の中の豊かな生き物によって 彼の心は喜ばされる

 それらの「人間となる生き物」は、進化度は低かったものの、ある程度
知能を持ち、他の動物と共存する心優しい生き物だったようです。
 その一例として、ネフィリムのハンターが動物を捕らえる罠に対する、
彼らの行動について、次のような記述があります。

  彼は私が掘った落とし穴を埋めてしまった
  彼は私が仕掛けた罠を引き裂いた
  その大草原地帯の獣と生き物 彼は私の手からすり抜けた

 ★ 人間誕生
 
 エンキは、彼らを改造することを考えたのです。神々の労働を肩代わり
させるため、その野蛮さを取り除き、道具を扱える体を作り出すための
作業が始められます。

 2つの古文書『神々が人だったとき』『母なる女神による人類の創
造』
には、人類作成の方法の詳細が述べられています。母なる女神であ
ニンフルサグ(ニンティ)に相談を受けた彼はこうアドバイスします。

  私は清める風呂を準備する 一人の神を出血させなさい
  彼の肉と血から ニンティよ、粘土を混ぜなさい
  私の女神ー配偶者ニンキが 出産の苦しみを負うであろう
  手伝うために 7人の女神たちがそばにいる

 何らかの「粘土」に神の「血」が混ぜられ、さらに、自分のがその生み
の親として協力するとしています。まさに現代の人工授精を思わせるもの
です。さらに別の古文書では「粘土」についてこう述べています。

  この粘土の中で、神と人は結び付けられ 一緒になった
  一日が終わって 神の中の肉体と魂は成熟させられた
  血縁の魂が、束ねられる

 つまりこの「粘土」は受精卵を生育させるための培養液のようなもので
はないかと想像されるのです。こうして生み出された最初の人間はアダパ
と名づけられています。聖書では「アダム」とされる人間です。
  
 さて、満足のゆく人類第1号が創造されたことで、いよいよ人類の量産
体制
が始めらます。神々の遺伝子を持った「アダパの精子」が「類人猿
の女の卵子
」と受精され、選ばれた誕生の女神たちが人類を生み出しま
す。

  賢く、そして博識な7の2倍の誕生の女神たちは集合した
  7人が男性を生んだ、7人が女を生んだ
  誕生の女神は生んだ生命の息の風を(…欠落…)
  それらはペアで彼女の前で完了する
  この生き物は、母なる女神の民であった 

 ★ 人間の繁殖

 こうして、アヌンナキの労働を肩代わりする「人類」が創造されてゆきま
す。しかし、彼らの創造方法を見る限りは、人類自体に繁殖能力はなく、
あくまでもアヌンナキの必要に応じて増やされたように見えます。

 残念ながら、彼ら人類の繁殖能力について書かれたシュメールの文献
は残っていないようです。しかし、エンキアダパに何らかの知識を与え
たという記載が残っています。

  彼(エンキ)は広い理解力を仕上げた(…欠落…)
  彼は賢さを与えた(…欠落…)
  彼は知識を与えた
  彼は永遠の命は与えなかった

 さて、この記述と聖書の「失楽園」の話を照らし合わせてみると、ひとつ
の推測が浮かびあがるとシッチンは指摘しています。以下、聖書の物語
のくだりを抜粋して示してみます。

  はどこからともなく現れ、神の厳粛な警告に挑戦した
  そして、蛇は女に言った
  (…中略…)
  「あなた方は決して死ぬことはないでしょう
   それを食べると、あなたの目が開け
   神のように善悪を知るものとなることを、
   神は知っておられるのです」
  (…中略…)
  その実を取って食べ、
  また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた
  すると二人の目が開け、
  自分達がであることがわかったので
  いちじくの葉を綴り合せて、腰に巻いた
  (…中略…) 
  主なる神は言われた
  「見よ、アダムはわれわれの1人のようになり
   善悪を知るものとなった
   彼は手を伸べ、命の木からも取って食べ
   永久に生きるかもしれない」
  そこで、主なる神はアダムをエデンの園から追放した

 メソポタミアで発見された絵図の一つに、ここで悪役を演じた「」が
果実の木」に絡みついた図が残っており、その頭上には「アヌ」を表す
天の星、蛇の近くには「エンキ」を表す三日月が描かれています。  

縮蛇 
(ゼカリア・シッチン『人類を創成した宇宙人』p461《徳間書店(竹内 慧・邦訳)》
より転載)


 つまり、蛇で表されたエンキが、天の意志に反して、禁断の2つの木の
果実のうち「知恵」を得る方の果実のみを与えたことを、聖書の物語が
示しているものと考えられます。

 そして、ここで「知恵」を得た最初の行為が、互いの生殖器を隠すこと
であったとすると、自分達が生殖能力を隠し持ったことを暗喩してい
るというのが、シッチンの導き出した推論なのです。

 エンキは、原始的な労働者であった人類に、子孫を残す方法を授け
ました。具体的な方法までは述べられていませんが、何らかの遺伝子的
な改良を加えたものと思われます。

 そしてこれ以降、アダパ(=アダム)の子孫が次々と生まれてゆ
くことになります。しかし、それは神々にとって厄介な問題の元に
もなったのです。続きは 次回第六十八夜でお話しします。


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握力は小学生よりない力なし。ひっそりとこのシャバの片隅でモーニングを食べている凡人です。猫、鳥、虫等、とやり合いながら暮らしています。

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